毎年最後の更新は12月30日にやっていたのですが、今年の30日はバタバタしていたので31日に挨拶をさせていただきます。
今年もいろいろありました。個人的には、やはり1月1日の地震です。たいてい年度初めのことなど年末には忘れてしまうのが常ですが、まだ一年しかたっていないのが信じられないほど鮮烈に覚えています。幸いわたしの地区の被害は大したことはなく、もはや日常の挨拶でも地震のことは触れられないくらいにはなっています。ですが、能登半島はもちろん、いまだ復旧の目途がたたない、半ばほったらかしになっている地区は広範囲に及んでいることは忘れないようにしたいものです。
業界を見ると、年末近くに起こったということもありますが、船井電機の準自己破産、従業員解雇という事件が印象的です。会長から取り消しの申請も却下され、もはや粛々と手続きや資産の売却が進むだけとなっている印象です。多くのOEMを引き受けてきた船井電機突然の消滅に、日本の産業はどう穴を埋めるのでしょうか。もう全部外国に売ってしまうか? だとするとガラパゴス化を突き進んできたテレビ業界はどうなるんでしょうか。いい方向に進めばいいんですが。
そういえば今年はPC全くいじらなかったなぁ。8TBのHDDこそセールのたびに買ってますが、CPUとか中身は全然いじってません。Zen4のAPUにZen5、IntelのCoreUltraなんてのも出ましたが、もう一つ手が伸びないんですよ。特にAPUはモバイル用はともかくデスクトップ用はAI機能もハンパで、FluidMotionVideoを失った機能ダウンに取って代わるほどの物欲を全然提供してくれなかったので飛ばしちゃいました。わたし、APUという概念が出て以来、初代のE350からほとんどの世代をデスクトップ・モバイルのいずれかで買ってきたのに、性能の変更が明らかなのに明確に飛ばしたのはこれが初めてです。Zen3APUでも普段使いには十分で、FluidMotionVideoもつかえるし、手が足りなきゃエンコードもそこそこ行けるので交換したい意欲が湧かないんですよ。強いて交換したいならIntelのCore11の方かなぁ。ただHTはなくなったうえに強化がEコア中心に見えるので、動画エンコードだとパフォーマンスアップがあまり期待できないんですよねぇ。だからこそ本来なら買うべきなんでしょうが、わたしのいつも買うNonKが出てないのでこちらも購入意欲が出てきません。タブレットはいろいろ出てうれしかったんですけどね。来年はさらなるバッテリーの強化されたモデルを期待。
今年一年いろいろお世話になりました。来年もまたよろしくお願いいたします。
テニスファンの私にとって2024年終盤に大きなニュースが飛び込んできました。
まず長年男子の世界ツアーの中継を担当していたGAORA SPORTSが放送終了を発表。
https://www.gaora.co.jp/info/news/2864
GAORAに関しては21世紀の初頭からの中継で2010年代後半はは1回戦からの中継だったのですが、徐々に枠が縮小し2024シーズンは日本語実況がカットされ現地映像の垂れ流しになっていたのですが、やはりという感じの完全撤退。
そしてWOWOWオンデマンドで配信していたWOWOWもATPツアーの配信終了を発表。
https://twitter.com/wowowtennis/status/1857332753240670587
テニスはアナログ時代からプロボクシングと並ぶWOWOWのスポーツコンテンツの看板で、近年は従来のグランドスラム以外にATPツアーの配信も行っていたのですがツアーの配信からは撤退、グランドスラム中継も2025年は中継しますとの言い回しで撤退もありうるような言い回しです
そしてATPツアーの5年間の放映権をU-NEXTが取得したことを発表。
https://www.unext.co.jp/ja/press-room/atp-tour-live-2024-11-29
個人的にはテニス中継を録画する楽しみが奪われたのも痛いですが、元々地方局の子会社で資金力で劣るGAORAはともかく、有料BSの雄であるWOWOWがU-NEXTに看板コンテンツを奪われる可能性が高そうです。テニス自体が試合時間が一定せず放送との相性があまりよくないのですが、長い時間をかけて育てたコンテンツを手放さざるを得ない事態になりつつあるのを見るにつけ、先の4K撤退も含めて有料放送の雄であるWOWOWの衰退が顕著になってきたように思われます。
あけましておめでとうございます。
GAORAもWOWOWも撤退ですか。完全に契約の競争で配信に負けてますね。U-NEXTも独占にするためにそうとう金を積んだんでしょうが、WOWOWともあろうものが負けてしまうとは。最近はWOWOWはスポーツに関しては配信に売るための代理店みたいな形をとるようになってきつつあったのに、その形式も維持できなくなってきたのでしょうか。厳しいですね。
なんか新年早々、ブログサーバーが攻撃を受けてえらいことになってたみたいですね。
今回の放映権移動についてさらに驚きがありました。ATPツアー側はTennisTVという自前での配信サービスを運営していて、国内ではこれまでWOWOWやGAORAと並行して特にブロックされることもなく有料登録できていたのですが、今回の独占配信契約でTennisTVの日本での登録がブロックされることになりました。日本でのシェアはわずかとはいえ自前の収入源を放棄してでもU-NEXTの独占契約を優先したということでよほどいい条件が提示されたのだと思われます。
スポーツに限らず映画のような映像コンテンツもどんどん配信に移ってしまっています。収益減少→有力コンテンツの維持の放棄→競争力の低下→更なる収益減少のスパイラルから放送事業は抜け出せるのでしょうか?
一日はアクセス数がいつもの半分でビビリました。サイバー攻撃許すまじ。
やっぱり配信系は金持っているんですかねぇ。放送じゃないと録画保存もできないし、たまの国際試合はコレクションしておきたいという人からすれば最悪の改悪なんでしょうが、もうそういう人は少ないんでしょうか。
放送が配信にない魅力を提示しない限りは流れを変えるのは難しいでしょうね。4Kはかつての3Dの二の舞になった感はありますが、まずはH.265/HEVCの申請が通って画質向上を願います。録画制限も撤廃してくれればなお・・・。