Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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LF-Aはダッシュボードのパテ盛りと削りを繰り返します

2012-12-01 22:19:27 | LEXUS LF-A 1/18 No1
ダッシュボードをLHDからRHDに変更したのでダッシュボードはかなり切ったり貼ったりを繰り返しております。
さすがにこれだけ切ったり貼ったりを繰り返すとなかなか元通りになりませんね。
ダッシュボードは基本的に中央が高く左右の両端が低くなっていますので左側を切って右側に取り付けるとその面が合うはずは有りません。
それでも全体をまとめる為にはパテをあちこちに盛って削ってを繰り返さないといけません。今日の作業ではパテを目の細かな物に変更して小さな気泡や凹みを埋める作業をしております。

一応削りが完了した所ですが、この後筋彫りをもう一度掘ってパテが入り込んでいないか確認をしてからサフを塗ってみます。

メータークラスターは継ぎ足した部分にパテを盛って整えた部分にウレタンサフを盛って細かな気泡を埋めましたその後にペーパーを掛けて面を直した後にサフを塗ってみました。

このLF-Aはリアウイングとドアミラーの部分にカーボン製の部品が取り付けられていますので、その部分の部品にカーボンデカールを貼ります。
まずはリアウイングの裏側から始めました。

乾かしたら次の部分を貼って・・・を繰り返してゆきます。
一度に沢山の面積を貼ると完全に乾いていない部分を指で持つ事になりますのでせっかく貼ったデカールだズレたり剥がれたりというトラブルが出て来ますので焦らず乾いたら次に進む事を繰り返します。

ドアミラーにも貼ってみまし、こちらも曲面が多いのでマークソフターを駆使して貼ってゆきます。

ステアリングはウレタンサフを研いで面出ししたらグロスブラックを塗ります。

ステアリングにもカーボンデカールを貼り始めました。

リアウイングはデカールを貼り終えました、下側は実車の画像ですがカーボン目も実車と方向を合わせて貼ってあります・・・ご依頼者の方は気が付かれないかもしれませんが・・・自己満足ですね(笑)


WR-5の画像が少ないので少しLF-Aの方をご紹介しておきましょう

2012-11-30 23:17:27 | LEXUS LF-A 1/18 No1
先程ご紹介しておいたWR-5は余り画像が多くないのでLF-Aもご紹介しておきましょう。
こちらの作業は全て本日ではなく数日前の物になりますのでご了承ください。
LF-Aのステアリングは上下の部分にカーボンで出来た部分が有ります、ミニカーではカーボン模様に見え様に凹凸が付けてあります。
この部分はデカールに作り替えたいので凹凸を削ってゆきます。

しかし模様を全部消す程削ってしまいますとステアリングのグリップ部分がやたらと細くなってしまいますので濃い状態のウレタンサフを筆でこの部分に塗って溶きパテとして使用致します。

この部分はまだ修正が必要となりますのでこのまま硬化を待ちましょう

他の部分は室内色を塗りましたこの車は特注色らしくヘルメスオレンジという事ですのでそれらしく調合した物を塗りました。

シートはグロスの塗料を艶が消える様に塗った物でセミグロスと言うか微妙な艶具合の物になっています。
それ以外の内装は完全フラットな艶具合になります。
下はドア内装なのですがフラットですね。


ブレーキキャリパーもグロスで塗っておいてデカールを作りましたのでそれを貼っています

フロントの左側のキャリパーは純正の文字では無くオリジナルの文字が入っています、このデカールも作り直しました。


リアウイングはカーボン製になりますのでここにもベースカラーとしてグロスブラックを塗っておきました。



2度目のパテを盛りました

2012-11-26 09:48:38 | LEXUS LF-A 1/18 No1
本日、第一弾の更新はまたもやLF-Aになります。
ウルフも進めておりますが塗装工程になるとどうしても画像の変化が少ないので・・・更新が苦しくなって来ます(笑)
まあ下地は大切なので丁寧に進めておきたいですね、今回はダークブルーになりますから余計にね。

ダッシュボードは削る盛るを繰り返しております。

一度サフも入れて全体の感じをつかみたいと思いまして・・・

ついでにメータークラスターも乗せてみますと・・・

でもまだまだ修正が必要ですね。
今日は雨ですゆっくりと修正が出来そうかな(笑)

話が前後しますがパテが硬化するまで他の部分も準備をしておきます。
ブレーキキャリパーはヘルメスオレンジという特注色になりますのでレクサスの文字を作っておかなければなりません。
しかも純正のキャリパー(模型の)はレクサスの文字がホワイトなんですが実車はブラックになっていますのでブラックで作ります。
キャリパーをスキャナーに無理矢理セットしてスキャン一発!
もう出来てしまいました(笑)
スペースの関係から随分画像を飛ばしています・・・

キャリパーの塗装の準備です。
この辺りがミニカーの良くない部分キャリパーはアップライトに接着してありましてどうしても外せないので切り取っています。
接着の事を考えればステーの部分のセンターに真鍮線でピンを立てておきます、このピンが塗装中には持ち手になります。
丁度良いでしょ!?でも奇麗に外れればそれが一番良いですよ。
実はミニカー改造の見えない敵はまだいます。
このキャリパーと言わず内装と言わずほぼ全ての部分に(シリコン系の)艶出し剤が塗りたくってあります。
この脱脂をするのが非常に大変です、ご多分に漏れずこのキャリパーも洗剤で水洗いをしてからケミカルで脱脂、それでもサフを弾いてしまいシンナーで落としてペーパー掛けてとフルコースを行なってやっと密着です。
オートアートさんこの艶出し剤を使って艶を出すのをやめませんか!?
いや、ぜひやめて下さい。梱包から出す時に落としそうになったのです・・・しかも塗装も大変(笑)

内装もこんなに弾きます。

これでも洗剤水洗い/ケミカル/シンナーまでは脱脂をしていますが凹んだ部分やつや消しの塗装は完全に脱脂をする事が出来ない・・・のです。

本日はブルーバード/ウルフWR-5編を夕方にもう一度アップ予定です。

本日の製作ではないのですが・・・

2012-11-25 22:47:56 | LEXUS LF-A 1/18 No1
LF-Aの製作に付いては本日の製作ではないのですが昨日は早寝をしましたので更新が出来ませんでしたから本日ご紹介をしておきましょう。
私が今回の製作に当たって一番心配をして予備のミニカーまで準備したのは理由があります。
ステアリングを左から右に移さなければならないのです。
こんな改造をする場合に一般的に考えられるのは下の様な方法では無いでしょうか?

ダッシュボードの形状にも依りますが今回の場合は必要な左側のステアリングが付く部分を切り取って右側の同じ部分をカットして移してしまうと言う方法ですね。
ただこの方法ですと一度分解したダッシュボードは絶対に元には戻りませんから万が一失敗という事になればお客様に申し訳が立たないのです、だから同じ物を準備したのです。
下の画像はメータークラスターの部分ですが、運の良い事にこの部分が別部品になっています。
しかし先端の形状が左右で全く反対の形状になっていますので余分な部分を切り取って必要な部分を継ぎ足します。
ただ突き合わせで継ぎ足しても強度が無いので画像の様に裏側から段が付く様に削ってプラ板を接着致します。

下の画像の白い部分がプラ板で継ぎ足した部分です。
左右を反対にするとこんな感じになります、元々の位置は凹んだままになっている事がわかりますね。

上の画像の凹んだ部分にプラ板を張っておきます。

その前側の凹みにもプラ板を貼ります。
いきなりパテを盛っても良いのですが削る場合に何もガイドが無いのは大変なのでプラ板で平面のガイドに擦る訳です。

継ぎ目を裏側から補強しておきましてパテを盛ります、一度に沢山付けると削るのも大変ですし面を揃えるもの難しくなりますので一度に沢山盛らない・・・。

パテが硬化するまでの時間で他の作業を進めておきます・・・実に段取りが良いですね(笑)
ホイールを塗ります。
元の完成品のホイールはブラッククロームとでも言いますか黒いクロームメッキなのですがご依頼人の車は普通のクロームメッキ仕様なのです。
外したホイールにグロスブラックを塗ってからスパッツのクロームを塗りました。
大部分のクロームカラーは塗膜が弱く触ると剥げてしまう物が多いのでクリアーをかけたくなりますね。
しかしクリアーを上に塗るとクロームカラーが溶けてしまい普通のシルバーに逆戻りしてしまいます。
ならばクロームが溶けないクリアーを探せば良い訳ですね。
テストの結果エナメルのクリアーはクロームを溶かさない事がわかりましたので少しシンナーで薄めてから塗ってあります。
輝きはあまり変わらない様に見えます。
この上にウレタンクリアーを塗れば下地を傷めず仕上げられるかもしれません・・・まだそこまではテストをしておりませんので悪しからず!


まずは分解編です。

2012-11-23 22:15:01 | LEXUS LF-A 1/18 No1
先日、急な連絡で加工のご依頼が入って来ました、事情はブルーバードの所にも書きましたのでもうここでは触れません。
ミニカーの加工というのは何時も私がしている製作とは少し違った部分が有ります、それはミニカーは分解を前提としていない事ですね。
私の作る作品では後々修理とかで帰って来る事も想定して決して分解出来ない構造にはしてありません。
話しが脱線してしまいましたが今回のご依頼のミニカーはオートアート製の1/18レクサスLF-Aのホワイトになります。
ご依頼者のご希望を少し書いてみますと
1.LHDからRHDに変更
2.内装をエルメスオレンジと言う特注の内装色に塗り替え
3.ドアミラーとリアウイングをカーボン製に変更
4.ホイールの塗色をブラッククロームからクロームに変更
5.実車と同じナンバープレートと同じ物を取り付ける
6.ブレーキキャリパーのカラーも塗り直し
7.キャリパーのロゴをホワイトからブラックに変更
と言う所でしょうか。

この中で一番大変なのは(1)のハンドル位置の変更でしょうか、このミニカーはタイヤを指で動かすとステアリングホイールまでステアする様になっておりますのでこの辺りの連動も何とかしたい所ですね。
しかし一見LHDからRHDに変更するのはそう難しくない様に思いますがダッシュボードの加工はなかなか大変でしてお預かりしたミニカーを分解して直すのはもしもの事を考えれば避けておいた方が良いかもしれない・・・と考えましたので同じミニカーを入手しておきました。
転ばぬ先の杖と言う所でしょうか、昨日ミニカーが送られて来ましたので早速作業を始めようと思います。

まずは分解をしなければなりません、何度も書きますがミニカーは分解を前提としておりませんのでドア下の両サイドに有るビスに2本はすぐにわかりましたが他はどこにビスが有るのか全くわかりません。
よく見るとこんなフロントタイヤの奥側にビスが見えました。

後ろ側は全く見えません・・・
リアウイングのギミックの後ろ側に有るのかとここのパネルを外してみましたが・・・ここじゃないですね。

20分以上見回してもビスは見つからず・・・。
タイヤを外してみました・・・タイヤの陰にビスが見えました。

これを外してやっと上下が分解出来ました!

部品の多くは組み立て作業の合理化で手間をかけない様に焼き止めという方法で部品が取り付けられております。
この方法は一見合理的ですが焼き止めをしてある部分を丁寧にリューターで削り取って部品を分離致しますが細かな部分は折れない様に注意が必要です。

ボディの裏側にも塗らないといけない部品が有りますがここはちょっと面倒な事になっています。
ここは焼き止めではなくボディの一部をカシメて天井の内装を取り付けてあります。
ドリルで丁寧に揉んで外します。
リューターで削れば早いと思われるかもしれませんが熱が発生しますので天井の内装を溶かしたり表側の塗料を焦がしたり致しますのでここは回り道が必要です。

これでやっと制作作業に移る事が出来ますが外した部品を加工する物としない物に分けておかないとわからなくなってしまいます。
下の画像の部品は加工を必要とし無い物、それとボディは加工をしない予定です。

こちらが塗り直しや加工が必要な物になります。