録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

桜井景一氏のトークショーに行ってきた

2016-01-11 23:16:11 | 特撮・モンスター映画
11日はいつもと方向性を変え、日本橋に行ってました。にっぽんばしじゃないです、にほんばし。各高級デパートが立ち並ぶ、セレブな街です。休日でも通りには雑踏は見られません。銀座とも一味違います。
目的はセレブな買い物・・・じゃないですよ。実は現在(12日まで)、三越の日本橋本館において、ディアゴスティーニのミニ展示会、「“作る” “集める” “学ぶ”「デアゴスティーニ」の世界。」というのをやっているのです。ちょうど一年前もやっていたのですがあの時はバイクやF1、鎧などシリーズを買った人が組み立てられる完成形をメインにしたものでしたが、今回は「隔週刊 釣りバカ日誌 映画DVDコレクション」などこれからシリーズ化される新商品の紹介が中心でした。なかでも目玉は「週刊 サンダーバード2号&救助メカ」最近スターチャンネルでHDリマスター版が放送され、日本放送協会の地上波でも新作が放送されているイギリスの特撮番組、サンダーバードのうち、救助メカ輸送を主な任務としたサンダーバード2号が毎号パーツが付属するタイプで週刊化されるものです。



これが全部そろえた時の完成模型。会場で自由に写真が撮れるようになっていたものです。もちろん2号によって運ばれるオプションメカも随時週週刊誌内で登場します。サンダーバード、特撮マニアのはしくれとしてわたしも一応見てはいますが、語れるほど詳しくはないんです。が、これだけは一目みてわかります。



おそらくサンダーバード○号を除く支援メカの中で人気ナンバー1と思われるジェットモグラ! 特撮を見慣れたわたしでも、この間HDリマスター版を見た時、あまりの格好良さにクラクラしたほどですから、リアルタイムに近い人たちが見た時の衝撃は相当なものだったと思われます。サイズの大きなミニチュアを使った重量感タップリの画作りに加え、使用感をヒシヒシと感じさせるウェザリング処理のすばらしさと、なんといってもドリルで地面を掘るときの説得力が最高です。もちろん現実には刃のついた円錐状のドリルで地面を掘って進む、なんてのは無理です。ですが、一度このジェットモグラの動くさまを見てしまうと、もうドリル以外の穴掘りメカを映像演出用に思いつくことなどそれ以上に不可能になってしまうんです。オケラやセミの幼虫の前足みたいなショベルのついたメカなんか考えただけで恥ずかしくて画にもおろせなくなること請け合いです。それくらいジェットモグラのドリル掘りはすごいんです。すごくて格好いいんです。サンダーバード2号全部組み立てるほど気力が続かないと思っているので手は出しづらいわたしですが、このジェットモグラがついている号だけ買おうかな(同じことを思う人多そうだ(^^;))。

さてさてもちろんサンダーバード2号を見るためだけに日本橋まで行くわけではないですよ。この11日には特別ゲストとして、故人となられた川北紘一特技監督らのもとで特撮の撮影をずっとされていた桜井景一氏が招かれ、トークショーを行うというではないですか。こんな機会めったにありません。特撮の最前線で活躍していた人、見たいでしょ?見たいよねぇ?
と、言う衝動を抑えきれずに行くことにしました日本橋。もちろん訪れるのは初めてで全く不慣れですが、ナビさえあればわたしでも最初の方向さえ合っていればそうそう迷うことはありません。えー、あ、方向間違えた。でも、ほら、ちょっと回り道しただけですぐに三越にはたどり着きます。はっはっは。


迷いました orz

と、言っても三越にたどり着くまでではありません。三越の中で、です。7階で展示会をやっていたことは知っていたのですが、その7階だけ別世界。なにかいろいろ展示即売会をやっていたらしく、どこからあふれてきたのかと思うほど人、人、人。どこでディアゴスティーニ展示会をやっているのか全くわかりません。おまけにデパートの案内でも全く掲載がないのです。ここ本館じゃないんだろうか? あるいは別館でやっているのか? と1~2度デパートから出て大回りして別の入り口から入りなおして7階へ上がって・・・を繰り返したほどですが、やはり同じ7階にたどり着きます。実はディアゴスティーニ展示会をやっていたのはその喧噪のはずれ、カフェの一部を開放して、だったのです。ここに来るとまた別世界で、人は極端に少なくなってました。やれやれ、ギリギリ間に合いました。トークショーに来た客は10人ほど。もともとその程度の少人数を相手にする会だったようです。まぁさすがに遠路から来たのはわたしくらいでしょう(これだけが目的じゃないですよ、スケジュールは合わせましたけど)。当日飛び入りでいいのかな? とちょっと不安にはなりましたがずうずうしく会場に座ります。
桜井景一氏の話、もちろん主催はディアゴスティーニですから主な話題は今度のサンダーバード2号にまつわるサンダーバードの話と、それらを使い、撮影機にスマホを使って簡単な特撮映像を作るサンプル映像の紹介が中心でした。もちろん桜井氏が自宅で趣味で撮影したものです。どうやらディアゴスティーニの製品を使った大人の遊び方がテーマだったようです。機材は誰でももっているものを使っていても、それはもちろんプロの方の作った映像。アイディアがいっぱいです。紫電改のミニチュアを使っての撮影は
「モーターを入れることができないため、プロペラはドライヤーで風を当てて回した」
「飛行シーンは針金を挿して実際の空をバックに撮影、ここではプロペラは外している」
など細かい工夫がなされていました。そこで紹介された映像の一本、以前に趣味で撮影したものとのことですが、ご本人によってYoutubeにアップされています。

地底怪獣大襲来 -特報-Underground monsters Trailer


基本的に今回紹介された映像は全部このチャンネル"okegon"に収録されているものでした。ぜひ見てください。その中に登場する地底戦車は500円でサンダーバード2号と一緒にオークションで競り落としたものに、轟天号のドリルと差し替え、100円ショップで買ったもので飾り付けたものだそうです。ただ、撮影中にドリルに砂が詰まって壊れてしまい、これ以上の撮影はできなくなったとか。
最後に質問セッション。ご本人も「聞きたいこととは違う話が多かったかもしれませんが」などと若干恐縮されておられましたが、やはり我々としては現場の話とかが聞きたいんですよね。質問が少しずつ重なるたび、だんだんそっちの話が出てきて
「"大空のサムライ"に現場に送られてきた戦闘機はキレイ過ぎたため、ピアノ線消し用スプレーで勝手にウェザリングしたら、映像の一部だけ妙に汚れている戦闘機シーンができて後で怒られた」
「大プールは水切りがよくなくて、"大怪獣バラン"や"日本沈没"で使っていたプールの方が切れがよかったと思う」
「最近の"永遠の0"のゼロ戦はキレイ過ぎ。某アニメ監督が撮ったゼロ戦が出てくる映画、尾輪を出したまま飛んでいるというのはありえない」
「空中戦はCGの方がいい。ラジコン操縦でやる空中戦だと画面上に複数の戦闘機が収まる空中戦は一瞬しか映せなくなってしまう。CGはありない画ができる」
「日光は最高の照明。それだけだと撮影に支障が出るから現場で照明を使っていた。でも、ミニチュア撮影となると日光よりもっと明るい照明があったほうが奥にもピントが合いやすい」
といろいろ面白い話が飛び出してきました。ちなみに実際にはこの何倍も丁寧な口調です。


トークショー直後の桜井氏。映してよかったかは分かりませんが。

ほかにもディアゴスティーニが発売する週刊以外の特別品として、"ゴジラ1954電車咥えモノクロver"や、"ゴジラVSデストロイア撮影現場ジオラマ風フィギュア"、田中貴金属店より6セットのみ発売される純金のゴジラVSキングギドラジオラマ・・・のサンプルとして通常verと金ぴかに塗りなおしたものが展示。



先に紹介したサンダーバード2号以外はゴジラ1954のみ撮影コーナーがセットしてあったので撮ってきました。他は禁止とは書かれていなかったものの、一応憚れるので撮影はやめておきました。背後にはゴジラ第一作のポスターからわざわざゴジラをトリミングし、それ風写真が撮れるように設置したものです。迫力満点です。
"ゴジラVSデストロイア撮影現場ジオラマ風フィギュア"は、その名の通りゴジラVSデストロイアの撮影風景の一部を再現した、バーニングゴジラに演技指導をする川北特技監督の姿を描いたもの。どうしても川北特技監督に目が行きますが、ゴジラの方もよくできていて、表面の凹凸が赤く塗られたバーニングの色でより引き立ち、泡立つ溶岩のようにも地獄の亡者の顔が無数に湧いてきているようにも見えます。ゆえに長くにらんでいると少々気味が悪くなってくるのが難点です。
ゴジラVSキングギドラの純金は、確か600万円以上するシロモノで、とても手が出ませんし、正直あまりほしいとも思いません。でも通常版はいいなぁ。ゴジラとキングギドラのにらみ合いがVSキングギドラのタイトルバックそのもので、今にも動き出しそうです。こちらはずっと眺めていても飽きません。

いや、素晴らしい一時間でした。少なくともスケジュール調整の甲斐は十分ありました。
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