4JJ1

NPR85 エンジン 4JJ1
悩んだり怒ったり、胃が痛くなったり安堵したりイラッとしたり、そんな修理です。

まず手始めに
この車両、先日中古車として納車したばかりなのですが
数日後に水温が上がるという事で、引き上げ点検し、ヒーターまで冷却水が回ってなく
ラジエターのホース口が変色、もたない＆エア抜き不十分という事で交換し納車。
再度水温が上がるっていうので引き上げ、エア抜き、テスト走行などを行い
50キロの距離で約1Ｌの冷却水を消費することがわかりました。
EGRクーラーからの漏れ、タービンハウジングのヒビ割れ、各部徹底的な点検をしましたが
外観、パーツ単体の水漏れは無し。







強制再生させて、わかりづらいですが排気に水分がまじって地面を湿らせる。
ここまで確認し、エンジンの中身だと決断し分解することに決定。






いたるところに水分の付着が見られ、相当な量がシリンダーに混入していることを推測する。
この時点で考えていたのはヘッドのヒビ割れ。



ボルト折りそうなので丸ごと外したらほんと超大変。
すんげえ苦労したｗ





4HF1、4HL1、4JJ1、順を追って構造が複雑になってます。
カムチェーン駆動って昨日初めて知ったわ！



2番のインジェクターノズルに多量の冷却水の付着。
2番になにかしら原因があると絞り込む。



あとはヘッドボルトのみだなと順に緩めていったら



2番シリンダーをまたぐヘッドボルトが手で回るくらい緩い！
これが原因で漏れてたんですね。
こいつ、どこかでエンジン分解の形跡があったので締め忘れ？



2番ピストンに水溜り。



一本だけ短いのであれ？っと



・・・折れてたんかい。



幸い固着はしてませんでしたのであの手この手で引きずり出す。



2番3番のグローを見ると3番シリンダーにも混入か・・



ヘッドに気になる傷があったので



傷探査液で状態確認、無事なようなので内燃機やさんで水圧、軽く面研中です。

思い出しながら記事かいてますが、多分、ヘッドボルト再使用（ホントは不可）がこんな状況を生み出したんじゃないかと
思ってます。
腹立ってきたな。

あーあまた仕事に追っかけられる日々か・・・

緊急修理

イスズ　フォワード
いきなり破裂音がしたと思ったらマフラーからデロデロと野太い音が止まらなくなったと。



古いですから腐って折れたのですね。



こんな長いの初めて交換しました。
よく出る部品では無いんでしょう、白目剥きそうなお値段です。
緊急とはいえ、修理に切り替えたほうがよかったか・・・



もちろんカジり防止塗って装着。





追加で架装の箱がグラグラなのでその修理。
いたるところでヒビ割れ。



何年ぶりの出動だろう、業界じゃ有名？な、バリバリの登場です。
これ騒音が凄いからうちじゃ削るスペースが作れない時だけに出る工具です。











いずれも応急修理。
なぜ応急なのか？



モーターショーの車両搬出が間近な為。
ほんのちょっとだけモーターショーの仕事に関われたかな（v^^

で、お礼にショーの招待券を頂いて、最終日に行って来たのですが
結構、本格的な雨のおかげで駐車場入場に2時間待ち、別の駐車場が1キロ先ということで
諦めて帰ってきちゃいました。
ホンダのコンセプトバイクや、カワサキの新型10Ｒがあったそうで・・・みたかった。

ホンダ インサイト

ZE2 インサイト
半年前から悩んで点検して、コレしかねえとようやく終わった作業です。
うちで販売した手前、意地でも投げるわけにもいかずご迷惑おかけしました。







モーター故障、いわゆるABSアクチュエーターの事なのですが
故障コードの発動条件がてんでバラバラ、エンジン始動直後だったり走行中だったり
おまけに点灯がごくまれってなもんで、配線関係、コンピューターの電源チェックなど
アクチュエーター本体が壊れるって考えはほとんどなく、半年前はお手上げ状態。

その後も気に掛けながら乗っててもらい
もうアクチュエーターしかねえな！とむりやり結論を出し、中古を探してたらやっと安いの発見。



簡単に交換できるだろうと考えてたらエアコンパイプが邪魔で苦戦する。



新品10万以上らしいです。
決断には勇気が要りますな。



取り付けたら



IG/ON



あれ？外した状態でONにした覚えないんだけどな・・・



ひとまず消去、そしたら・・・













学習中、いっせいに警告灯が点灯し出して



完了。



エア抜きの変化もあるし、プレッシャーセンサーの初期学習もあるし
アクチュエーター交換でもこの作業は必須だと思います。
作業後、色々な状況で試運転をして納車、後日お客さんから
警告灯の点灯は今の所一切出て無いねということで終了とさせてもらいました。
一つ、肩の荷が降りました。

キャリブレーションの最中、診断機使ってるぞーなんて感覚が久しぶりでした。
やるなマキシス

やっと完成

だいぶ前から続いているキャンターのアオリ修理です。
すでに請求あげさせてもらってるので、どうしても10月中に終わらせたかった。





裏面はどうでもいいんですが、表のクリアがとにかく難しかった。
こんだけ長く、塗り方を考えないとクリアが乾いて白っぽくなってまう・・
板金屋のおやっさんに指導してもらって3回目でようやく塗り完了。







1時間程度の交換で考えてましたが、コンクリの酸性でボロボロなうえにボルトが折れる折れる。
結局、半日掛かって完了。
モノ的には満足な出来ですが、まわりが酷すぎてワロタｗ



お次は大阪から出稼ぎ中の NHR69 エルフ
引取り回送中、かなりのガタピシ具合とエンジン不具合、マフラーの接触音。



回送中に感じた大事な部分は自分が対応し、他は細かに指示して任せる。
写真は常にアイドルアップが効いており、バキュームソレノイドの点検。





エアコンのON OFFで通電は問題なし、外してエアの通りを確認したらツーツーの状態で故障してました。
最近交換した形跡はあったのですが、ハズレ部品でしたね。
4JG2が載った車両は荒く使用されることが多く、調整、点検修理は
昭和の感覚が必要です。
色々修理させて頂き、ギスギスした感じを柔らかくして納車しました。
たぶんドライバーさんもわかってもらえると思います。



お次はエルフのかくのうゲートの警告ランプ点灯。
警告と書いてますが点灯状態は定期点検しろよと言うお知らせです。



詳細は伏せますがこの辺をゴニョって消灯
実は新明和など各社、この手のゲート修理って増える傾向なんです。
うちとしてはこの修理もやっていきたいのですが、代理店以外は手を出させたくないのが実情。
こちらとしても今後も勉強して行きたいので、長いこと攻めつつ、教えることはできませんが
作業を見てるのは自由です的なニュアンスをゲット。
色々勉強させてもらってます。





もちろん警告ランプ消すだけじゃありません。
作動確認、格納状態、給脂など点検は必ずやります。



こないだ取り替えたばかりのユニックのワイヤー、貸したら潰されたって言うので
再度交換。



影の代理店になってからこちらもジワジワ増えてるので思い切って300ｍのワイヤーを注文。



5段ブームなので64ｍ。
ちゃちゃっと終わらせ納車。







合間の緊急修理。
マグネット不良による始動不可
オーバーホールしてる時間が無いのでリビルトを手配して交換。
もう少ししたらヒマになる予定、もうちょっとだ。

ざっと13年分

某モ○タロウでたまにくる大幅割引のチラシが届いたので
通勤用のスクーターにいつも買ってるオイル2つ（1Ｌ缶←これ重要）を注文したんです。



ペールで届きやがった！

ええ、もちろん自分の注文ミスです。
社長には「ちゃんと払えよ」と釘刺されてます（チッ
ざっと13年分の計算ですが、当然むりなので早速自分の車にも使ってます。

注文時、気を付けましょうね、届くと冷や汗が出ますよこういうの。