録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

ゴジラ キング オブ モンスターズ 鑑賞直後の興奮で書きます

2019-06-01 01:06:00 | 特撮・モンスター映画
チキンのおまけカードはモスラ



※個人ブログゆえ、それなりの・・・いや、相当のネタバレがありますのでご注意ください。

一日千秋、この約一年間そんな思いで待ち続けた5月31日。こんなに待った日がなかなか来ないというのは子供のころ以来だろうか。今日はついに待ちに待った「ゴジラ キング オブ モンスターズ」の公開日である。あのYouTubeで見た公式トレーラーから感じ取る興奮、きっとこんな怪獣映画が見たかった、そんな映画になるに違いないと信じさせるに十分だった。
準備は万端・・・とは言えない。敵は己の中にあった・・・。と書くとかっこいいのだが実は全然カッコよくない理由がある。先日書いた下痢がまだ収まっていなくて(笑)この日は朝から数時間置きに何度もトイレに駆け込み続ける体調だったのだ。いろいろ言われたものの、やはり精神的不安は残り、万全とはいいがたい体調で臨むしかなかったのだ。ただ、出発前に可能な限り"出して"から出かけたが。ただ、若干予想外にも今回は劇場限定グッズがドリンクのカップではなく、チキンにつくおまけカードだったので、これを入手するにはチキンを食べる必要が出てしまったので、下痢の心配はあっても買う必要が出てしまったのだが。まぁチキンおいしかったからいいけど。

席は当然、解禁と同時に予約した"いつもの席"。ただ、今までと違うのは普段なら会場内の前方になる"いつもの席"の周辺は誰もいないのだが、今回は前方と後方に一人ずつ、それぞれわたしから一つズレるように三人斜めに座る光景になった。多分彼らは今までは初日以外に"いつもの席"に座る人たちだったんだろう。でも、今回はどうしても初日に見たくて予約を入れたが、すでにわたしが予約済だったので仕方なくズレた・・・。そんなところだろうか。残念ながら良い席の確保は闘いなのだ。もちろん大半は例によって真ん中より後ろばかり座っていたのだが。


久々に思った。生きていてよかった。かつて20年前、ゴジラがハリウッドで映画化されると聞いたときに思い描いたアメリカの技術とセンスで日本の怪獣映画が再現される姿。夢に終わった妄想が、その夢が目の前に展開していた。前回のような出し惜しみも肝心の怪獣を移さない間接的描写も一切なし! 最初から最後まで容赦なく怪獣たちがパワー全開で、圧倒的に強いままで大暴れする映像が、センスと技術と精神がついに理想の域に達した神の誕生の瞬間だった。
中でもやはり特筆すべきはゴジラ。どれだけ日本のゴジラが好きなのよ、とファンを喜ばせる描写のてんこ盛り。特にVSシリーズの要素が終始これでもか、と言わんばかりに押し込められて、何度「この映画はわたしを殺す気が」と思ったことか。その最大のものは、海から現れるゴジラのタイミング。ほぼVSシリーズのそれそのままである。しいて言うならゴジラ方向のタイミングくらいか。そして、その姿に流れるBGMは「ゴジラのメインテーマ」そのものが使われている! もちろんあの曲を背負うにふさわしい風貌と迫力を本作のゴジラが持っていることは言うまでもない。最近の缶コーヒーボスのCMでも思ったが、この曲を背負い続ける限り、ゴジラは不滅であることが改めて魂でわかる。
と、言っても欠点がなくもない。モスラ、特に幼虫モスラがかなりCG臭く、その変化が美しく描かれなかったこと。そしてラドンとモスラが思ったより活躍しなかったこと。特にラドン、もっと活躍を期待していたのに!! お前今回怪鳥じゃなくて蝙蝠だろ!!! まぁ一番やりたかったのは日本の過去作の要素をガンガンつぎ込んでのゴジラとギドラの二大怪獣のスーパーバトルだろうし、他の怪獣の出番が削られてしまうのは仕方ないか? 改めてトレーラーを見直して削られた要素を想像するのも一興かも。
そうそう、トレーラーでは怪獣と米軍が戦うのかと思っていたのだけれど、怪獣にやられるのはもっぱらモナークの戦闘部隊で米軍そのものではなかった。結局「アメリカの怪獣映画では米軍が怪獣に一方的に負けたりしない」の鉄則は守られたように思う。そこはやっぱり無理なんかなぁ。

気が付けば、当初の心配事であった下痢など完全に吹っ飛んでいた。精神的なダメージによる体調不良なら、それを吹き飛ばすほどの興奮を感じて忘れてしまえば吹き飛んでしまうのも道理だ。最高の怪獣映画はわたしにとって最高の良薬だったのかも知れない。
スタッフロールも見事に凝っている。キャストにGODZILLA、KINGGIDRAH、MOTHRA、RODANの四怪獣が他の登場人物と並んで最後に記載されているが、演技者がすべて「HIMSELF」となっているのはニヤリ。まだ、ゴジラのメインテーマが劇中に使われたほか、エンディングではモスラの歌(曲のみ)が使われた関係で伊福部昭と古関裕而両氏の名が、一番最後には前作の実現に尽力した坂野義光氏とゴジラのぬいぐるみに12作入り続けた中島春雄氏の名が、特に中島氏は写真入りでホロリ。ぜひ最後まで見逃さないように。

しかし、ここまでやって大丈夫なのだろうか? もちろん次回作となる「ゴジラVSコング(仮題)」の話だ。本作でここまでのバトルを描き、キングギドラという特殊能力満載の強敵を倒すためとはいえ、歴代最強と言っても過言ではないゴジラに相手がいくらキング候補でも「髑髏島の巨神」の時程度のコングで歯が立つのか? そしてそれ以上の満足のいくバトルを見せられるのか? なにせこのカードほどどっちが勝つか分からない、頂上決戦にならなければならない怪獣バトルの組み合わせは他にないのだから。ひょっとしたらラストバトルは決着がつくどころか第三の敵を相手に両者が組んで戦う、になるかも。そうでもないと収まりそうにない。

ただ、ここまで描けるスタッフならもう大丈夫だろう。ただ、また来年まで長い時間の経過に苦しむことになりそうだ。もちろんそれ以上に次が楽しみで仕方ないのだが。
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7 コメント

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Unknown (まじかるぱす)
2019-06-01 15:57:19
吹き替えのレイトショーがMX4D(3D)版しか無かったので、サンリオピューロランドの『怪獣プラネットゴジラ』以来の3Dで見てきました。スクリーンが小さい……IMAXで吹替版やってくれよ。

冒頭、5年前の前作のシーンから始まるってところから、もう『ゴジラVSビオランテ』を思い出してニヤリろしてました。ギドラを当初モンスターゼロと呼んでるのも芸が細かい。
音楽はゴジラの伊福部曲とモスラの歌のフレーズもそうだけど、EDでブルー・オイスター・カルトの「GODZILLA」のカバー曲が使われてたのにもニヤリとしましたね。やっぱし、アメリカで作るとオマージュにその曲は外せないかという感じ。
まさか『ゴジラVSデストロイア』のアレまで使ってくるとは予想しなかったけど、そこまでしてようやく互角に戦えるギドラの強さという、まさに宇宙超怪獣……

やっぱりED後にテロリストのおっさんの買ってたものが次回作につながってるんでしょうね。
Unknown (Beep)
2019-06-01 22:45:39
行ってきました。>ゴジラ
昨日、金曜日なので仕事帰りに お台場のScreenXで見ようかと悩みましたが、ぐっとこらえて
ファースト・デイなので川崎チネチッタのLIVE ZOUNDでゴジラ(あれ?なんか先月も書いた気が(^^;)

レジェンダリーのロゴが終わるや否やゴジラの雄叫び!いきなり飛ばしてきます。
ハリウッドのゴジラというと2014年の真っ暗なだけで何が何だか分からない状態の悪夢が蘇りますが、全くの
杞憂でした。
寧ろ、「シン・ゴジラ」や「GODZILLA -怪獣惑星-」より過去のゴジラへのリスペクトが強く感じられました。
終わってしまうと、短く感じるほどの疾走感。この感覚は「ランペイジ 巨獣大乱闘」を思い出します。
Unknown (krmmk3)
2019-06-02 01:36:26
>まじかるぱすさん
さすがにIMAXだと基本字幕みたいですね。こっちじゃやってないのでよく分からないですが。
冒頭、まさに「VSビオランテ」そのままで、てっきり細胞だの肉片だのの回収が行われてるんじゃないかと思ってしまいました。
ギドラが本気で強かったですからね、今回。首をゴジラに巻き付けて上空高く持ち上げるシーンが素晴らしかった。最強の二大怪獣の死力を尽くす大決戦、アメリカ怪獣映画にかけていた要素が見事はまったように思います。
ビオランテで始まり、VSメカゴジラで終わる展開・・・。妄想が止まりません。

>Beepさん
お台場でも見たいなぁ。関東はいろんな劇場があって羨ましいです。
今回の監督さんはゴジラファンを自称する人ですが、最近の日本のゴジラの「ヲタク」路線と全く違う、リスペクト路線でしたね。悪く言えば寄せ集めでしたが、うまく繋がったように思います。
ランペイジ、一見B級路線に見えて、実はガチな怪獣映画といういい意味で裏切られた映画でした。実は怪獣よりも冒頭のゴリラシーンがお気に入りです。
大満足です (ドラピー)
2019-06-03 16:58:35
こんにちは。いや最高でした!

こちらが初日に鑑賞後興奮のあまり語彙なくツイートした最初の感想です(笑)
『あかん・・・言葉失う・・・
みんな観て・・・とにかく観て・・・
観ればわかるから・・・
最大のリスペクトと愛を感じずには居られない』

こちらがあまりの嬉しさに2回目を観た時の感想ツイートです。
『・牛丼特盛を頼んだら1年分出てきた
・控えめには形容できない 最の高
・みんなが待ってたシリアスな怪獣プロレス
・出し惜しみは一切ない
・ゴジラ愛溢れるリスペクトに涙が止まらない
・塚口砲の特音で聴く伊福部ゴジラは至高
・ちゃんと人間ドラマもある
・塚口砲で聴くモスラの歌(アレンジ、インスト)は涙腺崩壊
私的アツアツポイント
・エンドクレジットのHIMSELF
 (エンドクレジットは最後まで見て)


補足いたしますと、塚口砲とは塚口サンサン劇場という尼崎の映画館での上映形態を私が勝手に略したもので、ウーファーを利かした特別音響上映の類のことです。
ここの特別音響上映や重低音ウーハー上映は、単に低音が爆音なだけでなく、キレの良いアタック感と品の良い中音・高音も特徴となっております(個人的・主観的感想)。
と、塚口サンサンの1ファンとしてのステマは置いておいて(笑)

いやー大満足です。
最初は最寄りのイオンシネマで観たのですが、音響も画もすばらしく、モスラの羽化シーンではとうとう涙腺崩壊、その後は推して知るべしでありました(笑)

どうやらSNSでは「戦闘シーンが暗かった」と言う感想もあるようで、それは劇場によるのと、まさかのIMAX 3Dのせいでは?と思ってます。
IMAX 3Dは輝度やDR足りないな、と個人的には思ってるので。
なのでエキスポのIMAXを観るか否か迷ってるところです。あと吹替版。
Unknown (krmmk3)
2019-06-04 01:29:01
>ドラピーさん
もう2回観ちゃいましたか。わたしも次の休日もう一回見に行こう。
あの伊福部テーマと咆哮のミックスはいい音響の劇場で聞きたいですね、羨ましいです。
わたしが見た感じでは別に暗い、という印象は持ちませんでした。おっしゃるようにIMAXとの相性の可能性はありますね。
数回見ておくなら一回は吹き替えもいいですね。
Godzilla  (もののはじめのiina)
2019-06-24 10:39:51
「ゴジラ」で検索訪問して、他の記事にコメントするだけでは片手落ちと気づき、再びやってまいりました。

(krmmk3)さんは、ゴジラ愛に満ちてますから、ちょっと たじろぎました。
そのため、本編にはふれないことにしました。

初めてモンスターズが総動員された『三大怪獣 地球最大の決戦』にキングギドラが初登場したのですね。

ほんとうは、怪獣はみんなモンスターズですから総て害獣だと思うのですが、ゴジラをGodzillaと名訳して神さびてきました。
最初は怖かったゴジラが人間に好かれるようになったのは、モスラのキャラクターを天下のゴジラに求めたからではないかと勝手に思っています。

ゴジラ鑑賞を神奈川の海老名で観ましたが、国分寺跡を見物したくて、字幕ではなく吹替版で観てしまいました。^_^;
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/7fd40adec1a31463031e11237286e459

Unknown (krmmk3)
2019-06-26 02:10:20
>もののはじめのiinaさん
すいません、ちょっと引かれる文章になってますね。普段は内容の考察をやるんですけど、今回に限っては不可能でした。
「三大怪獣地球最大の決戦」はキングギドラ初登場作品であり、「ゴジラ キング オブ モンスターズ」同様ゴジラ・ラドン・モスラを含む四怪獣が同時に登場した作品でもあります。古い作品ですが見比べるのもいいかと。
基本唯一神信仰の西洋には発音を変えてしまう意味くらいしか持たせられなかったですけどね。モスラにマザーの意味があるように、翻訳の名には意味が施してある場合があります。ちなみにラドンは海外ではロダンと発音されますが、何か隠してあるのかも。
吹き替え版もいいと思いますよ。本質は変わらないですから。

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