小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

大樹さへまざまざ倒し野分かな

2018年10月02日 | まち歩き

 

今年は台風の当たり年なんであろうか。10月1日未明、これまでにない強風が吹き荒れた。家の中でも相当な風圧を感じたし、近所では何かが倒されたり、吹き飛ばされるような物音がした。一軒向うの家の、大きな金木犀が強い香りを放っていたが、一夜にして掻き消えてしまい残念だ。

川の氾濫、土砂崩れなどによる犠牲者がいなかったのは幸いである(?)。思ったよりも被害は少なかったのではないか。

ただし、大木が倒れたりして電線が切断されたのか、都内でも多くの地域で停電の復旧が遅れた。朝方はうって変わって快晴となり、真夏の暑さがぶり返す。安全確認のために交通機関は乱れたようで、通勤・通学者には気の毒としかいいようがない。

上野公園や不忍の池あたりでは、シベリア杉の大木や柳並木がなぎ倒されたとのニュースもあった。こんなことは久しくなかったので、散歩がてら見物に出かけた。

▲上野公園のシベリア杉が根こそぎにされていた。この一本だけが倒れていて、よほど台風の目の敵にされたのか・・。

家に帰ると、ベランダにあるリトープスが花を咲かせていた。家人が台風が来る前に安全な場所に避難させていて、そのときには咲く様子はなく、花芽が確認できたぐらいだったのだ。

それがたった1日で、鮮やかな黄色の花を咲かせたのである。それも三つ一緒にだ。台風にうながされ、翌日の暑熱の刺激とあいまって、一気に咲いたのであろう。

 

 ▲三連華と名付けたい。左のリトープスは沈黙している。が、この割れ目にかすかに膨れた花芽が隠れているのを発見!

(参照:当ブログ「象の足の裏側を洗いましたか?」⇒https://blog.goo.ne.jp/koyorin55/e/ccd1bd8acbae06a41ccebb5f724584db


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