Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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フレームの製作Ver.1

2015-04-02 17:50:44 | Golden Arrow 1929
昨日は定休日だったのですがほぼ一日中雨が降っていました・・・外の仕事は何もできませんでした。
しかも昨日はギャラリーの展示の入れ替え日でした、次の展示の為の机を搬入して使っていたパネル等を片付ける作業も雨天の為に出来ず・・・。

何もしないのは勿体無いのでフレームの作図を進めておりました。
お昼には昼食を食べながら・・・ちょっとだけビールを頂きまして休日らしい気分を楽しんだり・・・その後少しお昼寝など・・・。
普段はそんな事は全く無いので緩みっぱなしの定休日でした。
そうそう先週は九州に遠出だったりしましたから相当に疲れもたまっていたはずです。
ここらで少し休息を取っておくのも悪くないはずです。

今日は昨日の雨が嘘の様に晴れています、最近の定番になっているブルーベリーの植え替えをしておきましてからいつもの様に製作にかかりました。
Golden Arrowは制作上の問題がいくつか有ります。
その一つがフレームがボディの内側に収まるのか・・・と言う部分とエンジンをフレームに納めた場合にエンジンカバーが巧く脱着出来るのかが製作のポイントになります。
今の時点ではフレームが完成していないのでエンジンは検証する事が出来ません ・・・順番とすればまずフレームを作ってボディとの具合を確認してからエンジンという事になりますから今はまずフレームを作る事に専念しないといけないでしょう。
作図したものを見ながら真鍮板を切ってゆきましょう・・・。
使用したのは0.5mmの真鍮板(アトランティックは0.3mmだったと思いますので大きい分少し厚めの板を使っています)を切っております。
0.5mmの真鍮板は金切り鋏で簡単に切る事は出来ますが切りますと下の画像の様に大きく曲がってしまいます。

いつもの様に4枚同じ物を作りたいので4枚重ねでハンダ付けした物を加工します。
同じ物を作る為にはこの方法が一番簡単じゃないかと思います。
その為にはまず真っすぐに延ばさなければなりません・・・四角な金床の上で叩いて延ばします。
どこをどう叩けば真っすぐになるのか口で説明がつかないのですが叩いていればわかります(笑)


揃えてハンダ付けをしますがこの時に基準になる辺を決めてハンダを流すと良いですね。
どこかが小さかったり致しますとその部分は使えなくなりますから・・・少し大きめにしておくのも方法ですね。

基準となる辺を削ってみました・・・
一応寸法が不足している様な部分は無くちょっと安心(笑)
大きめのヤスリでザックリと削るのが良いですね、小さなヤスリでは真っすぐに削るのが難しいのです。

重ねた真鍮板にケガキ線を入れまして、不要な部分を糸鋸でカットします。
この時に気をつけたいのが糸鋸の刃の大きさです。
今回は0.5mmの真鍮板が4枚重なっています、正確に言えばその間にハンダの層も有りますからざっと2.0mmの厚さになりますから刃は細かな物では切れません、面倒かもしれませんが糸鋸の刃を大きな物に交換してから加工をした方が良いですね。
2.0mmの真鍮板というのはそれ位難物なんですよ(笑)

切り出したフレームをメタルのボディの中に入れてみます・・・
まあ採寸はしていますから入らない事は無いのですが、それでも設計ミスが有れば使えない物になってしまいますからね~。
まだメインの板が1枚だけなんですがこれで立体のフレームがこのボディの中に入ったら凄く精密な物になってゆくのではないかと・・・予感させますね。

現在考えられるだけの穴を開けておきます。
というのも組み立ててから左右のフレームの同じ位置に穴開けようとしますと必ずズレが生じます、わかるもの(クラッチペダルのシャフトとかフロントサスペンションの位置決めのシャフト等)は今の内に開けておくのが良いですね。

穴を開けたり削ったりの作業が完了しますとハンダゴテを当ててハンダを溶かしましてフレームを分解致します。
分解したら必ず水洗いをしておきます、フラックスが付いていますと腐食を進める事になりますからね~。

余分なハンダを削り取りまして歪みを無くす為に再びハンマリングです・・・
そして歪みが無くなりましたらペーパーで研磨します。
同じ作業を4枚分繰り返しましてやっとフレームの板(今日はこの板だけですよ)が2台分完成致しました。

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