いや、本当に自作自演とは思いませんでした。
片山被告を拘束、一連の事件「自分がやった」
送られてきたというメールの転載を読んだ方も多いと思いますが、あの中にB-CAS書き換えの時も同じようなことをやった、とありましたよね。あれに胡散臭さを感じたんです。確かB-CAS事件当時は詐欺のようなことはあってもウィルス仕込みのような話はなかったはず・・・もちろんわたしが知らなかっただけ、引っかかった人間から報告がなかっただけということも考えられますが・・・なので、わざわざ余計な情報を書くあたり、愉快犯のチャチャ入れだと思っていたのですが、ある意味真犯人本人からのメールということで大外れでした。いやね、ネットを介した工作で警察の目を欺くことは出来たようですが、ある程度物理的に動かなければ出来ないメールの送信のような工作を保釈にすぎない監視の目があって当然の状態でやるなんてバレバレのことをやるとは思ってなかったんですよ。いくらなんでも警察をバカにしすぎだと思います。これでほぼ確定・・・と見て良いでしょう。万が一遠隔操作ウィルスとは無関係と考えようにも、そういう人ならこんな余計なことをするわけがありませんからね。
この事件はどちらかというと警察が非難されることが多い一件でした。誤った逮捕、脅して引き出したとしか思えない強制自白、後手に回り続けた捜査。犯罪を犯した犯人より警察が悪いと言わんばかりの報道もたびたび行われましたように覚えています。
多分当初は簡単な事件と見て警察も甘くみていたんじゃないかなぁ。ひょっとしたら担当はろくに経験も知識もない若い刑事だったのかも知れません。経験付けのために簡単な事件と見るや若手にやらせるってことは当然あるでしょうしね。
商売柄事件に巻き込まれることは皆無ではありませんから、警察に事件に関して聞かれること、特に容疑者が来店したときのことを聞かれることがあります。もちろんこちらとしても警察には可能な限り協力しようと思っていますので話せることは話しますよ。ただ、相手の刑事が知識がなくて話が通じない人だと、「応対したときのこっちの心情」のような細部が理解出来ないのでメチャクチャな書類を書かれることがあるんです。先日も、一応届けがあったので書類は書かなければ行けない、程度の中身でしかない、最初から因果関係は全部分かっている一件に関して刑事さんが話を聞きに来たことがあるんですが、その人はわたしらの商売に関する知識を並の人程度しか持っていない人でした。事実上こっちの商売がまるで分かってないものだから、こっちの言う話を自分の分かる言葉に勝手に置き換えてメモを取るんですけど、実際には全く意味の違う言葉を使っているので後になると話が合わないし、説明してもダメ。そういう若手が話を聞きに来る時はコンビをちゃんと話の分かるベテランと組ませ、注意したり知識を補填しながらやるものだと思っていたらもう一人のメモ担当も話が分かってない模様。「こっちの話が分からないんだったら分かる人と代わってもらってよ」と要求しましたが兎に角話を一通り聞かないと帰れないとのことなので、「もう言葉が理解出来なくてもいいからこっちの言った言葉をそのまま書いて」と言っておきました。もちろん書類がちゃんとこちらの状況を理解出来るよう書かれたかは全く分かりませんが。ああいうのを一度見ると、「専門知識のない事件の担当になった刑事は大変だろうなぁ」と思います。おまけに警察もなんだかんだで手柄主義なんで横のつながりしたがらないから他の署の力を借りたがらないので、思ったより大ごとだったりすると空回りするし。
それでも今回の件を見て分かるように、序盤の大きな失敗はもちろん取り消すことの出来ないものですが、その後はきっちりと容疑者を特定していたわけです。その気になった警察の捜査力は強力で、そう簡単に治安を悪化させるような事件を犯した人間を取り逃がしたりはしません。なのに世間の空気は、警察を見下したりバカにするのが正しい、と言わんばかりの色に染まりました(今回の件で多少改善されるかも知れませんが)。日頃マスコミを「真実を伝えていない」と批判しているような人でも、相手が警察となると途端にマスコミの報道を鵜呑みにしてそれを使った批判を始める人が少なくありません。ワイドショーなんて悪いことしか意図的に報道してないのはわかりきっているのに。ネットでもあふれる警察非難の書き込みが、こういう事件を起こしやすくしているように思えてなりません。警察にとって一番大事なのは事件解決ではなく、それを起こさせない抑止力となること、治安維持です。治安がいいのはわたしら一人一人のためになることですが、その治安悪化に繋がるようなことをわたしらからやっちゃダメでしょう。
最近「日本も戦争が出来る国になるのが平和のためだ」みたいな過激な発言も増えてます。それに関する賛否はもうしませんが、そういう人でも警察に対しては途端に見下した発言を始めてしまうことがあります。世界の治安も結構ですがそれより日本国内の治安が先でしょう。一番身近な警察をバカにして治安も平和もありません。まぁ相手も人間ですし全てに関して専門知識を持っているわけでもありませんから空回りも失態もあります。ですが組織としての警察は、まず頼りにしてナンボでしょう。
片山被告を拘束、一連の事件「自分がやった」
送られてきたというメールの転載を読んだ方も多いと思いますが、あの中にB-CAS書き換えの時も同じようなことをやった、とありましたよね。あれに胡散臭さを感じたんです。確かB-CAS事件当時は詐欺のようなことはあってもウィルス仕込みのような話はなかったはず・・・もちろんわたしが知らなかっただけ、引っかかった人間から報告がなかっただけということも考えられますが・・・なので、わざわざ余計な情報を書くあたり、愉快犯のチャチャ入れだと思っていたのですが、ある意味真犯人本人からのメールということで大外れでした。いやね、ネットを介した工作で警察の目を欺くことは出来たようですが、ある程度物理的に動かなければ出来ないメールの送信のような工作を保釈にすぎない監視の目があって当然の状態でやるなんてバレバレのことをやるとは思ってなかったんですよ。いくらなんでも警察をバカにしすぎだと思います。これでほぼ確定・・・と見て良いでしょう。万が一遠隔操作ウィルスとは無関係と考えようにも、そういう人ならこんな余計なことをするわけがありませんからね。
この事件はどちらかというと警察が非難されることが多い一件でした。誤った逮捕、脅して引き出したとしか思えない強制自白、後手に回り続けた捜査。犯罪を犯した犯人より警察が悪いと言わんばかりの報道もたびたび行われましたように覚えています。
多分当初は簡単な事件と見て警察も甘くみていたんじゃないかなぁ。ひょっとしたら担当はろくに経験も知識もない若い刑事だったのかも知れません。経験付けのために簡単な事件と見るや若手にやらせるってことは当然あるでしょうしね。
商売柄事件に巻き込まれることは皆無ではありませんから、警察に事件に関して聞かれること、特に容疑者が来店したときのことを聞かれることがあります。もちろんこちらとしても警察には可能な限り協力しようと思っていますので話せることは話しますよ。ただ、相手の刑事が知識がなくて話が通じない人だと、「応対したときのこっちの心情」のような細部が理解出来ないのでメチャクチャな書類を書かれることがあるんです。先日も、一応届けがあったので書類は書かなければ行けない、程度の中身でしかない、最初から因果関係は全部分かっている一件に関して刑事さんが話を聞きに来たことがあるんですが、その人はわたしらの商売に関する知識を並の人程度しか持っていない人でした。事実上こっちの商売がまるで分かってないものだから、こっちの言う話を自分の分かる言葉に勝手に置き換えてメモを取るんですけど、実際には全く意味の違う言葉を使っているので後になると話が合わないし、説明してもダメ。そういう若手が話を聞きに来る時はコンビをちゃんと話の分かるベテランと組ませ、注意したり知識を補填しながらやるものだと思っていたらもう一人のメモ担当も話が分かってない模様。「こっちの話が分からないんだったら分かる人と代わってもらってよ」と要求しましたが兎に角話を一通り聞かないと帰れないとのことなので、「もう言葉が理解出来なくてもいいからこっちの言った言葉をそのまま書いて」と言っておきました。もちろん書類がちゃんとこちらの状況を理解出来るよう書かれたかは全く分かりませんが。ああいうのを一度見ると、「専門知識のない事件の担当になった刑事は大変だろうなぁ」と思います。おまけに警察もなんだかんだで手柄主義なんで横のつながりしたがらないから他の署の力を借りたがらないので、思ったより大ごとだったりすると空回りするし。
それでも今回の件を見て分かるように、序盤の大きな失敗はもちろん取り消すことの出来ないものですが、その後はきっちりと容疑者を特定していたわけです。その気になった警察の捜査力は強力で、そう簡単に治安を悪化させるような事件を犯した人間を取り逃がしたりはしません。なのに世間の空気は、警察を見下したりバカにするのが正しい、と言わんばかりの色に染まりました(今回の件で多少改善されるかも知れませんが)。日頃マスコミを「真実を伝えていない」と批判しているような人でも、相手が警察となると途端にマスコミの報道を鵜呑みにしてそれを使った批判を始める人が少なくありません。ワイドショーなんて悪いことしか意図的に報道してないのはわかりきっているのに。ネットでもあふれる警察非難の書き込みが、こういう事件を起こしやすくしているように思えてなりません。警察にとって一番大事なのは事件解決ではなく、それを起こさせない抑止力となること、治安維持です。治安がいいのはわたしら一人一人のためになることですが、その治安悪化に繋がるようなことをわたしらからやっちゃダメでしょう。
最近「日本も戦争が出来る国になるのが平和のためだ」みたいな過激な発言も増えてます。それに関する賛否はもうしませんが、そういう人でも警察に対しては途端に見下した発言を始めてしまうことがあります。世界の治安も結構ですがそれより日本国内の治安が先でしょう。一番身近な警察をバカにして治安も平和もありません。まぁ相手も人間ですし全てに関して専門知識を持っているわけでもありませんから空回りも失態もあります。ですが組織としての警察は、まず頼りにしてナンボでしょう。
スマホをどうやって入手したかは謎ですがもともと持っていたとか・・・。
話がまとまりすぎていて逆に不自然な気もしますが、世間が知る分の事件としては事実上終結でしょう。
ああ、なんかわかる話だ。生きてるとたまにアルアル。
自分は「片山さんシロでしょ」組だったのでもう完全にグロッキー。ノックアウト。人間は闇であります……
普通の時なら怒るだけで済むんですけど、相手が警察だとこれまたいろいろ葛藤が・・・。
これまでの展開だとこれも誤認逮捕、って考える方が普通でしたよねぇ。もう誰も信じられない、とまではいかなくても無常と無情を感じます。