ただし、とっても忙しい彼女は翌日が四国で開催されるフェスだという。
じゃぁ、2〜3杯飲んだら帰ろう、と決めて2人で歩いて行ける職場近くの豆腐料理居酒屋に向かった。
ビールと突き出しを見ると一気にテンションがあがる。
翌日は休みだし、嬉しいなぁ〜。
と、駆けつけ一杯、すぐに次を頼むことに。
刺身5種盛りを堪能。
田舎の新鮮な魚もいいけれど、キレイに飾り付けられたプロのお刺身もまた…。
2人で喋り倒しながらお酒が進む。
チーズ豆腐はやっぱり定番。
味わい深くて食べごたえがあるお豆腐。
ミンチカツはアツアツでジューシー。
話の中身は主に同じ部のあの人や、芸能人の格言、とにかく話が尽きない。
ずっと笑っていたような気がする。
あれ…、なんだっけこれ…。
この頃にはお酒を何回お代わりしたのか怪しくなっていた。
これもとっても美味しかったのに、なんだっけ〜。
彼女が時計を見て叫ぶ。
「こんな時間!?」
そうだった3杯だけ、みたいに言ってたではないか。
いつの間にかかなり飲んでいるし、お店は私達だけに。
大丈夫?明日大変だよ?
と言う私に「もう一杯いいすか。」と彼女。
黙っていれば美人さんなのに、お酒に目がない…。
京都のピーマンみたいなやつ…。
苦味があって美味しかった。
いや…名前が思い出せない…。
とにかくお酒にあう。
ポテトをしめに頼んで、最後のビールを頼む。
と、ここで事件が…。
ビールを運んだ店員が、盛大に私の机の上にビールをぶちまけたのだ。
断じて私は当たって居ないのだが、そりゃもう盛大に…。
私の携帯にもかかり大慌ての私。
乾いたタオルを要求し、必死に拭いた。
最後の最後に大変な目にあった…。
とりあえず最後のビールはサービスだと言ったが、酔っ払った私達にそれを確かめる術は…なかった。
時間が経つ早さに驚きながら店をあとにし、私は伴侶に迎えに来てもらった。
飲みすぎた〜。
彼女のペースにつられてついつい飲みすぎてしまった。
翌日彼女からフェスに参加した感動のメッセージと共に青空の写真が送られてきた。
楽しそうな彼女を見るとこちらまで元気をもらうようである。
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