AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

おつかれさま ~ 土曜親子日本語教室

2010年01月31日 | 日本語教育
昨日、今年度最後になる土曜親子日本語教室がありました。

日本語教育コースの学部生、院生のボランティアが日本語指導に当たり、そのほかの専攻の学生さんが、子供の教科指導などに当たってくれています。

今年度の後半は、景気悪化の影響や、就職面接などのためにあまり学習者の集まらない状況でした。それでも、大人だけでなく、大人が学習している間に子どもの教科指導などをするということで、熱心に通ってくださる方も多かったのです。

一方で、避けては通れない課題もあります。

一番の問題は、人手不足です。

ここに書いても仕方が無いのですが、日本語教育に関心のある学生は多いのですが、土曜日だということで部活やサークルが重なり、教室の運営に参加してくれる学生が減り続けているということです。教室の運営に参加する学生が減るということは、参加している学生の負担が増えるということにつながります。

私たち教員は、「ボランティア教室」であることから、あまり口を出しません。
会場を大学から借りること、運営のための助成を受ける書類を作ること、そんなところです。
こういうボランティア教室を通じて、経験から学ぶことは、教師になるということを考えれば非常に重要なことです。
特に、日本語教育という、これまでに自分が学習者として出すら接することの無かった世界ですから、何をどうやって教え、学習者がどう反応するかは、全くの未知数のはず。
ボランティア教室の参加で疑問に思ったことを授業でぶつけてきてもらえれば、とても実りのある活動になると思うのですが。

毎年、4月には人が多くなります。
こちらは多すぎて、何もすることの無いボランティアがあふれるということに。
で、人が減り始めるという形です。

何をどうしたらいいのか、手探りは続きます。

僕の学生時代には、こういうものが無かったのである意味、今の学生さんたちは恵まれていると思うのですが。

それはさておき、学部時代からこの教室を支えてくれていた大学院生さん、昨日でそれも終わりになりました。

長い間どうもありがとう。

そして、この活動に熱心に取り組んでくれていた大学院生の一人は、4月からの仕事にかかわる事情で不在でした。
最後の一回を抜けること、とても気にかけてくれていたと思います。

ありがとうを何回言っても終わらないと思いますが、僕もたくさん助けてもらって、学習者さんも、学部生産も、みんなうれしかったと思います。

本当にありがとう。
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