小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

ワクチン接種3回目を終えて

2022年02月02日 | 日記
3回目の新型コロナ・ワクチン接種を打ってきた。秋葉原にある区の公民館が接種会場で、それは予想を超えた高層ビルの1階にあった。これより上層階は住宅マンションのような建築で、隈研吾設計の豊島区役所のそれと同じコンセプトといえる。自治体が所有する建造物を建て替えるときは、民間デベロッパーの力を借りるのであろう。 中に入ると、玄関から接種会場への案内は、自衛隊ふうの服装で体格のいい青年が誘導している。地 . . . 本文を読む

接種予約コンプリート&妻に自宅療養食

2022年01月27日 | 日記
  前回の記事で、ワクチン接種予約の遅れを嘆いた。虫の知らせか、嬉しいことに翌日、区役所から予約票が届いた。早速、パソコンに向かい予約画面に向かう。容易にアクセスできたが、今回はモデルナを希望し、その指定の接種会場を選んだが、確定画面が現れない。しょうがないと諦め、ファイザーに指定変更しても予約はできない。 で、腹立たしく思いながら、直接センターに電話したら、なんと即、通じたでは . . . 本文を読む

オミクロン株、襲来。妻が感染

2022年01月25日 | 日記
事の次第はこうだ。妻の友人たちが1月10日(成人の日)に上野公園のイベント(牡蠣フェスティバル)に行く。男性のA、Bの2人、妻含め女性3人のグループで、その後イタリアン・レストランで会食して解散。メンバーはその翌日、翌々日後に次々と発症した(女性一人は無症状で、女性たちは互いに体調の変化を確認し合ったようだ)。 小生は、3日後に妻から事情をきく。家庭内別居中のため、応答は家の内線電話で会話してい . . . 本文を読む

風花や上下分かつな夢かざせ

2022年01月01日 | 日記
明けましておめでとうございます。 本年は寅年である。小生は年男である。六回も年男を重ねたところで、正直なんの感慨もない。それだけ歳を重ねてしかるべき感慨もないのか、と揶揄される向きもあろう。社会や人のために何事も成し遂げたことがないと自認するので、こればかりはしょうがない。 まあ、精々お上のやらかす理不尽なことにいちゃもんを付けるぐらいで、寄る年波をのらりくらりと越えていくしかない。花鳥風月、 . . . 本文を読む

年末のルーチン、報道写真展に行く

2021年12月27日 | 日記
今年もあとわずかになった。この時機に開催される報道写真展を観るのは年末のルーチン。だが去年は、コロナ禍は落着いていたが、なんとなく気乗りせず自粛した。いまオミクロン株の市中感染が喧しいなか、平日の日本橋三越に行く。(室町のコレドに入っている金子半之助という店の、稲庭うどんと天丼で腹を満たした後で・・会場に赴いた) 今年の展示方法は、従来と若干違っていた。東京オリンピックがあったせいか、スポーツ部 . . . 本文を読む

冬の葛西、暖かな浜辺

2021年12月14日 | 日記
20年以上も前に来たことがある、葛西臨海公園に行った。日曜日、家族連れでにぎわうなか、ハイキング仲間の忘年会に参加させていただく。この日の中心メンバーは、当初からのベテラン会員たちが中心で、平均年齢はいちおう80歳にしておこう。小生なぞ70そこそこだが若輩ものの部類に入る。 話をきけば、全盛の頃は、本場のスイスアルプス、ヒマラヤを臨むネパール、ニュージーランドやフィリピンなど年1回は海外に出かけ . . . 本文を読む

白金の自然教育園を歩く

2021年11月22日 | 日記
目黒の白金にある自然教育園にハイキング仲間たちと行ってきた。総勢15人ほどの大人数になったので、各人は自由散策となった。この讃岐高松藩の下屋敷があった自然教育園には何度か訪れたことがあり、鬱蒼とした森を感じさせる点では、都内の一、二位を争うはず。 リーフレットを読むと国立科学博物館付属となっていて、さすが国の管理、補助金のおかげなのか、植物好きにはたまらない貴重で珍しい品種が多い。そして、かつて . . . 本文を読む

南アフリカ・ジャカランダ並木を観る 

2021年10月22日 | 日記
HQ交通のオンライン・ツアーに参加した。南アフリカのヨハネスブルグから車で40分のところにプレトリアという行政上の首都があり、そこにはジャガランダという青紫色の花木が7万本もあるという。南半球はいま春から初夏にかかる季節。日本の桜並木のように青紫の花が壮観とのことだ。 そんなメルメガを読んで、予約したのは2か月ほど前のこと。ちょうど南アフリカの植物の素晴らしさを、南アフリカに住む日本人青年のユー . . . 本文を読む

日和田山から物見山へ、小ハイキング

2021年09月23日 | 日記
先日の3連休の最終日、以前にご一緒させていただいた山猫軒さん達のハイキングに参加した。お目当ては、埼玉県日高市の日和田山から物見山へのコース。ご存じの方もいようが、この近くには巾着田という曼殊沙華の名所がある(菜の花の季節もよいらしい)。 面積約22ヘクタールの川に囲まれた平地には、菜の花、コスモスなどの花々が咲き、特に秋になると曼珠沙華の群生地は、あたり一面が真紅に染まり、その美しさに惹かれて . . . 本文を読む

シロバナ彼岸花に引き寄せられて

2021年09月14日 | 日記
今年は秋の訪れがはやい。昨日、近所のお寺「了俒寺」さん(※注)の前を通ったら、曼殊沙華が盛りをむかえていて驚いた(9月13日)。そこの曼殊沙華は、例の赤い花に混じって白い花を咲かすので珍しく、毎年楽しみにしている。 別名を彼岸花という曼殊沙華は、桜(ソメイヨシノ)と同じように花が咲くときに葉がなく、葉のあるときに花がない。しかし、桜が北進する開花とは反対に、寒い北から南下して「お彼岸の日(秋分の . . . 本文を読む

作句はつづけたい

2021年06月28日 | 日記
以前ほどのモチベーションをもたないけれど、俳句づくりは細々と続けている。芭蕉にしろ子規にしても、一日で何百、何千句を詠むときがあったそうだ。対象を観る目は研ぎ澄まされ、詠むべき言葉が奔流のように湧き出て、それはもう常人とは思えない感興の人であったろう。自分の周囲すべてが異次元だと思われるほど、冴えたやり方でしか俳句はひねり出せないと思う。 小生、俳句同人誌に辛うじて参加させていただいている。その . . . 本文を読む

ワクチン接種をうけて

2021年06月10日 | 日記
一昨日、予定通りの日時に新型コロナのワクチン接種をうけた。気温30度に達する暑さのなか、上野の永寿総合病院に10分前に到着。道案内にしたがって病院の奥の敷地に大きめのプレハブの建物があり、その脇に設えられた大テントを張った待合所で待機した。 受付、検温、書類審査、医師による問診など実にスムーズに行われる。医師以外すべてが女性で、丁寧できめ細かい対応が気持ちいい。接種してくれた方も若い女性(看護師 . . . 本文を読む

うつ病について何を知っているか、私は

2021年06月03日 | 日記
全仏オープンを棄権することになった大阪なおみさんに、多くのアスリートたちが励ましのメッセージを送っている。少しでも彼女の傷んだ心を癒してくれたらと願う。 うつ病を発症したのは、明らかに2018年全米オープン優勝後の記者会見、その他のインタビューであったと思う。その時の映像を見、それに付された最新の様々なコメントを読んだ。当時二十歳そこそこの彼女、女子テニスの女王になったとはいえ、繊細で心の優しい . . . 本文を読む

共同幻想の彼方、そして貴方

2021年04月29日 | 日記
国家は、共同幻想である。おなじく宗教も、すこし性質のちがう共同幻想である。そのちょっとの違いは、前者は「死」を肯定し、後者は「生」を肯定する。どちらもポジティブであるが、向かうところが違う。 国家という共同幻想は、祖国と家族を想いおこさせ、魂を奮い立たせる。そのために「死」を厭わない黄泉の力をあたえる。それこそが共同幻想の大元だ。 宗教という共同幻想は、自分の存立と家族・祖先の強さを問いかける . . . 本文を読む

根津神社のつつじ祭りへ行く

2021年04月09日 | 日記
たまたま近くを通りがかったので、根津神社を覗いてみた。まだかと思ったが、さにあらず。遠目にも色彩鮮やかなつつじが燃えるように咲いていた。4月上旬ではあるが、1,2週間早く開花が早い感じだ。今年は桜のソメイヨシノも早かったが、見ごろは短く1週間ほどで散りはじめた。 根津神社は歩いて10分ほどの距離であるが、氏子ではないし、そう頻繁には訪れない。普段は諏方神社の方に足が向く。でも、「つつじ祭り」は別 . . . 本文を読む