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先生へのプチ心理学講座「オペラント学習とストロークについて」

2018年02月23日 | 心理教育プログラム

先日、仕事で訪問している小学校の先生を対象に
「プチ心理学講座」を行いました。

表題は、『子どもの理解と対応』です。

「子どもの『(問題)行動』には、
必ずその行動を起こすに至る『きっかけ』と
その行動に対しての『報酬』がある。
問題行動を軽減させるためには、
そのきっかけと報酬に働きかけることが必要」という
認知行動療法のオペラント学習の理論と


人と人とのやりとりを『ストローク』と呼び、
誰もが生きる上でこのストロークを欲しているという、
交流分析のストローク理論についてお話しさせてもらいました。

(図の左枠 上の文字は肯定的、下は否定的)

ストロークには、貰うとうれしいプラスのストロークと
貰うとイヤな気持ちになるマイナスのストロークがあります。
さらに、体に触れるものは身体的ストローク、
体に触れないものを心理的ストロークと呼びます。

(図の左枠 上の文字は肯定的、下は否定的)

また、
ストロークに条件(黄色い部分)を付けたものや、
つけないもの(無条件ストローク)などがあり、
無条件の否定的ストローク(図の右下の枠)を与えると、
相手の人格まで傷つけてしまうことがあります。

そうならないためにも、
自分が発する「ことば」や「表情」、「態度」を意識することが
とても大切だということをお話しさせてもらいました。

(詳しく学びたい方は、4月から月1回開催している
「子どもと関わる人のための実践心理学講座」にお申し込みください。
30年度の申し込み開始は3月中頃になります。)

→『子どもと関わる人のための実践心理学講座』

本来は、2時間を2日かけて行う講座ですが、
30分間というダイジェスト版にして駆け足で行いました。

それでも、先生たちは自分の普段の子どもたちへの接し方と照らし合わせながら
熱心に耳を傾けてくれていました。


今回企画してくださった教頭先生には、ほんと感謝感謝です。

身近に、気軽に先生たちが心理学を学べる場があれば、
もっともっと子どもたちへの関わりが楽になるんだろうな~と思います。

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