出勤するとき、いやだなあと思うときがあります。教師の登校拒否症です。教師なら誰だって一度くらい経験したことがあるはずです。その原因はなんだろうと考えてみると、
まず子どもとの関係がうまくいっていない時です。学級経営が行き詰まっているときとか、教科指導が分からないとき、教室の雰囲気が重苦しいときなど、いさんで出勤できません。
2番目に教師間に軋轢があってうまくいっていない時も、出勤したくありません。教師の世界は狭くて、開かれにくいところがありますから、一度こういう症状に陥ると、なかなか立ち直れません。ずるずると長期欠勤とか休職に追い込まれてしまう教師も少なくありません。事実何人もの教師がこういう状態になったのを知っています。
出勤するとき、一日の仕事の流れをイメージしてみましょう。そして、楽しい情景を思い描いて見る必要があります。この楽しい情景というのが「授業」の場面であれば一番いいことです。「今日○○さんは、どんな発言をするかなあ」とか「○○さんはどんな絵を描くのかなあ」といった情景です。
周りの同僚といろいろな話をするのもいいですね。子どもや授業の話だけでなく、趣味や世間話もいいと思います。もし、悩みなどがあったらできるだけ、一人で背負わないで、気軽に相談するのもいいでしょうね。
教師の精神的な病が増えているこの頃です。気持ちの持ち方だけでも軽減できると思います。