Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

リアサスペンションのスプリングホルダーを作ります

2015-01-22 19:28:20 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は午前中は日も射して穏やかな天気でしたが夕方からはどしゃ降りの雨に変わりまして気温も低くなってきた様です。
まあ予報では80~90%の確率で雨という事になっていましたので覚悟は出来ていましたけどね、予想よりも雨が強く降っていますね~排水溝から雨が溢れそうになっています。

昨日は定休日だったのですが、中庭でバラの講習会をして頂く事になっていましたので通常通りの時間に出勤して開店準備をしておきました。
家内はバラの講習会に私は畑でタマネギに肥料を施しました。
梅雨時の収穫で良いタマネギを収穫するには省略出来ない作業でして、あと2月初めと3月10日頃の2回の肥料をやらなければなりません。
時間が少し余ってしまいましたのでイチジクの剪定も行なってしまいました。
木の剪定と言うと難しい感じがしますがイチジクは1年でかなり枝が延びますのでこの時期には思い切って短くしても何ら問題は有りません。
ただ若い木ですと今年の収穫を考えるより木と根を育てる事を中心に剪定する事も有ります、そんな場合はどの枝を残すのかよく考えなければならないのです。
また夏果を収穫したいのであれば今年の枝は少し長めにしておきます、秋果は今年出て来る枝に付きますのでどちらの実をメインに収穫するのか考えて切ります。
切り落とした枝の処理までは終わりませんでしたが剪定は完了しましたので後は寒肥をしないといけませんね。
これだけ作業をしましたらまたもや筋肉痛ですね~。

さて今日の製作です。
今日の製作はタイトルにも有りますがリアサスペンションのリーフスプリングのホルダーを作ります。
余り奇麗な実車画像が無かったのでCMCのミニカーですとリーフスプリングを束ねているこの部品になります。

この部品は一般的には板とパイプが有ればハンダ付けでうまく作れそうな気がします。
しかしハンダは真鍮の一体物よりも強度が低い・・・しかもシャーシに取付けるピンもハンダ付けをすると言う事になれば熱が回ってしまいますのでバラバラになる可能性も有ります。
またこのハンダ付けの角度が狂ってしまいますと組立ての精度が出なくなってしまいますので今回は真鍮の丸棒から削り出すという事に致しました。
最初にフライスでシャーシとの取付けピンを差し込む凸部を作ります、続いて割り出し円テーブルで90°回しまして部品本体の形状を削ります。

次にリーフスプリングを束ねる為にピンを通してあるのでその穴を開けます。
穴の直径は0.5mmです。
と言えば簡単に開くと思われるのですが実は0.5mmのキリは柔らかくセンタードリルで軽く揉んでおかないとキリが逃げてしまうのです。
なのでセンタードリルで軽く穴を揉んでおいてから位置を変えない様に注意してキリを交換して0.5mmの穴を開けるのです。
この部品は5台分10個必要ですので20回のキリの交換が必要になるのです、その上位置が変わってしまいますともう一度やり直しに近い事になってしまうのです。

穴を開けるとこんな感じですね。
この小さな穴が00.5mmの穴なのです・・・フライスで作業をするのですが位置を変えない様に注意する事も大事ですが作業手順をきちんと考えて作業に当たる事が大切ですね。

次はこのホルダーをシャーシに取付ける為のピンの穴を開けるのですが、先ほどの穴と位置関係が90°変わって来ますので先ほどの部品の固定方法ではダメなんですね。

ピンの穴を開けてみましたがどこに開いているのか見えますでしょうか?
中央の凸の部分に開いていますね~。

ここからは手作業が始まります。
中央の凸の部分ですが実車では上側が丸く削ってありますので同様に削っています。
ここは機械加工は出来ないので手で削っています、おおまかに機械で削ってあれば寸法を間違える事も無いので比較的楽な作業ですね。

ここまで切削が完了しますと次は旋盤にくわえて突っ切りバイトで切り落とします。
切った部分に僅かにバリが残りますがこれは致し方が無いかもね・・・ここも手作業で整えましょう。

シャーシへの取付けピンを付けました、またリーフスプリングを束ねる部分は丸く削ってありますので実車同様に削っておきましょう。

フレームに取り付けますとこんな感じになりますが・・・まだリーフスプリングが付いた訳じゃないので大きな変化は無い様に見えますね~。

でもこの部品をシャーシに差し込める様に穴を微調整するにも時間がかかっていましてね、5台分を済ませるのには1時間近くかかってしまいました。
次はリアアアクスルとリーフスプリングですかね~。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。