診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

一度や二度じゃないらしい

2018-06-17 01:26:35 | イスズ
FRR90 フォワード
走行中、ゴトンと金属音がしてその後、異音がするということで
緊急入庫。



あらまぁ、異音の原因はこれですね。



おやまぁ、プーリー無くなってますね。
最初のゴトンという金属音はこれでしょうね。



拾って保管してくれたようです。
単純にプーリーの締結不足ですね。
締め忘れじゃないのは後述します。



実は例のディーラーさんで5月24日にエキゾーストマニのスタッド交換をしています。
最初、21日に当社に排気を掛けると異音がすると入庫、スタッド折れのため
2日ほどお預かりすると伝えていったんそのままお返ししました。
その後は知りませんが、例のディーラーさんで修理することになったんでしょう。
その作業で冷凍機ベルトやコンプレッサーを脱着でプーリーを弄ってるはずです。





外して作業書も確認。
修理から約三週間、距離にして5千キロ。
締め忘れだったらこんな距離まで無事では済みません。







電話で説明し、損傷部品持参で部品と工賃のクレームを受け入れさせました。

なぜ外れるのか?
このプーリー、交換や調整の際、締結ナットを過度に緩めて調整し
再びナットを締めると微妙に傾いて締め込まれます。
構造上、なんでそうなるのかまではわかりませんが
締め込んでねじ切れそうな感触があれば締結不良です。
自分のやり方ですが、締結ナットは半回転から1回転も緩めれば充分です。
それでアジャスターボルトが固ければもう少し緩めて調整。
とにかくナットは過度に緩めない、締めるときは感触を頼りにする。
これで防げるのです。
作業した者はある程度、締めた感触はあるのでこれで良しとしたんでしょう。
だからしばらくして脱落するんです。
しかも、納車時に説明したらこれが何度もあるっていうんだから驚きです。
過去の失敗を伝達していかないから繰り返す。
作業者の未熟という部分もあるかもしれませんが、あまりにも共有しなさすぎ
だと思うんですね。

このプーリー、そこそこデカくて1kgはあるんで
これが高速で落ちたら大惨事になりかねませんよ。
どんなに困ってもここに外注は出したく無いなぁ・・・

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アタボウ)
2018-06-18 21:52:58
例のディーラーってまさかのあちらさんw
ウチも同区なのですが、作業お願いする場合は埼玉に出してます。
部品課はよくやってくれてる印象ですけどねぇ
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Unknown (koyomi-86)
2018-06-19 21:11:29
アタボウさん お疲れ様です
あら、例の所バレましたね(笑
失敗しない人は居ないし、うちも同じようなもんだから極力穏便にいきたいんですけどね。
こう立て続けだと内情、とんでもない事になってなきゃ良いと願うしかないでしょうね。
やっぱりどこに聞いてもあんまり評判よくn・・・ゲフゲフ
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Unknown (運送屋)
2018-06-21 19:15:13
お疲れさまです。
うちの車にも同じような冷凍車が数台いるのですが確かにセンターのナットは固いんです。
緩めないとベルトが戻らず緩めすぎると傾いてアジャストボルトを締めあげると嫌な感触となります。
最後に締まったよという感覚ですよね。
何度もやってりゃ感覚は掴めると思うんですけどね…。
にしても何度も飛ばすとは。
いまだかつて飛んで行ったのは見たことありませんね。
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Unknown (koyomi-86)
2018-06-22 00:21:36
運送屋さん お疲れ様です。
締まったよという感覚、これはもう基本動作の一つで身に付けてなければいけない感覚だと思います。
失敗しない人は居ない、だけど無くす努力と経験を伝えていくって大事なんだと思います。
忙しすぎるのにかまけてると、知らず知らずのうちにアタボウさんみたく他へ出そうかと思われてしまうんですね。
「あそこはダメだよ」これがなによりも堪えます・・・
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