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2023-07-13 | Weblog

 一輪車のパンク対策

 子どもが遊ぶ一輪車ではありません。運搬用の一輪車のことです。
今年に入って、一輪車のパンクが続いています。

このタイヤは21年2月にホイールが錆で破損し、タイヤをそっくり取り換えたものです。それまで使っていたパンクレスタイヤは中の充填物が均等に入っていなかったようで運搬しているとコトンコトンと手に振動を感じていました。そこで取り換えはチューブタイプのタイヤにしました。
 このタイヤが今年始めパンクし、修理しました。よく見ると釘が刺さるといった外部からの要因でパンクしたのではなく、チューブの接合部分に亀裂が入ってエア漏れしていました。製品不良のようです。
5月になり、また別の場所からエア漏れです。やはり接合部分からです。このときは亀裂が数ミリあり空気を充填すると亀裂が開くようで、数週間するとまた同じ個所からエア漏れを起こします。修理は簡単にできますので、パッチの大きさを変えたり、ゴム糊を変えたり都合3回修理を試みました。しかしやはりエア漏れを起こします。
 さすがに、我が修理技術の限界を感じ自転車屋さんに持って行こうかと思いましたが、ネットで見ると修理料金は1,000~2,000円とのこと。一輪車のタイヤセットは1,095円で手に入ります。だったらこの際、新品に取り換えた方がよいのではないか。
しかし、タイヤの溝もきれいですし、ホイールも錆はなく新品同様、もったいないと発泡充填剤を使って、パンクレスタイヤにしてみました。
 以下施工顛末記です。
充填剤 300ml   1,078円

中のタイヤチューブを取り出したところ空気入れの穴と充填剤の細いチューブがまるであつらえたようにぴったり。

充填剤を入れている途中、うっかりして充填剤のチューブが抜けて充填剤が漏れてしまいました。

充填後1日たてば十分に固まるようです。
漏れた充填剤の除去、ホイール部分はなんとか剥がすことでできましたが、タイヤについた部分はかなり強力についているようで、ワイヤブラシでも落とすことができません。発砲スチロールですので、そのうちに劣化で自然に落ちると思うので放置。
タイヤの固さも十分のようです。完成。

 完成したのはよかったのですが、チューブが抜けたとき元に戻そうとして充填剤が手にべったりついてしまいました。布で拭いても取れず、灯油、シンナーでもだめ、そうこうしているうちにすぐに硬化して手全体が、カラカラになってしまいました。お湯に付けたり、少しずつ剥がしきれいになるまで2日かかりました。この間、食事とか普通の仕事には支障はないのですが、カサカサの手では痛くて顔を洗うことができませんでした。
もし他の場所でも充填剤を使用されるときには、ビニル手袋を着用されることを是非おすすめします。
一輪車はタイヤの圧力も申し分なく農作業に活躍しています。
 すでにお気づきのことと思いますが、充填剤が1,078円、交換用タイヤセットが1,095円です。コスパ的には全く割に合わない話ですが、やってみたという楽しさと達成感はあります。

 【余 談】
運搬用の一輪車の大きさには才(または切《サイ》)が使われます。(昔々、近所の金物屋の主人は荷《カ》と言っていました。荷は柴の束や荷物を運ぶときに使われていた単位です。その時の話では才と同じです)
才は尺貫法の容積を表す単位で主に土砂、砂利などを測るときに使われていました。
1才=1尺×1尺×1尺     尺は約30.3cm
一般の一輪車には浅いバケットの2才車と深いバケットの3才車があります。