Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

ちょっと横道に・・・(笑)

2013-02-25 19:46:24 | Bluebird 1933
この所Cafeが超忙しいですね・・・呼び出しを受ける事が多い2月ですね・・・理由ですか?わかりません。
本日は天気も良く・・・雑音も多く横道にそれっぱなしです。
余りにもいい天気なのでバイクもいじりました・・・ストレス解消とも言います。

それはそうと栃木県日光付近で結構強い地震が有った様ですね。
栃木のUさん群馬付近も揺れたんですかね~Iさん、まるおさん如何でしょうか?
余り被害な無い様に報道されていますが如何でしょう・・・?
被害が無い事をお祈り致します。

さて制作の方はなかなかはかどりませんね。
本日はステアリングのロッドを作ろうと思っていましたがどうもそこまで進みそうに有りません。
まず最初はブルーバードの物では有りません、WR-5のコクピット脇のシフトレバーを逃げる為のバルジを真鍮プレスで作りましたらそれだけが欲しいとご依頼を頂きましたのでせっせと作っております(笑)明日普通郵便で発送しますので今しばらくお待ちください。


昨日から削っていたリンクの方がやっと出来ました削るのは結構大変でしたね。
太い部分はエッチングと合わせてハンダ付けしますがセンターの部分だけパイプを通してボディに固定する為のピンにしますし反対側の見える方は中央に六角ナットを差し込んでおきます。


ボディ側はフロントの空力カバーの裏側に取り付けますので一旦カバーを取り外して穴を開けて取り付けます。
ケガキ線はトースカンを使えば左右同じ高さにケガキ線を入れる事が出来ます。

ステアリングギアボックスから左右のボディを貫通してアームが出て来ますが、アームは僅かですが前後に動きますので穴は少しだけ長穴になってないとアームが動かないのです。
ただしアームはボディに固定したいので長穴を開ける訳にもいかない訳です、そこで長穴らしく一段掘り込んでおき塗装後にフラットブラックに塗装して穴に見せる事にします。


その長穴から出て来るアームは0.8mmの洋白線から作っています。
透し図を見るとロッドの固定は下側から六角のナットでボールジョイントを留める方法の様なので下側に六角なナットを取り付けて上側はピンの様に残しておきます。

取り付けるとこんな感じです・・・長穴が余り目立ちませんね・・・。

今日も忙しかった・・・・

2013-02-24 22:14:48 | Bluebird 1933
本日は曇り時々腫れ時々雪が舞う天気になりました。
お昼には少し人数の多いご予約が入っていましたので11時半くらいからずっと厨房にこもりっきりになっていました。洗い物や片付け、自分たちの昼食の準備まで全てこなして開放されたのは3時前くらいでしょうか、
そこから製作開始です。

本日の作業はワイヤー式のブレーキのアームをカバーするバルジを作ります。
方法は何時もと同じで難しい物では有りません。
鉄の鋳物のかたまりにリューターにダイヤモンドビットを付けて削ってゆきます。
本日のバルジは少し大きめの物で左側の物は前作のWR-5のシフトレバーの逃げに使ったバルジの型ですので痕界のバルジが如何に大きいのかよく分りますね。
ダイヤモンドビットで結構掘れる物ですね・・・。

真鍮板をプレスします。
今回は凸型を作らず矢坊主を使って少しずつ凹めてゆきます。
きれいに作るコツは中央部に力が入りやすいので注意する事で一度に変形させようとすると部分的に真鍮板が薄くなってしまいます。そうならない様に注意する事ですね。

中央部分に穴をあけて固定ピンを取付けます。
縁に近い部分に小さな穴が開けてあるのがわかりますでしょうか?これはブレーキ用のワイヤーが出て来る穴でして球形の面に斜めに出ていますので穴空けはなかなか難しいですね、キリを折らないように注意です。

取付けピンはハンダ付けでガッチリと留めておきます。

ボディに取付けてみると・・・なかなか良いじゃないでしょうか!

ステアリング系のロッドのリンクを作ります。
もちろんこんな部品はメタル製の物がキットに付属しています、それもメッキのかかった高そうな部品です。
しかしこれを使いません全て削って制作致します。
まずはロッドのリンク部分を作ります。
しかし1個目は失敗致しました(画像上側の物ですが)削り過ぎてしまいました。


下の画像は2個目の物です、今度は成功すると良いですね。
続きはまた明日の更新で・・・(笑)

マクラーレンMP4/4デカール貼り

2013-02-23 23:05:56 | その他
先日到着したアイドロンフォーミュラーのマクラーレンMP4/4ですが、ご存知の通り日本国内板の完成品であってもタバコロゴは入らない物が標準なのです。
たかがミニカーの事にそんなにシビアにならなくても良い様な気がするのは私だけでしょうか??
これを見ても別段タバコを吸いたくなる訳ではないですし・・・だからタバコロゴはダメと言われてもただ難癖をつけているようにしか見えないのですが・・・。

まあそんな愚痴を言っても(なんか文章がエヌエフさんのようになって来ました・・・エヌエフさんゴメン!)仕方ないのですが、これをご注文頂いた当店最年少のお客様のお父さんからデカールは貼っておいて欲しい旨のご連絡を頂いていますのでお越になる前に貼り付けをしておきましょう。
ついでに自分で貼られる方もいらっしゃると思いますので何かの参考になるように更新をしておきましょう。

さてデカールを貼る場合に一番先にするのは、デザインナイフの刃を新しい物に交換する事ですね。
一昨日新しい物に交換したばかりだったのですが切れが良く無い物で切って問題が起ると困りますので新しくても交換しておく事にしております。

内容はこんな感じで・・・デカールが箱の下に入れて有りますから取り出して確認作業ですね。

まず私はリアウイングの中央に有るエッチングの小さな部品を外します。
実はデカールをカットすればこれの取り外しは不要なのですがカットすると文字の間隔が微妙に狂って来ますので私はこの部品を外す事にしております。
タミヤのエナメルシンナーを小筆で流してやればすぐに外れます。

リアウイングのマルボロは上下二つに分かれていますが、真ん中のデカールが切れている部分の余分なニスを良く切れるカッターでカットします。
このメイクアップ製のデカールは大変良く出来ていますので余分なニスはほとんど無いですがそれでもここに二スが残っているとデカールの端が浮き易くデカールが剥がれる原因になりやすいので余分は切っておきます。
切ったニスがピンセットの先に付いておりますがご覧頂く事が出来るでしょうか??
デカールを水に付けてデカールが浮いて来たら先にカットした余分なニスを先にピンセットで取り除いておきます。
こうしておかないと必要なデカールの下側に潜り込んでしまいせっかく貼ったデカールが凸凹になってしまう事も有ります、不確定要素は先に取り除いておいた方が良いですね。

ボディサイドの大きなマルボロの右側はこんな感じです・・・

何か気が付かれる事は有りませんか?
たまたまかもしれませんがパワードバイホンダのデカールの貼り位置がほんの僅か下にずれて修正されているのがご理解頂けるでしょうか?
マルボロとその下のデカールの距離が適正になっているのがわかりますね。
これはセナ仕様の物の時にメイクさんの担当と話をする機会がありましたので申し入れておいたのが修正されたんですね・・・そもそもこのパワードバイホンダのデカールを貼る位置は目標物が無くてマルボロが貼ってないと位置を決め難いのです、ですから貼り位置を少し動かすと言うのはかなり困難な作業だったと思われます。
これは大変素晴らしい対応で生産ラインの管理や製作の意思伝達環境がきちんと管理されていないときちんとした対応が出来ないのです、偶然ではなくきちんとした情報伝達でこれを修正出来たならこれからもまだまだアイドロンに期待が持てるという事です。
これがただの偶然でない事を望みますね。
そして私と多くのアイドロンファンの方の希望は貼ったデカールが筋彫りの上に有る物はナイフでカットしてからウレタンクリアーを塗って欲しい・・・この一点だけでしょう(笑)
引き続き強く要望したいですね。

話がかなりそれましたのでこれで中年の主張の時間を終わります(笑)
さてフロントのデカールは筋彫りを越えた部分にも貼られます。
こんな場合はデカールを貼ってしばらく乾かしてからデカールにナイフを入れてカットしマークソフターを塗って水に濡らした綿棒で押さえてデカールを落ち着かせます。

最後に外したウイングの部品を取付けて作業完了ですね。



ABCペダルの続きです

2013-02-23 22:52:07 | Bluebird 1933
本日は曇り時々腫れの天気でしたが結構寒かったですね日が射すとそれなりに暖かいのですが・・・。
奇麗な晴れにならないのが山陰流かな!?

さて製作はABCペダルの続きを作ります。
昨日作ったペダルを並べる順に1.0mm真鍮線に刺して並べて確認致しました。

次にシャフトを支える床からのステーを作っていますコの字型に曲げた真鍮板に1.0mmに穴をあけてシャフトを通しております。

取り付けはコの字型のステーの任意の位置に0.5mmのピンを立てておき床にも0.6mmの穴をあけて差し込んで位置を決める事にいたしました。
ステアリングシャフトの下側なので見え難いですがこんな感じで留めています。

クラッチのレリーズアームを作っておきます。
もちろん実車のこの部分の写真が無いのでこんな部品が付いているのかわかりませんけど何かのクラシックカーのクラッチはこんな構造になっていましたのでそれを参考に・・・

車体に付けますとほとんど見えませんが・・・クラッチペダルとレリーズのアームの連結は0.4mmの真鍮線で結べるように準備してありますが実際の調整は塗装後に出来るように長めにしておきます。

ステアリングからABCペダルまで

2013-02-22 18:52:56 | Bluebird 1933
本日の山陰は夕方から雨又は雪の予報が出ていたはずですがいまだに何も降っていません(笑)
本日朝一発目の仕事は昨日も書いたかもしれませんが梅の木の消毒です。
梅はこの時期花が咲く前に硫黄合剤と言う薬品で冬を越した害虫に対して消毒をしておかないと花は咲くけど実がならないと言う事になってしまいます。
また暖かくなってから病気が発生してその年1年を棒に振ってしまう事も有ります。
硫黄合剤ですが今年は例年と様子が違っていましてどのお店に行っても今まで有った500mlのボトルは無く替わりに10Lも有る大きな物しか無いのです・・・店員さんに聞いたら今年から硫黄合剤は500mlが製造中止で一番小さな物は10Lになったとの事、理由は硫化水素自殺をする人がいるのでそうなったと言う説明でした。
その時は何の事やら(勿論硫化水素自殺が有る事はTVのニュースで知っていますが)わからなかったのですが帰ってから気が付きました。
前のは確か100倍とか150倍に薄めて使うはずだった(記憶が曖昧ですが)のが8倍で使えとの指示・・・そこで閃いた!自殺防止に余り濃い物を売らなくなったと言う事らしいです。
しかしバイクとかで買いに行ったら10Lの容器は大きくて扱いが大変だったかもしれませんね、自殺防止にこんな所で影響が有るんですね。
まあ薄い方が扱いやすい事は有りますが私の所などそう沢山要らないのですから1Lとか3Lくらいで売ってくれると良いのですが・・・。

さて今日の制作に入ります。
昨日メーターパネルを作りましたので今日はステアリングから制作を始めましょう。
ステアリングはだいぶ前に作りましたね、スポークが3本なのか4本なのかでだいぶ揉めました(笑)
結局4本で良かったですよね、皆さん!(笑)
本体は作っていたのですがセンターモチーフやステアリングシャフトとの連結の問題はまだ考えていませんでした。
今回はセンターモチーフのセンター部(わかり難いですね)とシャフトへの差し込み部は旋盤で一体に作り、センターモチーフの円盤状の部分は別に旋盤で挽く事で作ってみました。

しかし・・・メーターパネルの寸法が少し変でしてボディカウルとの間に隙間が空いてしまいました。どうやら寸法を読み違えたみたいです・・・。
こんな場合他の部分はこれ以上無い状態なので隙間の部分に0.5mmの真鍮線をハンダ付けして隙間を調整しておきました。
こうする事でメーターパネルの上下方向が大きくなりますのでメーター配置が楽になりますね・・・画像は隙間を調整する前になります。
これでメーターパネルは完了しましたので次は足元ですね。
実は今まで参考にしていた透し図にはペダルの付いてない側からの物でしてペダルの部分は全く見えません、写真なんて全く有りませんが幸いな事に反対側から見た別の透し図が付いていました・・・ただしこれが正しいのかどうか確証はありませんけど参考にするしか選択肢が有りません。
床板はこんな場合アルミ板か鉄板ですが、今回は滑り止めのモールドが入った物にしてみました。
使ったのは鉄道模型用のエッチングでエコーと言うお店から出ている物です。
HOゲージでは蒸気機関車のランボードの素材として良く使いましたね、ずっと前に東京の天賞堂にに行った時にこのエッチング板を買っておいたのがやっと役に立ちました。

中身はこんな感じです。

続きは自宅に帰ってから10時半頃に更新致します・・・(笑)

さて帰宅して再び更新です。
先程のエッチング板は0.2mmの洋白板をエッチングした物ですのでその厚みが余りにも無い訳でして裏に0.2mmの真鍮板を重ねて厚みを増してやります。
ドライバーの足元にだけ滑り止めの板を使ってそれ以外の部分は真鍮板で使い分けておきます。

ABCペダルのアーム部分を削りだしますが形状を合わせたいので3枚に重ねた0.5mmの真鍮板を削っています。

まず差し障りの少ない!?アクセルペダルから・・・と言うか透し図にはアクセルペダルが書いてないのです。
しかしハンドスロットルでも良いかもしれませんが両手はハンドルを支えるだけで文字通り手一杯でしょうからやはりアクセルは足で操作するのが一般的でしょう。
アクセルペダルは滑っても大丈夫なのでペダルの踏面は普通の真鍮板で作っています。しかもスロットルを開ける為のロッドを連結するのでアーム部分の途中には0.5mmの穴をあけてあります。

次はブレーキペダルです。
踏面は滑り止めの付いた床と同じ素材を使っていましてここも厚みが足らないので2枚重ねになっています。
ブレーキはロッドを付ける穴は不要です。
ブレーキペダルの支点となるシャフトが両側に伸びてブレーキのワイヤーを操作する構造になっているからです。

次はクラッチです。
クラッチは操作するロッドをつなぎますが直接アームにロッドが付く訳では無くアームに付いたパイプにもう一本アームが付いていてそこにロッドが付く事になります。
何故こんな構造になるのかと言うとペダルの前側にミッションが有りましてそのミッションの前側にクラッチが有ります、よってミッションを避けなければならないからですね。
本当にそんな構造かは定かでは有りませんが資料が無いので想像で作るしか無いのです・・・しかし1/43の実車を作る様な物ですね。
ひょっとしたらクラッチケースから直接ペダルがでている様な構造かもしれませんが・・・透し図から見るとクラッチからドライバーズシートまでかなりの距離が有りますから足が届かないと判断しました。

ペダルの支点を加工します。
これをどうして床に取付けるのか・・・まだまだ先は長いかな(笑)