久々に大きく動き始めているテレビ業界。その中心である4Kの放送がついに決まりました。
6月2日開始の4K試験放送、チャンネル名は「Channel4K」。13時~19時まで無料放送
当面無料はうれしいです・・・が、小金とってもしょうがないですしね。スカパー!がやるわけでもないのにスカパー!ICカードが必要というのはちょっとおかしいですが、これが日本の放送の縛りというものなのでしょう。
そういう下の面はあるにせよ、今まで店頭のデモ以外は実質BDをアップコンバートするしかなかった4K素材についにネイティブが登場するという事実は将来に希望が持てます。仮に4K放送がまったく普及しなかったとしても一度始めればすぐになくなる、ということはないでしょうし画質だけでも十分楽しめそうですしね。
もちろんチューナー兼レコーダーも登場します。
シャープ、初の4K放送チューナ「AQUOS 4Kレコーダー」
録画に関する話がここまで全くなかったためにどうなるか、と思っていたのですが、さすがにアナログハイビジョンの時とは時代が違う、一応内蔵HDDに録画はできるようです。ただし、みた感じそこから外へ出すことは出来そうになく、実質タイムシフト視聴専用の一時的保存のみで、せっかくの初期4K放送を記念に手元に残しておくことは事実上不可能なようです。もはやこのくらいが日本国内仕様の限界でしょうね。本当のAVマニアのマニアらしい使い方は日本の放送新規格を追う限りあきらめるしかないかも知れません。もっともマニア以外買うことはあり得ませんけどね。
ちょっと問題なのは、このチューナー、HDMI2.0&HDCP2.2対応の4Kテレビじゃないと映すことすらできないということ。これは2Kのダウンコンバート出力やHDMI1.4での出力はできないということで、すなわち4Kテレビであってもこのチューナーの画面を表示させることができるのは一部に限られるということです。例外はシャープのXL10。これはパネル2K、処理4Kという変わり種なせいか、2K30pに落としての表示が可能なようです。これができるということは他にHDMI1.4止まりでも出力可能なテレビがありそうな気がします。おそらくHDCP2.2に対応していればなんとかなるのでは、と推測できますが、ちょっと試すのは怖いです。どっちにしても最近出始めたPC用4kディスプレイでの表示は不可能と思われますし、そういうわけでわたしはパスです。
一方8K側も動きが。
NHK、8K放送でのハイブリッドキャスト向け技術や8K伝送ケーブルなど開発
ここ最近の激しい8Kの動きは当然4Kの試験放送と無関係ではないでしょう。国際的にも次の標準の可能性が高く新たなステージに持ち込もうとする4Kと、画質ではその先を行くものの形態としてはレガシーの延長に残ろうとする8K。これは次世代フォーマット戦争ですよ。4Kが普及して基盤を固めるか、まだ特別な存在の域を出ないうちに8Kがそれを蹴散らしてしまうかの勝負です。4Kが普及してしまえば8Kの入る余地は少なくなってしまいますからね。ただ、開発の体力があるとは思えない日本国内での二分は、結局共倒れを生むだけ、という結果に陥りそうですが。何度も書きますが8Kは20年早いと思ってます。4Kなら液晶から有機ELやLEDクリスタルと言った脱液晶のテレビの開発も進められますが、8Kだと液晶だけで精一杯となり、それ以外のテレビモニターの可能性を積んでしまう公算が強い、というのが理由の一つなんですけどね。
われわれはまずは4Kの展開を楽しみましょう。間違っても現状デジタル放送を凌駕する縛りを最優先、なんてことにならないように・・・という希望はどうやら早くも潰されたように思いますが、ひょっとしたらどうにかなるかも知れませんしね。それまでは傍観が正解でしょう。自宅の環境整備を急ぐよりカタログでも眺めてニヤニヤしているだけで当分十分ですよ。
6月2日開始の4K試験放送、チャンネル名は「Channel4K」。13時~19時まで無料放送
当面無料はうれしいです・・・が、小金とってもしょうがないですしね。スカパー!がやるわけでもないのにスカパー!ICカードが必要というのはちょっとおかしいですが、これが日本の放送の縛りというものなのでしょう。
そういう下の面はあるにせよ、今まで店頭のデモ以外は実質BDをアップコンバートするしかなかった4K素材についにネイティブが登場するという事実は将来に希望が持てます。仮に4K放送がまったく普及しなかったとしても一度始めればすぐになくなる、ということはないでしょうし画質だけでも十分楽しめそうですしね。
もちろんチューナー兼レコーダーも登場します。
シャープ、初の4K放送チューナ「AQUOS 4Kレコーダー」
録画に関する話がここまで全くなかったためにどうなるか、と思っていたのですが、さすがにアナログハイビジョンの時とは時代が違う、一応内蔵HDDに録画はできるようです。ただし、みた感じそこから外へ出すことは出来そうになく、実質タイムシフト視聴専用の一時的保存のみで、せっかくの初期4K放送を記念に手元に残しておくことは事実上不可能なようです。もはやこのくらいが日本国内仕様の限界でしょうね。本当のAVマニアのマニアらしい使い方は日本の放送新規格を追う限りあきらめるしかないかも知れません。もっともマニア以外買うことはあり得ませんけどね。
ちょっと問題なのは、このチューナー、HDMI2.0&HDCP2.2対応の4Kテレビじゃないと映すことすらできないということ。これは2Kのダウンコンバート出力やHDMI1.4での出力はできないということで、すなわち4Kテレビであってもこのチューナーの画面を表示させることができるのは一部に限られるということです。例外はシャープのXL10。これはパネル2K、処理4Kという変わり種なせいか、2K30pに落としての表示が可能なようです。これができるということは他にHDMI1.4止まりでも出力可能なテレビがありそうな気がします。おそらくHDCP2.2に対応していればなんとかなるのでは、と推測できますが、ちょっと試すのは怖いです。どっちにしても最近出始めたPC用4kディスプレイでの表示は不可能と思われますし、そういうわけでわたしはパスです。
一方8K側も動きが。
NHK、8K放送でのハイブリッドキャスト向け技術や8K伝送ケーブルなど開発
ここ最近の激しい8Kの動きは当然4Kの試験放送と無関係ではないでしょう。国際的にも次の標準の可能性が高く新たなステージに持ち込もうとする4Kと、画質ではその先を行くものの形態としてはレガシーの延長に残ろうとする8K。これは次世代フォーマット戦争ですよ。4Kが普及して基盤を固めるか、まだ特別な存在の域を出ないうちに8Kがそれを蹴散らしてしまうかの勝負です。4Kが普及してしまえば8Kの入る余地は少なくなってしまいますからね。ただ、開発の体力があるとは思えない日本国内での二分は、結局共倒れを生むだけ、という結果に陥りそうですが。何度も書きますが8Kは20年早いと思ってます。4Kなら液晶から有機ELやLEDクリスタルと言った脱液晶のテレビの開発も進められますが、8Kだと液晶だけで精一杯となり、それ以外のテレビモニターの可能性を積んでしまう公算が強い、というのが理由の一つなんですけどね。
われわれはまずは4Kの展開を楽しみましょう。間違っても現状デジタル放送を凌駕する縛りを最優先、なんてことにならないように・・・という希望はどうやら早くも潰されたように思いますが、ひょっとしたらどうにかなるかも知れませんしね。それまでは傍観が正解でしょう。自宅の環境整備を急ぐよりカタログでも眺めてニヤニヤしているだけで当分十分ですよ。
どんなんだろうと興味はありますけど実際には課題も多くテレビに4Kチューナーが入らない限り普及はしないかもしれません。
まさか試験放送だけで終了という最悪の事態は起きないでしょうけど、今までの3Dやスカパー3D専門チャンネルなども動きを見ていると疑心暗鬼です。
ただTVを売りたいだけのための4Kか?とも思えなくもないし僕はまだ普及時期には到達しないと感じています。
なにせ124/128度のCS電波でH.265、4K
専用外部接続チューナーを使う現状では4Kの普及は望めないでしょう、けど失敗は許されません。3Dの時の失敗はもう許されない事態に来ています。
ただ6月2日13時試験放送開始でも受信機はシャープが史上初めてレコーダーに4K受信機を搭載した機器の発売が6月15日前後。当面4K試験放送は電波は6月2日発射でも6月15日のシャープの4K受信機内蔵レコーダー登場までの辛抱が必要です早く見たいけど見られないという状態が来そうです
まるで2008年のスカパーHD開始時期のように。。当時も10月1日電波発射で受信機発売が10月15日、今回の4K試験放送開始と同じような感じです、しかも4K試験放送を見るためにはBS/CS124/128対応スカパーアンテナ、4KTV、HDMI2.0対応機種、シャープの4K受信機内蔵レコーダーも用意。
そして用意ができたら6月2日から15日以降に
http://www.nextv-f.jp/information/index.html
ここに電話をしてシャープの4K受信機内蔵レコーダーに付属のスカパーICカード番号を電話などで連絡、そしてスカパーにも契約するなど難易度が高いです。
ここまでして試験放送を見る人が何人いるのか興味があります。
ハードルは高いですよ4K試験放送の使用は
ちなみにスカパーの502チャンネルが4K試験放送のチャンネルのようです。
http://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/649/458/html/sharp1_15.jpg.html
「サッカーW杯も4K放送へ。新藤総務大臣が言及」
新藤総務大臣閣議後記者会見(5月20日)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/01koho01_02000286.html
W杯中継なら、見る人多いと思います。
現在趣味でビデオ撮影&編集をしていますが、PCでの編集環境に目途が立てばSONYの民生4K購入検討します。
4Kカメラ1台を引きで撮影しておいて、必要な部分だけ切り出し拡大する。疑似複数カメを簡単に実現できそうなので。幼稚園のお遊戯会等を撮影するには最高じゃないですか。撮り逃しなし(笑)
でもそれはあくまで2K出力が前提です。なのでモニターは2Kで十分です。
P.S.
アキバまんだらけのはす向かいはローソンでした。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/20140521_649401.html
http://www.gdm.or.jp/crew/2014/0521/71050
クレバリーインターネット館(旧フリフラ)跡のサンクスから客が流れるかな。
アナログハイビジョンが、BSデジタルと放送が共用されるまでは試験放送ばかりという展開でしたから決してありえない話ではないですね。4Kは配信がメインになる可能性を考えています。
テレビ売りたい、がやはり本音でしょう。3Dは失敗しましたし、なんとか買い替え需要を起こしたい、それに海外メーカーに市場を奪われたくない(日本国内に関してはB-CAS鎖国のおかげで安泰ですが)から少しでも早く実用に持っていきたい、ある意味日本を実験場にしたいんでしょうね。
記念保存が出来るのなら無理してでもシステム導入を急ぐ人は少なくなかったかも知れませんが、予想通り保存できませんし、そうまでしてみたい人はほとんどいないでしょうね。
>2014-05-21 13:35:35さん
総務大臣が言及するとは意外でした。ただ、今回のワールドカップはスカパー!が下りたために全放送民放や日本放送協会でやることになりますので、そっちで十分な人が多いと思いますよ。
>MGFさん
もうビデオカメラもスマートフォンも4K記録に対応していてもおかしくない状況になりつつありますね。でも、子供や旅の記録を保管するだけじゃつまらないですよねぇ。
>Beepさん
8Kのガラパゴス化の可能性は高いです、ハリウッドが乗ってくれなければほぼ確実でしょう。
またあの通りにコンビニできましたか。あの辺はコンビニもラーメン屋もいらないんですけどねぇ。
フリップフラップ・・・懐かしい。同名のアイドルデュオがいたっけ(^^;)
4Kは8Kの量産化までの時間稼ぎですよ。
技術的に先が見えてる4Kに放送局も映画業界も投資はほとんどしてません。数年前にハリウッドはSONYに対して8Kカムの発注をしていたと記憶しています。
圧縮規格はHEVCで共通ですし、4Kは廃れる運命にあります。
黒字転換できたらしいしフットワークの軽い体勢が戻ってきたんでしょうか?
NHKでは近々、技研公開があるのでいろいろプレスリリースが出てくるかも知れませんね。
時間が取れれば行きたいけど家からはけっこうルートが面倒なんで行き来に時間がかかるのが難。
CEVOはCELL EVOLUTIONの略ですけどね。
VIXS SYSTEMS INC (カナダ、トロントの会社?)
http://vixs.com/
XCode 6400 is the World’s First System-on-Chip (SoC) with Native Support
for 10-bit High Efficiency Video Coding (HEVC) and Ultra High Definition (HD) 4K.
映像関連のチップを開発する会社みたいです。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140521_649520.html
パナとか東芝とか出揃ってからですね。
まだ、カタログを見てニヤニヤかな。