Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

最終組立てVer.10

2017-08-21 20:40:41 | Maserati A6 GCS
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本日も暑い一日でした。
お盆頃は少し涼しくて秋の気配を感じていましたが、お盆のお休みが開け途端に暑くなってきました。
本日から仕事が始まった方も多いでしょうね。
次男も今日から仕事が始まっているはずですがいつものペースに戻ったでしょうか??

さて私の方はいつも仕事なのでこれがいつものペースですね(笑)
今日もいつもの様にオクラから始まってイチジクまで収穫しました・・・が
茄子の畑にふと目をやりますと何やら長い茄子がぶら下がっていまして・・・
茄子も収穫する事に致しました・・・今日収穫した茄子はなかなか良い物でしたよ柔らかくて大きくて・・・
揚げ浸しにしても炒めても美味しそうです。
やっとまともな茄子が出来た様な気がします。
オマケですが本日はCafeの方に予約が多かったのでランチタイムだけ手伝いを頼まれていましたが、それまで少し時間が有ったので畑の雑草を刈っておきました。
まだ全部は終わりませんが・・・明日には完了させたいですね。
しかも芝生の方も手入れを待っている状態ですから何とかこの休みに終わらせたいです。
大丈夫かな〜体が保つかしら・・・!?

そして怒濤のランチタイム・・・一瞬で満席!午後からも入れ替わり立ち替わりのご来店でした。
何組かの方は運悪く満席だったのでお帰りになってしまいました・・・せっかくお越し頂いたのに申し訳ございませんでした。
少し時間がずれていたら座れたのですが・・・こう言うのって運ですよね。
そしてあっという間に5時の閉店時間・・・
洗いものも多くて疲れました・・・まあたまには家内の言う事も聞いておかないとね(笑)


さて本日も空いた時間をぬって制作を致します。
本日はここからですね・・・
まだ作っていなかった部品の一つにウインカーなどのレンズ類が有ります。
ちなみにキットのパーツはこんなのが入っています。
エッチングの丸い板の上にエポキシ系の樹脂が盛られています・・・
これで良い人はこのまま組みましょう、これじゃあ気に入らないと言う人は作り直しましょう。

透明の小さい方のレンズはフロントのヘッドライトの下側に付くスモールランプですね。
多分ウインカーも兼ねていると思います。
でも実車はもう少し中央が尖った物で立体感の有る透明のレンズなのです。
アクリルの丸棒を削って作ってみました。

取付けてみますとこんな感じになります
下側のベースは洋白丸棒を旋盤で削った物を作って置きましたのでその上側にこの透明のレンズを接着しています。
そうそうレンズの接着面はホワイトで塗っておきました。
普通は反射板ならシルバーか下の洋白を磨いて鏡状にしておくのが良いのでは?と思われるかもしれませんが、実際にはレンズカットの為に乱反射して白く見えてしまいます、だから接着面を白く塗っておきました。

次はテールランプの赤いレンズです。
これも一番最初の画像で赤い丸いのがその部品ですね。
しかし実車テールレンズはこんなに丸く無い様に見えましたのでアクリル板から削り出しましてレンズを作っています。
表面は削っていますので傷だらけだったのですが磨いてランズらしいピカピカな感じを出しておきました。

取付けますとこんな感じ・・・
このクリアーレッドが濃過ぎても変ですし薄過ぎても変ですからなかなか難しい。

少し離れた所から眺めてみましょう・・・
まだ完成では無いですが、一応雰囲気の確認って事で・・・(笑)

ウインドウのバキューム型にパテを盛ります。
ウインドウのバキュームから型取りをしましたのは数日前ですが必要な部分の型を鋸で切り出しましてパテを盛っています。
と言うのもウインドウは少し大きめである必要が有りますから周りにパテを盛っています。

次はボンネットの後部でボンネットを固定するストラップを作ります
使った素材は0.8mm幅で厚みが0.2mmの真鍮帯金ですねカットして削ってハンダ付けですね。

さらにそれらしくする為に0.5mmX0.2mmの帯金を使ってバンドを作って置きました。

次はストラップに塗装します
私の雰囲気はクッキー色ですね
ボディのカラーが淡い色なのでこのバンドを濃い色にしますとここだけが浮いて見えますね。
だからクッキーの様な色を目指しています。

ボンネットに取り付けました。
このボンネットは脱着式なのでボディとボンネットの双方に接着してしまいますとボンネットが外れなくなってしまいます。
この場合はボンネット側に接着しました。
もちろんこれで革製のストラップが完成した訳では有りませんまだ金具が付いていません。
接着剤が硬化してから金具を付けましょう。

次はピニンファリーナのエンブレムを取付けます。
このマセラティのボディはピニンファリーナがデザインして作っていますのでドアの前側にマークとエンブレムが付くのですが
キットではこのエンブレムはデカール表現になっているのです。
せっかくなのでこのエンブレムをエッチングの物に変更致します。

以前作って置いたピニンファリーナのエンブレムを取付けてみました。
余りにも小さ過ぎて良く見えませんが・・・

このエンブレムですがキットではデカールになっているのです。
まあこれはこれで良いのですが全体の立体感を考えて作っていますのでここはデカールよりもエッチングで作りたかったのです。

リアのナンバー灯やその上のエンブレムも取付けています
こちらの方はエッチングとデカールの両方が付属していましたからエッチングの方を選択しています。

ウインドのバキューム型ですがパテを削っています。
ほんの僅か大きくなってくれれば良いのですが・・・
本日は時間切れの為、明日試してみましょう・・・。



もう少しで完成ですね・・・
完成後はお客様の所にお届けに上がるのですが、お客様は確か新潟県にお住まいの方なのです。
新潟と言いますと過去一度だけ行った事があります。
あれは忘れもしない・・・もう亡くなってしまった父親とポルシェ914の部品取りを買いに行ったのです。
積載車で行ったのですが余りにも程度が悪くて空荷で帰ってきました・・・(笑)
今まで色々な所に出掛けましたが・・・色々な思い出が有りますね。

最終組立てVer.9

2017-08-20 20:44:02 | Maserati A6 GCS
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本日も大変良い天気だった山陰です。
関東以北は日照時間が少ないのが心配されていますね、この時期日照時間が少ないと米の作柄にかなり影響するはずですが如何でしょうか?
減反の上に収穫量が少ないとまた米不足なんて事にならなければ良いのですが・・・。

私の小さな農業です(笑)
本日もオクラとキュウリ、イチジクを収穫しました。
少し収穫量が落ち着いた感じがしますね、まあそれでも結構多いけど。

そして時間が有ったので畑の周りを1/2程草刈りしました。
後の半分は明日のお楽しみ・・・いや苦しみ・・・ですね。

そして早めに制作開始しました。
本日の制作はドアのノブからですね。
このキットではドアノブはアルミの挽き物とエッチングのパーツから構成されています。
この構造はフェニックスの250GTOなどと同じ部品構成ですね。
・・・と言うかこの形状のドアノブはFerrari250GTOと同じじゃないですか・・・しかも250GTOは1962年この車は1954年とマセラティのほうが先だったんですね。
部品はエッチングなのでただの平らな板なのですが実車には指を引っかける為のRが付いていますから先が丸いペンチを使いまして丸く曲げておきます。
小さい部品ですがこの後バフがけをしてメッキ風に仕上げておきましょう。

アルミの挽き物で作られた開閉用の押しボタンと一緒に取付けてみました。
このボタンですがボタンの後側に付いている物とボタンの下側に付いている物が存在している様ですね。
どちらが正しいのかわかりませんが・・・マセラティの実車は後側になっていますので後側に取り付けています。

このキットでマイケルクレイグ氏の新しい試みが有りましたね。
それはこの給油口の蓋をエッチングで再現する事です。
普通は実際に開閉する訳ではないのでボディのモールドとして処理するのですが今回はモールドの上側に貼付ける様になっていました。
私はこのエッチング製の蓋の厚み分ボディを削っておきました。
取付けてみますとこんな感じですね。
見た感じは蓋とボディは別物ですよと主張している感じがなかなか良いですね。
ボディの面と合わせるのは少し大変ですがこれはこれで正しい構成かもしれませんね。

洋白線を潰して削ったロック用のツマミとボディカラーを塗ったヒンジが付きました
なかなか格好良いですね。

次は昨日作ったフロントグリルを取付けました
中央部分の質感が変わる様にシルバーで塗ったのですがこの写真を見る限り余り違いがない様に思いますね。
本来ならメッシュの部分は0.2mm程度の洋白線で作り直した方が良いかもしれませんが・・・
そんな事をしますとこのスッキリ感が無くなってしまいそうですね。
ここは繊細さとバランス優先としておきます(笑)

このキットではもう一つ「なるほど!」と思う部分が有ります
それがこのガソリンの給油口ですね
ロックのヒンジなどがエッチングで再現された上に本体はアルミの挽き物ですね
なかなか良い表現です。

次はナンバー灯ですね。
ナンバーは付けない予定なのですがナンバー灯は取付けます・・・まあ当然ですが。
キットの部品はホワイトメタル製で感じの良いパーツが付属していますのでこれを使う事にしていました。
問題はその処理ですね
ホワイトメタルの部品は磨きますと黒くなってしまいます。
実車はアルミ製で少し軽い光を放っています・・・
この処理はちょっと難しいですが少しでも白い輝きを出す為に真鍮のワイヤーブラシで仕上げました細かなヘアライン仕上げにする事で白い光り方を出してみようと思いました。
せっかくのホワイトメタルのパーツなので塗装による仕上げをせずに金属の質感を出す方向で仕上げます。
酸化防止はミッチャクロンを軽く塗ってからラッカークリアーで仕上げています。
この小さな部品にウレタンクリアーを塗ると繊細な感じに見えないのです。

次はヘッドライトのレンズですね。
エッチングパーツから透明なレンズを作ったのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
拡大してみますとこんな感じですね。

余分な湯口をカットしてから削りますといよいよレンズの完成です。
今までですとバキュームした塩ビ板にスジ彫りを入れる位しか作る方法が無かったのですがこれで自由にレンズカットが入れられますね。

ここからはいつもの通りですよ
矢坊主を使ってライトの反射板を作ります。
鏡の部分は綿棒にコンパウンドを付けてピカピカに磨いておきます。
そして皮ポンチでカットしています・・・大きさはレンズに合わせて3.0mmですね。

反射板をボディに接着します。
きちんと中央に来る様に注意が必要ですね。

次はライトのバルブです。
これはスチールボールを使っています。
この段階で十分ライトに見えてしまうのは私だけでしょうか??(笑)

そして先ほど削ったヘッドライトレンズを接着します・・・
我ながら格好が良いですね。
ライトレンズはまた新しい試みが成功しました(笑)
そう思っているのは私だけですが・・・

最終組み立てVer.8

2017-08-19 22:23:33 | Maserati A6 GCS
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本日も普通にオクラとキュウリ、イチジクを収穫しまして・・・疲れました。
来年からオクラはやめましょう・・・(笑)
毎日見なければなりませんし800本も作りますと収穫時間がかなりかかります。
100本でも十分かな〜。
来年になるとまた心境が変化するかもしれませんが・・・

それでも11時には全ての作業を完了しましてアトリエの中での仕事にスイッチいたします。
本日最初の制作はウインドウの原型の元を作ります。
先日シリコンを流しておいたバキュームパーツの中にレジンを流しておきました
固まったらパテを使って整形しましてバキュームの型を作ります。

次はエンジンキーのキーホルダーを作りましょう
箱車の場合エンジンキーについているキーホルダーがぶらぶら揺れるのはなかなか良い感じなので大体エンジンキーを作りますね。
キーホルダーの方は素材が洋白帯金を使っています。
このパーツの場合削るよりも中央に穴を開けるのがなかなか難しいです。

キーホルダーにはマセラティではなくピニンファリーナのデカールを貼っておきました。
何もないではちょっと残念なのでね・・・

こんな感じでエンジンキーがキーシリンダーに刺さっています。
作品を持ち上げるとキーホルダーが少しぶらぶらするというわけです。

次はボンネットフードのストッパーの金具ですね
キットにはエッチングが付属していますが、これは差し込んで接着して固定をするものなのですが、この作品はエンジンフードを開閉できるようにする為にはこの金具を少し上に持ち上げて回せるようにしておかなければボンネットが開けられないのです。
以前フェラーリ250TRを作った時には洋白線で作り直して開閉できるようにしていたのですが、今回は少し形状が複雑なので左右まったくお同じ形状に作ることが難しい・・・しかもかなり繊細なものになりそうなので後々の変形も心配です。
上記の50TRの場合回す時にボディの塗装を傷つける恐れもありますし・・・
色々考慮した結果、今回は脱着式にしてみました。

ボンネット側には金具が当たるように丸いエッチングのベースがつけられています。

次はフロントグリルの組み立てを行います
フロントグリルは少し凝っていまして
3つの部品から構成されています
まずは中央のマセラティのマークですね
エッチング部品にバフをかけてピカピカにします。

縁取りのリングもステンレスの板に瞬間接着剤で固定しておきましてバフがけします。
これを固定なしで行いますと必ず歪んでしまいます。

グリルのパーツが揃いましたね
バフをかけたリングの部品はアセトンにつけて接着剤を溶かして分離しますけどそのままでは接着剤の成分が表面につきまして汚れてしまいます。
再び磨きをかけてやっと準備ができるのです。

やっとグリルが完成ですね
ちなみに縦のメッシュの部分はシルバーで塗装をしておきました、ここは少し質感が違った方が中央のマーク引き立つような気がします。


この辺りからはボディの外装に関わる部分の組み立てになります
少しずつ部品を作りながら組み立ててバランスを見る・・・ダメなら作り直し。
実車の雰囲気が出るように少しづつ時間のかかる作業になりますので・・・少しペースが落ちます。
お客様は十分に楽しんでいただけると思います。

最終組み立てVer.7

2017-08-18 21:29:03 | Maserati A6 GCS
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いや〜本日も山陰は暑かったですね。
本日朝次男が大阪に帰りましたので収穫は全て自分でしなければなりません・・・(笑)
本日の仕事はいつものオクラの収穫から始まりました、800本のオクラを収穫していますと家内が呼びに来ました。
一昨日から月輪まつりで賑わう町内の自治会さんにガーデンチェアとテーブルを貸し出しておりました。
その返却に来て頂いたようです・・・
帰って来たチェアとテーブルは全て水洗いをしてから乾燥させて収納いたします。
帰って来たものをそのまましまってしまいますと来年使うときにカビが生えてしまいまして掃除が大変なのです。
自分が使っても貸し出しても・・・使ったら必ず綺麗に洗って乾燥させてから収納・・・これが基本ですね。
手間はかかりますがまあ当然ですね。
10個のテーブルと40脚のチェアを掃除するのはなかなか時間がかかりますよ(笑)

そしてキュウリとトマトを収穫し最後にブルーベリーを収穫します中一週間空けていますのでかなり熟成が進んでいます。
午後2時まで収穫したけど終わらなかったので夕方再び再開し全部で17kgほど収穫しました。
17kgのブルーベリーってもう1日かかる収穫量ですよね(笑)

その合間を見て制作開始です。
ナンバープレートはお客様のご希望で装着しないことになりましたが一緒に保管して置かれるそうなのでいちおう制作します。
ナンバープレートはエッチングなので縁のフレーム部分を600番程度のサンドペーパーで研磨して磨きます。
縁のある物と無い物があるのですが今回は縁のあるものにしました。

プレートの中央部分はデカールを貼ってからラッカークリアーを1度だけ軽く塗って落ち着かせてありますが少しざらつきが見えますのでその部分を1000番程度のペーパーで慣らしておきます。

見えにくいですがラジエターに特製のエッチングを貼って見ました。
この角度では全く見えませんが・・・しかもフラットブラックなので余計に見えないのです
しかし完成時には良く見えると思います。

次はバッテリーのターミナル部分を作ります
バッテリーはパーツとして付属していますがターミナルはないのです。
ターミナルが無いとあれだけ太いバッテリーケーブルを取り付ける事が出来ないのです。
バッテリーが有るのに配線がつけられないのはとても残念なのでターミナル部分を真鍮パイプと洋白線で
作って見ました・・・
ただハンダつけしただけですが・・・(笑)

1/43の場合ターミナルにコードの芯線を巻きつけてハンダつけしたものが多いのですが線のつく方向が不自然なのですよね。
線は家側に向いているわけではなく普通はターミナルに対して横向きについているのです。
自分の車のバッテリーをよく観察して見てくださいすぐにわかりますよ。
ブラックとレッドのコードがすでに取り付けられています・・・ちょっと見えにくいですけどね。

ナンバープレートにウレタンクリアーを塗っておきました

これでナンバープレートの完成ですね。
なかなか綺麗ですよ。

最終組み立てVer.6

2017-08-17 20:49:35 | Maserati A6 GCS
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今日の山陰は晴れ時々雨・・・でしたね。
ほんのいっときですが雨が降りました・・・にわか雨という感じですけどね。

本日午前中からお昼過ぎまで安来市文化協会の「月輪あかり展」の当番としてJR安来駅にある市民ギャラリーにて受付業務をしていました。
まあ業務と言ってもあかりの準備をしていらっしゃるお客様の人数をカウントするのが仕事なんですが・・・


そしてアトリエに戻る車の中で家内から電話が入りました・・・
アトリエにお客様がいらしゃいましたので早く帰ってくれと・・・
お昼もCafeの方はかなり忙しかったらしく一方的に話したら切れてしまいました(笑)
これは一大事ということで直行で帰りまして接客・・・

その後も次々といらっしゃいまして私の仕事はあまりにも進まなかったですね。
制作に関連したことと言いますとシリコンにウインドウの原型をとるものを埋めたくらいですね・・・


ということで今日は全く制作が進んでおりません・・・
明日はバッテリーを仕上げてボディとシャーシを組み付けたいですね。