昨夜は月参りにお参りしました。そのお宅は、家族全員がお参りできるようにと、午後8時からのおつとめです。
おつとめを始めようとすると、お宅の4年生になる男の子が準備を始めます。お仏壇を整えたり、みんなにお経を配ったり。終わると、お灯りを消し、またお仏壇を片づけ、座布団を片づけます。そして、お勤めの際には、家族で一番大きな声でお勤めをします。その声につられてか、大人も知らず知らず大きな声でお勤めをされます。
子どもに「ちゃんと座って読みなさい」ではないので、いい雰囲気が作られ、家族全員が仏さまの方に気持ちが向くようになるのです。
お母さん曰く「この子はお経が大好きなんですよ。でも、終わった後のお茶菓子がもっと楽しみなんですよ」。
ま、理由はどうあれ、子どもたちが本気出すと大人たちも引っ張れるのは間違いないのです。