きょうも小屋日和

畑や田んぼ、漁港などに佇む物置小屋や作業小屋を気ままに探し訪ねています。

小屋日記22 月に小屋

2020-08-19 16:49:12 | 旅行
◯月◯日
出張先などでいい小屋に出会えるのが僥倖なのはもちろんですが、そこに夕暮れ時の満月が掛け合わさるなどしたらこれはもう奇跡の巡り合わせで、枕草子を真似て、いとをかし、と快哉の声をあげたくなります。

出だしからオチを書いてしまいました。今日のお話はそれが全てで他に何もありませんが、もしよろしければお付き合いください。
「ブログでは起承転結の結を冒頭に書け」とどこかで読んだものですから、早速取り入れてみました。

今年3月、新潟県に仕事で出かける機会がありました。往路の関越自動車道で車を走らせていると、時々小屋が目に入っては流れていきます。「これは」と思った小屋の場所をその場でカーナビに記憶させておくのは、帰りに立ち寄るためなのですが、最近はもうこれが車に乗るときの私の通常業務になっています。そして仕事が終わるのはたいていが夕方なので、日の短い晩秋から冬にかけては撮れないままの小屋が蓄積していくのが、これまた通常となっています。

さて、この日も例に漏れずに仕事を終えてカーナビにつけた目印の小屋に着いたのは、日がだいぶ傾きかけた午後の遅い時間でした。高速道路上から遠目に見たときには水が張られていたので、てっきり田んぼだとばかり思っていましたが、近づいてみると、あまり見かけることのないレンコン畑でした。調べてみると、長岡市のレンコンは有名なのだとか。泥の中のレンコンを収穫するには水を噴射させるポンプが必須だそうで、ずらりと並んだ小屋はポンプを収納するためのものでしょう。

小屋好きとして、この風景を眼福と言わずしてなんと言いましょう。
積雪がないとはいえまだ3月なのでかなり寒いのですが、それでもなお長くとどまりたいという気持ちにさせるに十分な小屋たちです。

右後ろの枯れ枝がレンコン、つまりハスの茎です。風呂桶はレンコンを洗うためのものでしょうか。
「侘び寂び」という言葉がありますが、小屋について言えば、お気付きの通り、これは錆び錆びです。もちろん、それが小屋を愛でる「侘び寂び」につながっています。

かぶく(傾く)小屋とは、このことか。
その時の喜びを伝えたくて思わず写真(とダジャレ)を並べてしまいました。すみません・・・、でもいずれの小屋もいい佇まいですよね(反省していない)。

そうこうしているうちに辺りに夕闇が迫ってきました。そろそろ帰ろうと車に乗り込み、農道から幅広の道に出た瞬間に目に飛び込んできたのは、東の空に浮かぶ満月。
あぁ、その下にはレンコン畑、、、、。
小屋と満月のツーショットを撮るべく、慌てて車を引き返しました。
考えてみれば、これまで天の川と小屋の写真を撮りたいと考えたことはありましたが、月と小屋の組合せは思ってもいませんでした。


またいつかこんな風景にどこかで巡り会いたいと思うのですが、それはいつのことになるのでしょうか。
確かなのは、小屋を撮り続けていなければ出会えないということです。



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2 コメント

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Unknown (takara-hikaru60rosu)
2020-08-24 15:47:25
こんにちは。
「たからひかり」です。
フォローさせていただいてありがとうございます!
そして、フォローしていただいて嬉しいです。
私は、駅鉄の初心者で「ヨドの物置」のような駅や、小屋のような駅が大好きです。
これから、楽しみに訪問させていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します。

満月と小屋!
素敵なショットでした!
Unknown (koya_diary)
2020-08-24 21:20:40
たからひかり さま

こんにちは。
この度はフォローをいただき、また「月に小屋」の記事も読んでくださり、誠にありがとうございます。
ブログから辿ってHPを拝見しましたが、北海道には貨車などを利用した魅力的で個性的な駅舎がたくさんありますね。
こちらこそブログを楽しみに読ませていただきます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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