AWA@TELL まいにち

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古書を何点か買いました。そのに

2018年07月04日 | どーでもいいこと
『海軍教育本部御編纂 数学訳語集』

英語から、数学の用語の日本語訳を探していく体裁です。

どこで使っていたのか。というのも、巻末付録が、

  海軍機関学校入校試験問題

  海軍兵学校入校試験問題

  三十六年生徒志願者心得

 ここでいう36年というのは、明治36年です。発行年月日が明治36年ですから。

 入試問題がついているから、海軍兵学校で使っているわけじゃないような気がして、まあ、どこで使っていたのかと、いろんなことを考えてます。調べちゃいません。

 面白そうだったから個人で買ったものですし。ご存知の方や、この手のものを収集研究されている方がおいででしたら、お知らせください。


 海軍兵学校の問題、漢文は2時間、作文3時間、英文和訳3時間、和文英訳2時間、英文法2時間、算術2時間、台数3時間、平面幾何2時間、平面三角2時間、地理地文2時間、歴史2時間、物理学2時間、化学2時間、用器画2時間、自在画2時間、和文外国語訳(仏、独、露)と、いや、ハードルが高い高い。

 幼年学校に行っていたという先生方と以前お仕事をご一緒したことがありましたが、戦前の士官学校へつながる学校に入っていた方の頭はエリートとかいう表現では言い表せないほどのもので、自分が一緒に存在することすら恥ずかしかったのですが、こういうのをこなしていたんですねえ。


 いや、すごいわ。



 戦前の、警察官の採用試験の問題とは、またレベルが全然違って面白い。出題傾向も違うし。
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