録画人間の末路 -

人は記録をしながらじゃないと生きていけない

タイムシフト視聴率の結果から見るビデオリサーチの限界

2014-08-06 11:38:14 | 次世代ビデオへの懸念
ちょうど一年前、当ブログでも「実施される」と書き、そのあと「あれは誤報」というコメントをいただいてそのあとすっかり忘れていた「録画再生視聴率」の話。実は最初の報道通り10月からではないにしろ、やっぱり関東では今年の3月から「タイムシフト視聴率」と名を変えて実施されていたのでした。先月日本で唯一の視聴率調査会社であるビデオリサーチでもそのデータが公開されています。世間の扱いがあまりに小さいので完全に見落としていました、すいません。

タイムシフト視聴動向把握に向けた取り組みについて <主な調査結果>


7月を外したのはワールドカップサッカーがあるためにデータが狂う危険性があったためだと思います。午後9時前後という比較的見やすい時間帯が圧倒的なのは少々意外ではありますが、中身に関していえば視聴率のいいドラマなどがほとんどその時間帯に集中しているため、相対的にタイムシフト視聴している人も多いという結果でしょうね。個人的に言わせてもらえば、報道番組が全くないことに少し違和感を感じます。

ただ、テレビを恒久的に見ている家庭でテレビが一台しかない、という家庭もあまりないと思うのですよ。ビデオリサーチがどういう形式の調査をやっているか知りませんが、機械設置ということだけはわかっています。でも家の複数台のテレビレコーダーすべてに情報収集の機械を取り付けたとは考えづらいですよねぇ。だいたい「録画している番組」って「リアルタイムで視聴した番組」より人に知られたくないでしょ? 自分の個性が出ちゃいますから。だから、こうした調査に引っかかる番組は、それこそ家族で見ることを前提とした、間接的に他人に見られていることを意識したお芝居のテレビの使い方、無意識になっちゃう気がしますね。わたしならそうなります。自分が出る番組は個室でこっそりですよ。しょせん「タイムシフト視聴率」は準視聴率、保存を前提とした「録画再生視聴率」とは全く別物なんでしょうか。
順位が上の方はともかく下の方の番組の並びから見て、どうもそういう傾向が無きにしも非ず、という感じがします。決して無意識な姿をとらえているわけではないビデオリサーチ社のやり方はもうとっくの昔に合わないんですよ。でも、日本の視聴率ってここしか調べていいところはなくて、それにメディア全体が動かされるという姿はこれからも変わりません。同社もTwitterと連動とかいろいろやってますけどしょせん考え方が一方向。それよりビデオリサーチ社以外の、第二第三の指標ともなりうる調査会社などを作るべきではないかと思うのですが、まぁそれができないのが日本のメディアなんでしょうね。

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4 コメント

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Unknown (手書き経験者)
2014-08-06 17:39:07
視聴率調査のすべてが機械調査ではありません。以前、私も調査協力した経験があるのですが、そのときは家族それぞれ個人ごとに、手書きの調査票で記載して提出しました。
地上波はチャンネルが印刷済みになっていて、BS・CS等は手書きでチャンネル名を記述し、視聴した時間帯を塗りつぶすというものでした。

記入した調査票は、2週間後にまとめて回収するというものだったので、集計などは機械調査のものと別だとは思いますが…。
Unknown (krmmk3)
2014-08-06 23:03:57
>手書き経験者さん
リンク先では直接書いていないんですが、ビデオリサーチが機械を使った調査方法だと別のリリースで明らかにしているんです。
http://www.videor.co.jp/press/2014/140714.htm
今回は手書き方式は採用しなかったようですね。
Unknown (岡本)
2014-08-07 02:00:00
非公式だけどradikoは放送局のアクセス数を元に聴取率データを取っているらしいですね。(通常はスペシャルウィークと題した数ヶ月に一度のアンケート形式)
Unknown (krmmk3)
2014-08-08 01:12:23
>岡本さん
radikoならそういうこともできそうですね。今やテレビより断然ラジオが進んでいる気がしてます。あとは録音が自由にできれば。

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