AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

そして今日は試験

2006年12月15日 | 日本語教育
はい。

今日は日本語研修コースの試験です。

昨日は第一分冊の総復習の授業でした。担当の先生がヘロヘロになっていらっしゃいました。

プリントをやっていると『知らない!分からない!習ってない』という反応が出たそうですが、習ってないという反応の出たうちのいくつかは、

僕が教えました。確かに。orz

この復習の授業でまだ理解できなくて困っている人は、僕がそのあとを受けて補習をする予定でしたが、諦めたのか、分かったのか、もう頭に入らなくなったのか、みんな帰っちゃいました。

それで今日、テストです。


毎年思いますが、日本人の中でテストというのは、入社や大学高校の入試こそ一生がかかっているかもというプレッシャーにさいなまれますが、定期テストだったら、それだけのプレッシャーはないように思います。
でも留学生、特に、私が今担当しているような、国費留学生は違うんですよ。

国で誰もが認めるエリート中のエリートという学生ですから、授業が分からなかった経験がないんです。授業後に研究室に訪ねてきて、泣きながらわからないと訴えてくる学生もいますし、初めて『分からない』という気持ちが分かったから、国へ帰ったらいい教師になれると思うと感想を言う学生もいます。

みんな、たぶんテストに向かうときに今まで『書けないかもしれない』という経験がなかったんでしょうね。

数学で0点を取ったりした僕とは出来が違います。はは。

でもね、このテストは、冬休みの宿題を考えたり、これまでの授業の進め方を考えたりする資料にするんですよ。

テストのプレッシャーで、胃痙攣が起きるとか、夜寝られないとか、そういうのは勘弁してください。
一生がかかってるんじゃないんです。
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