遂に現職最後の1週間が始まりました。
吉祥寺に到着すると、いつものマクドナルドで試験勉強。
次から次へと公的な書類をまとめ、ポストに投函しました。
また多くの古い書類を処分しました。
しかし、コロナ禍での各種申請書類は棄てずにファイルにまとめて保管しました。
夜の技術指導には、いつもより多くの参加がありました。
角田選手ばりのヤスケビッチなど、十字逆のバリエーションを紹介しました。
さほど得意というわけではありませんが、もちろん何十年の間には試合で十字逆を取ったこともあります。
1996年の「全日本組技選手権」は当時「ゴング」等に取り上げてもらいました。
後半の乱取りも最初から盛況。
そして、どんどん人数が増えていきました。
虎ハンターに捧げる網打ち式の原爆固め。
もちろん相手の協力により投げきりました。
さて始まったのは、また駆け込みの帯授与式。
最高学府の卒業生が、このような馬鹿馬鹿しい目に逢うのも良い経験になると思います。
もちろん、ここでも網打ち式。
学生最後の七帝戦を終えた際「太っている意味が無くなった」と忽ち20キロ近く減らしたというボディーを叩きつけました。
紫帯に昇格したのは、もと東京大学柔道部主将の松本選手。
かつて稽古に来た角田選手と記念撮影した時と同じような笑顔を見せてくれました。
あらためて、一生で何度かは理不尽な目に逢うべきです。
そしてパラエストラ吉祥寺だけでなく、この日本を引っ張っていってほしいものです。
さて、火曜日の夜に指導することは生涯最後になります。
それで来てくれた道場生も多く、まだ最終回ではありませんが記念撮影となりました。
儀式が一段落の後は、そんなの関係ねえとばかりに乱取りが再開しました。
そして千裕チャンピオンと隣で指導するのもラスト。
さすが大物の価値観、次はどこで教えるのですか?と聞かれてしまいました。
終業後、いつも通り駅まで走りましたが、ふと感傷的になることもありました。
あと5日で、この歴史は終わります。