『モモンガの件はおまかせを』似鳥鶏

表題にあるフクロモモンガは、第三話で桃本くんの頭に飛びつくという登場をし、逃げ出したと思しき古アパートの一室には、ミイラ化した死体があります。

また、山の集落では、謎の大型生物が出現。
飼い犬まで襲われたため、鴇先生と桃本くんが捕獲に乗り出すことになります。

楓ヶ丘動物園の飼育員たちが活躍するミステリですが、この一冊を貫くものは「生き物を飼うには、流行りや一時的な感情に惑わされず、その生物の生態などを前もって調べ、寿命が来るまで飼うことができるかを判断してからにしましょう」という信念だと思いました。

私も、今飼っている犬を大事にしなくちゃと、改めて思いました。