Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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部品の洗浄及びパテ盛り

2015-10-26 20:28:28 | Osca Dromos Zagato
今日も良い天気でしたね、山陰は朝はかなり寒くなってきました。
先日、北海道では雪の便りも有りましたから確実に冬が近づいて来たんですね~。
こうなりますとそろそろストーブが恋しくなってきます・・・今度の水曜日は薪ストーブのメンテナンスをもう一度して来たるべき冬に備えなくてはいけませんね。
そうそう、親戚に薪も取りに行かなきゃね~相変わらず忙しいわ・・・。

昨日までボディやら細かな部品のキャスティングをしていました、何とかそれも終了しましたので今日からはいよいよ組立ての準備にかかります。
まあその前に塗装をしなければなりませんね。
というかここから仮組が始まります・・・
いくら完成品を分解して複製したと言っても寸法などはかなり変わっていますからそのまま組立てられる保証は有りません。
ホイールにタイヤを付けて姿勢位は確認しておかなければなりませんね~まだまだ制作は続きそうです。
そんな事ですから今日は部品の洗浄から始めます。
と言うのもキャストする時に離型剤を使っていますからボディの表面や使った工具そして机の上などあらゆる部分を脱脂剤で拭き掃除です。
それが完了したらボディの洗浄・・・私は市販の脱脂剤をビンに入れておいてその中に部品を入れて撹拌しながら(シェイクしてはダメですよ、壊れてしまいますから・・・)数時間漬け込んで取り出します。
この後クレンザーで水洗いします。
手間がかかるんですよ・・・(笑)
ボディが複数有るのは目の錯覚です・・・決してTVの収録の為では有りません(笑)
もちろん失敗したときの為でもありませぬ・・・(爆)

次は細かな部品を脱脂します。
ぜ~んぶビンの中に投入・・・細かな部品は5台分!?位有ります。
細かく検品しないと使えるか使えないかわからないので一応全部入れて脱脂しておく訳ですね。
じゃないとどれが脱脂してあるのかわからないですからね~。
また余計な部分にシリコンが付いてもいけませんから。

ボディの下側の付いている湯口の付近がバリになっていますのでこれを削っています。
気泡の部分はデザインナイフで少しえぐっておきますと後でパテを詰める時に楽ですね。

ホイールアーチの中にもバリが有ります。
これは型の合わせ目でして隙間にレジンが入ったまま硬化してしまった部分です。
ここは大きめの丸形のビットを使いリューターで削ってしまいます。
まあペーパーでも良いのですが何か丸い気の棒か何かにペーパーを貼った物で削った方がいいですね。

ボディの手直しをしていたら数時間経過したので細かな部品を洗浄液の中から出しました。
見た目は全く変わらないのだけど・・・奇麗になったのかな??

次はボディの気泡にパテを詰めます。
それ以外にも実車を拝見してボリュームの不足している部分にも少し盛っておきます。
お陰さまで手直しをしたボディはそう大きな問題は無い様ですよ。
もしも重箱の隅を突く様な指摘をすればリアのディフューザーの部分の形状と寸法がちょっと不足している様な気がしましたので少し盛っています。
まあ別に何ミリも盛る訳じゃないですから・・・せいぜい0.5mmくらいでしょうか・・・
この部分はセミグロスブラックなので凹凸が目立たないので少し強調しておきたいだけなのです。
もしもここがボディカラーなら多分盛らなくてもいいと思うけど・・・

そうそう、レジンの気泡の部分にポリパテを充填する様な場合はパテが柔らかい方が気泡に馴染みやすくて良いですよね~
そんな場合はポリパテの主剤にポリエステル樹脂を数滴たらして混ぜてから硬化剤を入れて使います。
FRP樹脂を取り扱った道具を洗浄する時に使うスチレンモノマーという液体が有るのですが、これを使ってポリパテをゆるくする事も出来ますがこの液体は溶剤なので樹脂分を含んでいません、従ってポリパテは柔らかくなりますが硬化の時に蒸発しますのでヒケが大きくなります。
まあそれでも良ければ良いのですが・・・ポリパテを盛らなければならない様なケースでは硬化の時にヒケますとパテ盛りの処理を繰り返さなければならなくなりますからね、それも面倒でしょ!?
だから僕の場合はポリエステル樹脂なんですね。

どれが良いとは申しませんがご自分に合った物をお使いになると良いと思います。
参考になる様に一応理由は書いておきますから・・・(笑)

内装のキャスティング

2015-10-25 20:17:08 | Mazda Carol360DX
昨日の夕方から青年会議所のOB会に参加してきました。
出発直前に財布と運転免許証など一式を落としてしまうアクシデントに見舞われたのですが所轄の警察署に電話で問い合わせをしてみましたら拾われた方が今まさに届けにいらっしゃいました・・・との事。
有り難い物ですね・・・全部無事に戻ってまいりました・・・。
世の中捨てた物じゃないですね~
しかも名前も名乗らずに帰られたらしい・・・拾われた方大変有り難うございました。
私も落とし物を拾う事は良く有る事なんです、全て警察に届ける事にしています・・・お互い様の事ですからね。
実はこの落とし物はアトリエから自宅に戻る途中バイクの荷台から荷紐が切れてカバンごと落下してしまったのです、中には畑で汗をかいた着替えなども入っていたので顔から火が出るほど恥ずかしかったのですが免許証や財布が無いと困りますからね~我慢して取りに行って来ました。
旧知のおまわりさんにも笑われる始末です・・・ふ~っ!
もちろんCafeの営業時間帯なので家内に乗せてもらって行く訳にはゆきませんので母親を電話で呼び出して乗せて行ってもらいましたから家族にもバレバレです(汗)
しかもOB会に遅刻してしまったので会のメンバーにもバレてしまいまして・・・なかなかとっさに嘘が付けない物です(笑)
その上にネタが無くてブログにも書いてしまいましたから全国の皆さんが知ってしまう可能性が有ります(ちょっと大げさですかね~)

まあOB会の方はいろいろ感じる事が有りましたね・・・
OB会の連絡ハガキを出しても返事が返ってこない人もいますし、ハガキ自体が帰って来た人・・・また他の用件とダブってしまい出られない方、そして既に亡くなられてしまった方、そして国会議員になってしまった方などなど・・・。
出席者全員で話しをしましたがOB会に出席出来た人は取り敢えず幸せな人という事で一致致しました。
その後は2次会3次会と流れてゆきまして温泉旅館に戻って寝たのは午前2時を回っていたと思います。

朝起床して朝食を頂きまして大急ぎで自宅に戻ってアトリエに出勤致しました。
到着したのは11時をまわった頃でしたね~。
少々飲み過ぎまして少し頭がボ~ッとしていたのは内緒です。

今日もまたキャスティングをしていました。
実はキャロルのボディはキャストしたのですが内装をすっかりと忘れていまして・・・
シリコン型から原型を出す事さえしていなかった・・・です。

そして心配だったタイヤの型取りですが・・・
硬化不良も無く良い感じにシリコン型が出来ました・・・トレッドパターンも奇麗に取れています。

ついでにボディも増やしておきました・・・一体何個まで増やすのでしょう・・・(笑)
ウインドの部分に大きな気泡が有りますがここは穴を開けてしまいますので問題無さそうですね。

再び増殖・・・ちょっと多いか・・・(笑)

キャロルの内装の部品もやっとキャストを始めました・・・。

取り敢えず脱型をした部品は分解したミニカーと一緒に入れておきます。

ボディキャスティング

2015-10-24 15:29:54 | Osca Dromos Zagato
本日も結構良い天気ですね~遠くには薄らと雲がかかっていますが塊になっている雲はほぼありません、おかげで今日はアトリエの中も結構暑いです。
キャスティングをしていますと額からは薄らと汗をかくほどです。
そんな中ですが午前中はニンニクの第2陣を植えておりました。
本日植えたのは200個くらいでしょうか・・・まだもう少し足らないですね・・・もっとスピードアップしなければなりませんね~。

今日夕方から青年会議所のOB会の為に鳥取県倉吉市まで行きますのでちょっと早めの更新です。
昨日テストショットをキャストしたOscaですが気泡の抜けが良くなかったので少し湯口を増やしましたがその結果は本日最初のキャストでわかります。
まだ完全に気泡が無い・・・と言う所まではゆきませんがまずまずの結果です。

何時間かかかってやっと5個・・・
シリコン型を直しながらなので結構時間がかかりますね・・・
また完全に硬化しないとボディを取り出せないのでそれも時間がかかる要因でもあります・・・これは仕方が無いか・・・(笑)

インテリアの部品もこの通りに抜いておきましょう・・・
下側の床の部分も付けておいた方が取り出しの時に強度が有って楽ですね、1個だけ油断していましたら両サイドのシルの部分の内装が折れてしまいました。
折れたら修理して使う事はしませんのでゴミになってしまいました。

最終的に8つもボディを抜いてしまいました(最後の1個はまだシリコン型の中に有ります)
この中で良い物を選んで使います・・・
どうもブログをご覧の皆様の中にもこの完成品に興味の有る方がいらっしゃる様なのでご依頼者様にお願いしていくつか作らせて頂こうかと思っています。

細かな部品もキャストしています・・・
こちらが1台分かな!?
まだ明日もOB会から戻ってからキャストをしなければならないですね・・・このシリコン型も時間が経過やキャスト時のレジンの発熱によって型が傷んできますからそう何個も作れる訳では有りません。
取り敢えず5台分くらいは部品を揃えておきましょうかね~


キャスティング準備及びキャスティング

2015-10-23 21:39:02 | Mazda Carol360DX
Oscaの方はシリコン型が完成しましたのでキャストをしてみましたが、Carol360の方も同様に進めておきましょう。
どうせなら一緒に進めておいた方が効率が良いというものです・・・

シリコンを流してから一晩経過しますと完全に硬化しまして爪を立てても一切傷が付きません。

P.Pテープを剥がしまして上下の型の継ぎ目にちょと力を入れてやりますと型が剥がれます。

下の型を剥がしてもボディは上の型の中に収まったままです。
こんな場合は少し押し広げる様にして原型のボディを取り出します。

まあボディはダイキャストですからそう簡単には壊れたり致しませんがウインドウの部分はプラ板を瞬間接着剤で付けただけなのでちょっと弱いのですが・・・まあ何とか外れずに取り出す事が出来ました。

これもまた型を元に戻しましてP.Pテープを使って壁を付けました。
これで準備OKです・・・(笑)

Oscaと共にレジンを流しておきました・・・今夜は脱型は時間切れで出来なかったので明日のお楽しみですね。

ボディのキャスティング及び手直し

2015-10-23 21:22:10 | Osca Dromos Zagato
今日も良い天気でしたね~、昨日は午前中雨が降ったり止んだりの不安定な天気でしたが・・・今日は打って変わってスッキリと良い天気でした。
こんな日にはしっかりと仕事をしたい物です・・・が
午前中はお昼前まで小豆の収穫の続きをしておりました、その後にニンニクの第二陣の植え付け準備で堆肥を運んで畑を打っておきました。
明日はマルチを張ってからニンニクを植えたいですね。
まあこの段取りで巧くいけばいいのですが・・・こればかりはわかりません(笑)

さてお昼頃からはアトリエに入って少々仕事をしますが午後1時半からは安全協会の仕事で出掛けます。
最近FBで話題になっています安全協会ですが、まあ場所によってはいろいろ有ると思いますが安来支部は至って真面目です。
今日は管轄の地区内の危険カ所をアンケートで教えて頂き現地を確認し市の担当者の方や消防所の方、そして大手地元企業の
安全担当の方とお話をして協議致しました。
協議は全て現場に出向いてのお話です・・・自動車が趣味と仕事を兼ねる物として交通安全に少しでも協力が出来ればと思っています。
まあ全てが解決する訳では有りませんがアンケートで地元の声が出ていますのでそれをお伝えして改善すべき部分は改善して頂こうと言う活動をしています。
全てほぼ無償のボランティアですね、まあわかる人にだけでもわかって頂ければ幸いですね。
下の画像は道路左側の消火栓(人の陰になっていて見えませんが・・・)と右側の電柱が同じ場所に有って道路幅を狭くしています。
その幅は僅か3.15mしか有りません、今ですと4m道路がなければ建築確認申請が降りません・・・古い団地ですから仕方が無いかもしれませんね~。

帰って来たらもう午後5時になっていました。
あちゃ~時間が無いな~。
でも仕事は進めなければなりません。
シリコン型を分解致しました
まあ離型剤を塗ってありますからシリコンが一体になってしまう事は無いのですがそれでも分解するまでは心配ですよね(笑)
ウインドウの脇の一部分にパテが剥離してしまいました。
それ以外はほぼ予定通りになりました。

まず下側のシリコン型を外してから型の上側からボディを外します。
原型はほぼ無事ですね・・・実はこの時点で原型を壊してしまった事が有りまして・・・それ以来ビクビクなんです(笑)
多少油粘土が残っていますのでブレーキクリーナーで拭いておきました、油粘土はブレーキクリーナーで拭き取れる様ですよ。但し脱脂してしまいますからこの後離型剤を塗ってからキャスティングする必要が有るかもしれませんね。

下側の型のボディの内側の型に湯口を作ります。
専用のポンチは持っていませんので真鍮のパイプの先を削って刃を付けまして・・・そのポンチを使って湯口の穴を開けました。
湯口の付け方はいろいろ有りますのでどの様な付け方でも効率よくレジンを流し込む事が出来て気泡が抜ければいいのです。
まあ真っ直ぐな方が抜けも流れもいいですよね。

レジンを流す穴はサイドステップの前後に1ヶ所ずつフロントとリアのホイールアーチの前側と後ろ側に1ヶ所づつの全部で8ヶ所の穴をあけておきました。
これで十分かはこの後わかります。

上下の型を合わせまして周りにP.P.テープで壁を作ります。
この中にレジンを流すのです。

レジンを用意します
主剤と硬化剤を同量カップに入れておきます、ここから更に計量して真空注型装置にセットしておきまして真空にしてから混合して型に流します。

途中の画像は有りません・・・と言うのもレジンは混合してしまいますと急速に硬化してしまいますから撮影をしている時間が無かったんですね~。
あっという間に硬化してしまいました(笑)

早速型から抜いてみますと・・・こんな感じです。
上から見ますと結構良い感じ・・・でしょ!?


でも下から見ると気泡が有ります。
気泡ゼロはなかなか難しいのですがこれも湯口を直す事で解決出来る事も有ります。
ちなみにコチラが後ろ側ですね・・・

フロント側も3つ程気泡が有ります・・・

バリは沢山有りますが・・・それを差し引くとまずまずの形状になっている様な気がします。
後は気泡が少なくなる様にしなければなりませんね~。
まあパテで潰せばいいのですがそれでも少ない方が良いですからね~。

気泡が有った部分に穴を開けましてレジンの流れる道を付けておきまして硬化までに気泡が抜けてくれると良いですね~(笑)
それでもダメならパテで埋めましょう・・・


この改修が上手くいったかどうかは明日再キャストをしてみないとわかりません、今日は残念ながら時間切れでした。