AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

アジアを旅行する

2007年07月24日 | 研究
先日の調査で、写真のような切符を見つけました。
コピーさせていただきました。写真はそのコピーです。裏面にも注意書きや英文が載っているのですが、表だけ掲載します。
テンプレートの関係で、本文を読んでいただくと写真が切れます。
トップページに戻っていただいて、縮小表示されている写真をクリックしていただくと、写真だけ拡大して見られます。

日鮮満周遊券

という言葉が目を引きます。附属の割引証も付いていますね。

使われた方のお名前は消しました。

下関から釜山、安東、大連を経て、門司から下関に至るチケットです。
入鋏してあるのは、「下関→釜山」だけですが、お帰りにはならなかったのでしょうか。いや、それにしては高い買い物だったように思いますから、やはり周遊なさったと考えた方がいいのかも。

この当時、多分昭和15年ですねえ、鉄道で朝鮮半島を縦断して、中国東北部まで行けたわけです。

今よりもアジアは日本人にとって身近だったんでしょう。70年も前よりも、日本人は行動力がないような気もします。ま、人それぞれかもしれませんが。

この切符一枚で、当時のことをいろいろと考えさせられます。

移住をテーマにした科研の研究分担者になっていますが、こういう旅行のことも視野に入れると楽しいでしょうね。
日本語教育とは、なかなか関係してこないでしょうが。
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1 コメント

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チケット (きょ)
2007-07-24 23:39:39
おおおお!すごいですね!
歴史を感じます。
アジア周遊したいです~
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