立て続け

H17年　NPR81 エンジン4HL1

走行中、力が無くなってチェックランプが点灯したと連絡があり
F3-G持って確認に行きました。
てっきりDPD絡みかな？なんて思っていたのですが・・・



どのバージョンでもおｋ




あら？DPD入ってないですね、とライブをみたら



108℃！
すぐさまメーターみて振り切ってるのを確認しエンジン止めます。




ラジエターパンクしてオーバーヒート・・・
水入れてもダダ漏れ、ヘッドに水掛かると鉄板焼きみたいな蒸発をしやがります。
どんだけ走行したの？と聞くと、このままで帰ってきた・・・
問診してて気づいたんですが、オーバーヒートしてる事も知らなかったようです。
ちょっとトラックが気の毒に思えてきました。





エンジン修理前提でまずラジエター、その他もろもろダメージありそうなモノを交換
これ取り替えないとオーバーヒートの点検すらできない。
これだけですでに10万単位なのでもう祈るしかないですね。




終わったらエア抜き後、F3-Gにて










強制燃焼で負荷を掛けます。
2回やって、更にテスト走行、ヘッド回りの水漏れを点検しましたが
どうやら大丈夫そうです、

鋳物ヘッド頑丈すぎ！最高！




こんなんで済むなんて奇跡だよ
2回目はないだろうなぁ・・・

車屋さんて同じ修理が立て続けに入ること多いですよね？
なんでだろｗ

聞いてないよ・・・

発電機、ヘッドからの水漏れ修理でしたが・・・



ん～・・・
見た目で高温燃焼の跡が残ってたので、聞いたらオーバーヒートしたんですって。

左側がヘッド後ろ、4番目に水もれ跡がくっきり、冷却氏が通る穴も



若干の腐食アリ
気が付かずにしばらくこれで運転してたんでしょうね。
ただ、車みたいに負荷の範囲が広くなく、一定の回転数、出力なので
思ったほど酷くはないですねえ・・・・



と思ったらピストンの端っこが溶けてた。




2番目




本来なら交換がベストなんでしょうけど、吹き抜けてない、予算の都合もありこのまま続行。



オイルのくすみも無いくらいに完璧なメンテナンスを心がけてたんですが
15000時間も使ってれば突発の故障もやむなしでしょうか・・・

ヘッドO/Hは外注、バルブガイドがガタガタ位で歪みも無し
現在ラジエターのO/H待ちです。