録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

4K8k放送みてきた

2018-12-18 09:40:34 | 次世代ビデオへの懸念
今年も残すところ、あと二週間となりました。年末年始になると昔は海外旅行も当たり前、芸能人となればハワイに行くのとこっそり離婚を発表するのが恒例行事、なんて時期がありましたが今はどうなんでしょうね。戦後二番目に長い景気拡大が続いていてそれを超えるのも確実視されておりますが、世間の景気はどのくらい回復してるんでしょうね。少なくとも景気拡大という言葉は必ずしも好景気を示す言葉ではなさそうですが、どんなもんなんでしょ。

昨日、店の休日を利用して久々に量販店のテレビ売り場を見学してきました。残念ながら世間的な休日である日曜日ではなかったのでテレビ売り場には全く人がなく、流れが見えなかったのですが、代わりにじっくりとテレビそのものを見ることが出きます。当然のようにテレビ売り場は超大型の4K押し、70型も当たり前、60型を切ったらテレビにあらず、そんな展示の仕方です。その一部のテレビで先日から始まった4Kと8Kの放送が映っています。聞いた話では「民放系は4Kと言ってもほとんどがアップコンバートで4Kの映像は一部だけなのに対し、NHKBSは基本4Kでは4K、8Kでは8Kの映像を使う」とのこと。それに合わせてか、ちょうどNHKBSの4Kと8K放送で、空手とフィギュアの再放送をやっています。スポーツ系は現状の放送の実力を見るのにちょうどいいですね、ちょっと見てみましょう・・・。うーん、噂とはかなり遠い画質、としかいいようがありません。4Kの空手道はなぜか人物のあちこちに紫色が浮いていて、まるで全身青タンだらけです。細部もにじんで潰れています。もちろんその潰れ方は地上波より解像度が高い分弱めではありますが、思ったほど美しくありません。8Kに至っては液晶特融の残像がひどく、美しいどころかガッカリレベルでした。量販店の明るい照明の下でかなりの至近距離で見るのと、そこまで明るくない一般家庭の部屋である程度距離をとってみる映像ではもちろん違いはありますが、新次元の映像とはいいがたいものでした。実はどちらもネイティブな4K8K映像ではなかった、ことも考えられますが、わざわざスポーツ番組の再放送にアップコンバートを使うかな? とも思いますし。
こういう印象を感じるのは前から言ってますようにわたしが4K8K放送に対して悪印象を持っているからでしょうし、8K放送を映していたのが8Kテレビではなく4Kの液晶テレビであったこともあるでしょう。せめて有機ELテレビで見てみたかったところですが、有機ELは専用のデモ映像しか流してくれていませんでした。少なくとも、現状の4K8K放送はわたしが昔、秋葉原のバブリックビューイングと称したロンドンオリンピックの映像で感じた「不気味の谷の域に達した」には遠く及ばない状況です。まぁあの時は映像もじっくりと時間をかけてエンコードされたうえ、映像機器も最高のものを使っていたでしょうから、年月が経っているとはいえ、普及用の映像パネルと将来に向けたテストを兼ねたエンコードの映像じゃ比べ物にならないのも仕方ないかも知れません。まだ4K8K放送は限りなく試験放送に近い実験段階で、実用的じゃないってことです。初期段階から付き合って変化していく様を楽しみたいというのならともかく、新しい放送に期待して買うには早すぎると断言していいでしょうね。

話ちょっと変わって。
最近はそうした量販店にばかり客を取られてなるかと小規模店も最近は徒党を組んで疑似大規模店みたいな形をとって仕入れ値を下げたりしているようです。それでもポイント還元などでどうしてもかなわないところがあるため、そこは機械の販売だけにとどまらないサービスや営業と言ったものでカバーしているようです。いわば昔ながらの街の電気屋さんの良さを強化しながら価格を下げる、という矛盾に挑んでいるわけです。
そこの人とちょっと話をしたのですが、やはりメーカー側としては大型のテレビを売りたいらしく、どうしても仕入れがそっちに偏るため、チラシの作成の時もそちらを前面に押し出してのやり方になるよう。ちなみにテレビの在庫が常時あるのは一番小さいので32型、それ以下はほとんど扱うことができず、取り寄せで28型の旧型をなんとかそろえるのがせいぜいだとか。さすがに実際の売れ行きまでは聞き出せませんでしたが、やはりその常時取り扱える最少のサイズである32型が一番取扱量が多いのではないでしょうか。
地域によって違うかも知れませんが、我が街の場合テレビのサイズの主力はいまだ32型です。最近中古品を扱う我が店でもようやくテレビの扱いが増えてきました。一時テレビと言えば2010年ころの製造、つまりエコポイントばらまきの時にで買ったすでに古い24~32型くらいばかりで、基本断っていたのですが、今年に入ってからはこの1~2年買ったばかり、というテレビの持ち込みが増えてきました。多分ちょうど買い替えの時期なんでしょう。その8割が32型で、より小さいものはゼロになりました。先に書いたようなお店で32型未満の取り扱いがほとんどないことも影響しているのでしょうが、だからと言って数年前と比べて家が大きくなったわけでもなし、超大型の値段が下がろうと買うのは32型が部屋における限界、な家がまだまだ多いのでしょう。自動車を使わないと持ってこられるテレビのサイズは32型がせいぜい、というのもあるかも知れませんが、売れてない商品は基本複数の人から持ち込まれることはないので、やはり売れるとしたら32型が続いているんだと思います。取引先の人から「Kさん、テレビない?」って聞かれることがありますが、その人たちが欲しがるのも32型です。40型だと大きすぎていらないって言われます。
というわけで4K放送を普及させたいのなら32型の4Kテレビを作るのが不可欠だとわたしは思っていますが、今のところ42型までしか見かけません。PC用では42型を下回る4Kの液晶ディスプレイは存在しているのでやろうと思えば作れないことはないのでしょうが、付加価値の望める超大型を売りたいんでしょうね、やっぱり。超大型だと頑張ってもリビングのテレビになってしまい、自室でテレビに部屋を占拠されずない程度に映画みたりゲームやったりには不向きなので台数に限界があると思うんですけどねぇ。普及させたくないならそれでわたしは全く構わないのですが。
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23 コメント

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 (ジャン)
2018-12-18 12:43:20
ご覧になっていたテレビは4K対応テレビでしたか?それとも4KT内蔵テレビでしたか?
4K対応テレビでTは外付けで付けた状態での放送でしたか?
それが明確にわからないと、今回のブログは何の情報にもならない内容となりますので、そちらの内容を教えて下さい。
Unknown (krmmk3)
2018-12-18 13:09:44
>ジャンさん
今回はそんな濃い内容にするつもりで書いたわけではないのですけどね。そのつもりならもっと細かく調べますし。
一番最初に見たテレビは4K対応テレビ+外付けチューナーの組み合わせです。そもそもHDテレビは今壁際およびその周辺からは追いやられてしまっているので4K対応以上しか置いてませんしね。あと一台、遠目に見た限りなのでチューナー内蔵かどうかわからない4Kテレビで同じ放送を受信していましたが、印象は変わらないものでした。8K放送は書いた通り4Kテレビで、チューナーも外付けです。
Unknown (noko)
2018-12-18 16:14:57
> 4Kの空手道はなぜか人物のあちこちに紫色が浮いていて
パープルフリンジという現象かも。最新のレンズやイメージセンサーでも撮影条件によっては盛大に発生します。静止画であればPCまたはカメラ内蔵ソフトで除去できますが、4K/8K動画だとコスト増になりそう。
Unknown (774)
2018-12-18 22:23:11
エコポイントの頃の32インチ使ってます
この頃のは画面の枠がかなり太いので今の狭枠40インチ辺りは大きさが変わらないように思えますね
もちろん実画面サイズでの圧迫感はあるでしょうけど買い換えの時はそちらへ移行予定です
食卓や寝室では15インチ、13インチの4:3液晶を未だに使い続けてます
地デジBSの両対応で小さいのは中々無いですね
大きいのでも19インチまでしかありません
Unknown (krmmk3)
2018-12-18 23:16:22
>nokoさん
テレビの調整が甘いせいか、と考えていたのですが、そっちの可能性の方が高そうですね。解像度が高いだけに発生しやすいのかもしれないですし、まだ過渡期だなぁ。

>774さん
何度か書いているようにわたしも先日ブラウン管の32型からベゼルの狭い40型に変えたのですが、正直圧迫感すごくてなんとなく遠近感がつかめず、前より少し離れてみてます。離れられない部屋ならやはり32型~36型くらいがベターなのかなと。
地デジはともかくBS対応となると小さいのも限界がありますね。それこそ外付けチューナーとPC用ディスプレイを組み合わせた方がいいのかも。
この秋実家のTVを買い換えました、が (N.Shim@)
2018-12-19 01:00:59
実家は親が一人暮らしで茶の間のサイズの都合上サイズ上限があるので、それを念頭にカタログ比較をしました。
今、国内メーカーで32型でフルハイビジョン液晶があるのは、ソニーくらいなんですよ。他はもう1366x768とか。

ご指摘の通り、PCのディスプレイは24型とかでももっと高解像だったりするので、単純な技術的理由ではないと思うのですが…
親はそんな解像度とか気にしないタイプですが、私は気になるタイプだしサイフも私なので、ソニーの32型フルHD BRAVIAにしておきました。
後日レコもソニーの中古BDのを見繕おうと思っています。

4K/8K、私はイイと思います。
2K WOWOW版とUHD BD版の近年のスタートレックを比べてみる機会があり、4Kは映像のリアルさがやっぱり段違いで上です。
8Kも品川でデモをみる機会があって、ちゃんとエンコードされた映像なら3D撮影じゃないのに画面内に遠近感を感じる緻密さでした。

現在の本放送は局側のエンコーダーが絶賛チューニング中らしいので、順次良くなると見られているようです。ネット情報だと、どこかの局では画面を4分割して2Kのエンコーダ4基でやってるらしく、放送初日あたりはその分割線が確認できたらしいですよ。それは翌日あたりには直ったそう。

安定するのはまだ少し先でしょうが、私個人は半年前から比べればだいぶ4Kは導入する気が起きています。
PCの4Kディスプレイは持ってるので、ソニーがBD書き出しに対応する4Kレコーダを出してくれるなら、先にそれを買うかもしれません。
Unknown (krmmk3)
2018-12-20 00:29:31
>N.Shim@さん
ソニーがやっているだけマシかも知れません。3年くらい前、まだ電気店に32型が割と普通に売っていたころは、フルHDを採用しているのはLGのみ、画質面で見ても日本メーカーでは勝負にならないくらい差がありましたから。やる気がないのか、意図的に魅力のない製品を並べることでより大きなテレビを買わせようとしていたのか・・・。
UHDBDはいいんですよ。わたしも来年導入しようかな、と思っていますし。わたしが嫌っているのは4K8K放送の、現状よりもはるかに悪化した録画規制体質なんです。やろうと思えば普及した翌日から全番組録画不可に出きるようになってますからね。
最悪HDMIキャプでなんとかしようかと思ってますが、それでも普及率を少しでも上げたくないので2020年を過ぎるまでは4K8K放送は入れない予定です。
Unknown (めめたあ)
2018-12-20 13:39:09
2020年のオリンピック後の民放4Kがどういう番組編成をするのかが気になるところです。現状の4K2Kサイマルが続くのであれば、赤字のため2K帯域を手放して新規参入を図るのかといった妄想が浮かびます。人気番組のないBS朝日とかはなくなってもあまりダメージはないと思うので(私の勝手なイメージですが)。
4K8K以前に現行放送すら危ういのではとふと思う。 (makita)
2018-12-20 14:52:11
BS4K以上の放送についてはNHKはともかく民放局は体力なんて無いから4Kはおろか現行2Kの放送、あるいは地上波の放送すら危うくなっているんじゃないかなと最近割と真剣に考えていますね。
放送業界からも「4Kなんかやりたくない」というような声も上がっているとも聞きますが伝聞情報なので真偽については断言いたしません。

過去半世紀以上にわたって続いてきた電波主体の旧態依然の放送形態そのものが転換期を迎えているんだろうなと思ったりします。タイムリーな話題になりますが、昨日ゆずがアベマTVでアコースティックツアーをやるという発表をやったのも昔なら民放局のゴールデンタイムの音楽番組で大々的にやっていたようなものですしね。同番組内でゆずは他のアベマTVのチャンネルで生配信している番組にも乱入していたりと、チャンネルを自在にまたぐような柔軟なことをやっていたのをみて、これじゃ現行の電波によるテレビ放送はどんどん太刀打ちできなくなっていってますます先細りしてしまうなと思いました。この現実は自分で放送された番組を手元に保存しておきたい人間にとっては世知辛い話ですけれども。

そういえばデジタル放送になって以降、放送には必ず2~3秒の遅延が発生するようになりましたがテレビ放送のレコーダーは相変わらず指定された時刻の00秒で録画を停止する仕様は20年近く経っても変わらないですね。

BS4Kの遅延が4~5秒ほどあり、NHKも時刻スーパーを付けるときはその遅延を意識してほぼ正確なタイミングで時刻が変わるように調整して映像に乗せて送出しています。
しかしチューナーでは相変わらず00秒で録画が終わってしまうため00秒ちょうどで放送が終わる番組は最後が4~5秒ほど途切れてしまってちゃんと録画できないので確実に録画したいときは時刻指定で1分ほど多めに録画するようにしています。

また、民生用のHDDレコーダーは、PT3等を使った録画と違って一つのチューナーで受信した番組から同時に二つのファイル(番組プログラム)を生成して録画を行わない仕様が20年近くも続いていますね。
これが原因で同じチャンネルの番組予約を実行すると必ず前の番組が数十秒録画されないという現象も起きますね。

話がそれてしまいましたがBS4Kチューナーをようやく32インチIPSパネル ハーフHDのREGZAに繋ぎました。
いままで19インチTNパネルの液晶テレビで見ていたので画面の視野角が広くなり、画質もよくなり随分と見やすい映像になりました。

大型テレビの圧迫感については、すごくわかりますね。
映画や絶景を大型画面で見るのは構わないのですがその大型画面で悲惨で陰鬱な事故や事件、人相の悪い、横柄で傲慢な態度を取る人物が大写しになるニュース番組は見たくないですね。精神的にも数倍増しで疲れてしまいますね。
コンテンツにはそれぞれの適正サイズがあるのをメーカーも家電量販店もいい加減に考えてもらいたいですね。
大艦巨砲主義 (ドラピー)
2018-12-21 16:10:21
こんにちは。
丁度そろそろ4K"ディスプレイ"を導入しようと考えてるところでした。

おそらく映像の汚さはソースそのもののエンコードの悪さ、あるいはアップコンのせい、と私は睨んでます。
あと、家電量販店で問題なのは1つのソースを分配して表示する方法。
これだと何分配もされてるせいなのか、何故か劣化するんですよね。あとは手間のせいかそれぞれで微調整などされてませんし。

以前にもコメントさせて頂いたと思うのですが、私は4KにはHDR化とUHD BDなどの鑑賞にしか興味がありません。
ましてや放送波なんてデータ量の膨大な4Kソースをそうでなくても足りない帯域で送受信するなんて正気の沙汰じゃないと思ってますし、そもそもそれに相応しいコンテンツが無いって時点で4K8K放送には懐疑的です。
例えば8K完全版の2001年宇宙の旅。ああ言う映画や映像作品を高品質で放送する・・・くらいしか無いのではないでしょうか。それも如何にデータ量を減らしつつ高品質にエンコードするかによりますしね。
ほんとに普及するんでしょうか。

makitaさんの仰る遅延の話もありますし、そもそもこちらのブログでも散々言われてきた録画規制の話もあります。
こんなアホな制度導入してるの日本だけじゃなかったですか?(笑)
あいつら(業界)は著作権を護りたいんじゃなくて、専売権・販売権を護りたいだけなんですよ。
最悪ウォーターマークとスクランブルで良いだろうにと思いますね。

4KTVに小さなモデルがないのは、やはり大艦巨砲主義。大きなことは良いことだ!のプレミア感を出すためでしょうね。
「お家映画館」的な(笑)

ちなみに私は自室のPCモニターをREGZAの37型→AQUOSの40型に換えてました。これをやはり40型前後の4Kディスプレイに買い換えようと考えてます。
視聴距離は1M弱くらい離れてるでしょうか。
160席前後の映画館で真ん中やや後ろで観てるかのようなサイズ感です。
目の前で手を広げたくらいかな(横幅約80cm)。
帰ったらちゃんと測り直します(笑)

"ディスプレイ"と強調してるのはチューナー無しモデルを買おうかと考えてるからです。
いよいよ放送波と決別しようかと。

今のような録画規制が導入されていなければ、放送波もバリバリ視聴・録画していたと思うのですけど、もういいやって感じです。
おかげで各種VODサービスとも出会えたわけですし、若干の寂しい思いもありますが、結果、個人的には良かったと思ってます。
NASの容量も20TB以上に増やす必要が無くなりましたし←

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