お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

席描きの練習(似顔絵の習作)

2018-07-29 02:56:54 | 習作
私は、普段、似顔絵名刺を担当しているので、名刺を使うビジネスマンの似顔絵を多く描いています。
その分、女性の社会進出と言われていますが、比率的には男性の依頼が多いです。

女性の似顔絵も、男性と同じ質で描けるようになりたくて、練習しています。

















※似せることは二の次で、「線で絵を持たせる」ことを重要視して描きました。
次の課題は、「セクシーさ」も出すことですが、それは職種にもよるので、「セクシーである⇄セクシーすぎない」を描き分けられなければならないと思っています。

モデルを見ながら誇張するのは難しい(クロッキー雑記)

2018-07-28 22:40:49 | 雑記
クロッキーで発見した(当たり前の)ことがあります。

「モデルを見ながら、誇張するのは難しい」
「モデルを見ないで、誇張を想像する瞬間が必要」
ということ。

「誇張」にも、
理性的に構造をオーバーに意志をもって描く場合と、
感覚的にオーバーに見えている場合の二つがあると思います。

後者の場合には、クロッキーなので、時間は短いですが、「見ない瞬間」というのが必要だと感じました。

似顔絵を描く場合には、(狭義の)クロッキーやデッサンと違って、この「見ない瞬間」=「想像する瞬間」というものも必要だと思います。

無理に「見えない姿を意図的に誇張」するのではなく、「そう見えている姿を感覚的に誇張」できたら面白いと思います。
「感覚的に誇張して見える」というのは、マティスが言っている「感覚的リアリティ」のことなのかもしれません。


【注意点】美大受験などを考えている人は、「形を合わせて描ける」ことが大事なので、この「誇張」というものは「覚えない」か、覚えても、必要の無いときに、「誇張しないで描く」というスキルが必要になってくると思います。

つまり美大を目指している人にとっては、「誇張するのは危険を伴う」と考えています。

「クロッキーからの発想」河北麻友子、高橋一生(似顔絵)

2018-07-28 20:53:06 | ・俳優、女優
クロッキーをしていて、ふと描きたい表現が浮かびました。


光源を考えない、線で陰影表現した習作。


習作を発展させて描いた、河北麻友子さんの似顔絵。



よく見えた背中だけのトーンをおった習作。


習作を発展させて描いた、高橋一生さんの似顔絵。

考えてから描くのではなくて、描いていくうちに浮かんできた表現で描きました。