Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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アルファロメオT33/2最終組み立てVer.5

2015-06-07 19:32:38 | Alfa Romeo T33/2
今日は曇りでしたね~
少し前のスカッ~と抜ける様な青空は梅雨の山陰ではちょっと無理かな。

さて今日は前振りは最小限でいきなり制作開始になります・・・真面目に仕事をしていますよ。
本日最初のご紹介はテールランプの製作ですね。
クリアーオレンジとクリアーレッドのアクリルの板を貼り合わせた物を旋盤にかけて削ります。
今回直径は2.8mmが目標です、このテールレンズはランチアストラトスや037ラリーなどと同じレンズなのですが確かレーシング43のストラトスを作った時は3.0mmで作ったはずなのでほんの僅か小さな物になります。
模型のボディの大きさが若干違うのでこれらの部品に付きましても多少の微調整が必要になりますね~。

削ったテールレンズの裏側の中央にどうしても凸が残ってしまいますのでペーパーで削って平面を出しておきましょう。
この時点では旋盤の削り傷やペーパーで付いた傷の為に白く艶消し状になっています。

削ったテールランプにラッカークリアーを塗って研磨傷を修正致します。
たったのこれだけで傷が見えなくなります。

新たに製作したテールランプの中央に長方形のリフレクターを接着しておきましょう。
このリフレクターは某ミニカーに付いていた物を使っています。

さて次はどこを作ろうか・・・そうそう最終組立ても終盤になってきましたのでエアバルブを取り付けておきましょう。
当然ながら4輪ともですよ(笑)

この小さな部品は0.6mmの洋白線をリューターで削り揃えましてメッキ銅線を使った金属リングを組み合わせましてドアのアウター側に取付ける開閉用のボタンを作りました。
小さな部品ですが単調になりかねないボディ表面のアクセントになりますからね~重要な部品です。

次はワイパーです・・・
この車のワイパーは通常の車は下側に取り付けてありますがこの車はルーフの上に取付けられていますのでよく目立ちますから手の入れがいも有りますね~。
もちろんキットにもエッチング製のワイパーブレードもアームも付いているのですがエッチング製のペラペラとした物はなるべく使いたくないのも事実ですね。
ただペタペタ貼れば良いので簡単では有りますが・・・それではちょっとね~。
洋白線を潰した物でワイパーブレードを作ってみました。

次は太さの違う洋白線を使いましてダブルアームのワイパーブレードを作ります・・・
折ったり曲げたりハンダで付けたり・・・と工夫をしながらね。

ホイ!ワイパーアームの完成です。
簡単でしょ?

完成した所でバフを掛けてピカピカにします。
例えばこの時代のロードカーなら普通はフラットブラックなのですがショーカーと言うのも有り実車はメッキの様なのでバフがけをしております。

ブレードの方もバフがけしました・・・
その後ブレードとアームはハンダ付けするのですが付けてからですとバフが当たらない部分も有りますから単体のうちにバフ掛けしておきましてハンダ付け後にもう一度磨き直しを致します。

ボディに取り付けてみました。
取り付けは金属リングを介してから接着しています、この金属リングはワイパーのアームを止めるシャフトを固定するナットを表現しています。


MFH 1/12 Ferrari 330 P4 Open Top

2015-06-07 19:08:12 | 最近手に入れたキットのご紹介
私のブログのどこかに今度MFHから1/12のFerrari330P4が販売されると書いた事が有りましたね。
あの情報はオークションつながりの方から教えて頂いた情報だったのですが・・・予定通りキットが出ましたね。
僕にとってはクーペじゃなくてスパイダーボディだったのはちょっと残念ですが・・・

早速キットを注文しました・・・1/1のノーブルP4(Ferrari330P4のレプリカ)を乗っていた程この車が大好きな私ですからせっかく発売されたものを逃すはずは無いですよね。
330P4と言いますとデイトナフィニッシュで有名なデイトナ24時間とかタルガフローリオでの活躍は皆さんもご承知ではないかと思いますが、今回私が選んだキットの仕様はSarthe24hoursですね。
Sarthe24hoursと言いますと何所のレース?と思われるかもしれませんが有名なルマンになります。
ルマンの名称を勝手に使えないのでこの様な表現となったと伺っています。
まあこれも大人の事情ですが余り厳しくして欲しくないですね~。

ノーブルP4の前にもMGプラスの1/12のFerrari330P4のキットも買っていましたね。
今でも家のどこかに有るはずです・・・一度比べてみたいですね。
3Dデータで作ったMFHと手でひねり出したMGプラスの330P4どちらもいい味が出ているに違いない・・・(笑)

早速中身のご紹介です・・・
勢い込んで箱を開けてみましたが、大きなボディはこれだけ??
ノーズとテールカウルしか有りません??

考えてみればもっともな事でして
スパイダーボディなので屋根は無い訳ですしサイドシルは小さな物でしょう
ドアはもっと小さなパーツですからね~250GTOの様にボディが一体になっている訳では有りませんから・・・この通りですね。

では細かな部分を見てゆきましょう
スパイダーボディは何台か存在するのですがフロントのインテークに特徴が有るのです。
MFHの物を見ますとこんな感じですが・・・
実車は中央の大きなインテークの両端の細くなっている部分がもう少し上下に広く角張っているんですね。
この辺りの形状はメイクアップのアイドロンが実に良く再現していますね。
クーペはインテークの両端が尖った様な形状に穴が開けてありますしスパイダーは角張った感じになっています、わからない方は画像検索で画像を見つけてみて下さい」。
ではMFHのはどうなのか?と言う事になりますが・・・見方はいろいろ有りますが僕の感想を書けば丁度スパイダーとクーペの中間の様な感じになっています。
つまりスパイダーとしては十分では無い、しかしクーペ用では無いという事ですね。
ただ削って加工すればそれらしい顔になると思いますのでそう心配する部分じゃ有りません、作る方が自分の感性で削って作られればよろしいですね。

部品の中にはこんな新しい試みをしているも部分も有ります。
わかりますか?
フロントウインドウの部品なのですがピラーの部分はメタル製ですがウインド前側やダッシュボードの部分はウレタン樹脂で整形してあります。
恐らく強度と軽量化を両方解決しようと言う試みの様です。

挽き物とスプリング/コード類ですね。

タイヤはゴム製の様です、タイヤレターは既に印刷済で手間はかかりません・・・
ホイールのリムはアルミの挽き物ですね。
スペアタイヤはレジン製の様ですが・・・。

しかしゴールドとは思えない程目立たないカラーですね。

エッチングの数はかなり少なめですね

こちらがデカールです
この時代の車はまだナショナルカラーをまとっていますからデカールは大きいけど少なめですね~。

ウインドウのバキュームは大きいですね・・・
奇麗に合わせられれば良いですが・・・ちょっと予備も欲しい気がしますね。
私の様に慣れた方なら良いかもしれませんが・・・普通の方は緊張されるでしょうね。

メタルの部品はいちいち説明をしませんが・・・エンジンブロックは樹脂製でクランクやピストンは今回無しですね。


このキットを何人の方が購入されるのかわかりませんが・・・
もしご希望が有りましたらお取り寄せ致します、希望価格は75000円(税別)ですが思ったよりも安くなるかも・・・お問い合わせください。