AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

打ち合わせ2件

2008年04月08日 | どーでもいいこと
午後、AOTSの中部研修センターからお二人の先生がおいでになり、後期に開講する予定の「日本語教育実習Ⅰ」での機関見学についての打ち合わせがありました。僕が学部生の時は、名古屋市内にあったのですが、今は豊田市に拡充移転したとのこと、まだ行っていないので、授業の前に、ぜひ一度お邪魔して見学させていただきたいというお願いもちゃっかりとしてしまいました。
こちらのほうも受講学生の様子を見なければわからないこともあり、後期からということもあって、それまでにもう一度打ち合わせをすることになりました。今日は、ご挨拶と、新しい企画についてのお話を伺い、こちらの希望をお伝えしたという形です。僕が学部生の時、と書きましたが、愛知教育大学の日本語教育コースとCKCさんのお付き合いはもう20年近くになるわけです。いつもご配慮いただいて、本当にありがとうございます。

さて、この打ち合わせが終わってから、次の打ち合わせです。こちらは、「総合演習Ⅱ」という科目の打ち合わせです。この授業は、外国籍児童のためのリライト教材を学生と一緒に作っていくという作業を行います。数学の学生さんと日本語教育の学生さんが共同で行う授業です。昨年度まで、現代GPを頂いて算数では2年生から4年生までの教科書6冊のリライト教材を作り上げています。今年度は5,6年生の教科書のリライト教材を作ることを目的にしています。そして、完成している学年の教科書は、実際に、外国籍児童が過半数を占めている小学校で試用していただき、検証を進めることにしています。検証作業はまた別のものなのですが、教材をわかりやすい日本語で書きなおすという作業を言葉だけの問題ではなく、算数、数学という科目の中の継続学習という視点から、相互に知恵や知識を出し合っての作業になります。数学の先生から伺ったお話だけでも、私のような文系の人間はまったくこだわらなかった語彙の差し替えが非常に重要な意味を持っていることにも気付かせていただけました。

昨年度、徳島大学で担当した共通教育科目で、「誰にでもわかる日本語」を目指して留学生の日本語教育を行いましたが、日本人側に「わかりやすい日本語」をどう意識化させることができるかが、ある意味大きな作業になります。

この授業で出来上がった教材が現場でどのように生かされていくのか、それを考えるだけでもわくわくしてきます。
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