黒森で迷走・・・

クロモリの自転車で蝦夷の路をヨロヨロと徘徊するおっちゃんのぼやき・・・

暑さに弱いのよね~(泣)

2013年06月18日 23時29分56秒 | ブルベ
さて、ブルベ人にあるまじき事実を公開
今回初めて2週連続で200km超えを走りました(笑)
そして・・・・・惨敗です

BRM609留萌300で久々の認定をいただき
まあ何とかなるだろう程度で14日(土)に雄武400の
コース偵察に行ってまいりました。
結果から言いますと復路の美深でDNF(280km)。
またもや不甲斐無い結果をさらしてしまいました。
でも他のスタッフの試走日は宿直なので致し方なしです。
コースを初見で感じたい方はこの記事を来月読んでください(笑)

いつものごとく準備の悪い僕は、前日?!0330頃まで夜更かし、
当日の朝もうだうだと準備をして気が付けば既に1400!!
慌てて出発地点「道の駅たきかわ」に向かいます。
が、当然2時間で着くはずもなく1620現地到着。
でも30分間は受付時間内なのでセーフです(笑)
そこからさらに準備に時間を要し出発は1440、
これは出だしから借金生活ですね。
留萌300のダメージと、駆け足のダメージの蓄積された
脚をかばいつつそれなりに急いで進みます。
この日は夕刻でもあり、薄曇りで僕好みの涼しさです♪
順調に走って深川を通りかかると

なんですと!?つい一週間前ではあ~りませんか。
ちょっとドキドキしてきましたよぉ。
でもまあ、薄暗くなってきたちょっとした山道を抜けとりあえずPC1

道の駅ほろかない到着?!いや、PC1は温泉施設ルオントです。
上に上がると温泉施設は改装中。でも営業しています。
中に入り、PCとして買い物に適したものがあるのか確認。
ちゃんと土産物以外にもちょっとした小物あり。
しかも中央のワゴンには一部百円均一物も販売中。
あとはレシートの内容、ちゃんと日付&時刻が記載されています。合格~(上から目線)
いえいえ、本番ではお世話になります。よろしくお願いします。
しかしながら、SPDシューズで歩くと石張り?!の床がカチャカチャと賑やかです。
思わず抜き足差し足忍び足で歩いてしまいました。
ちなみに道の駅ほろかないで食べた風神蕎麦は絶品でした(2年程前)
タイミングの合う方は是非食べてみてください。

さてここでは10分しか貯金を作れず、ちょっと焦りながらのリスタートです。
なにせこれから朱鞠内湖です、そうです、色々な噂のあるあの・・・・w
でも僕は鈍チンなので、普通の人には見えないあの方たちよりも
絶対に勝ち目のない羆さんのほうがよっぽど怖いのです。
既に暗くなり、景色もうろ覚えながら前回の北海道1200トライアルのことを
思い出しながらエッチラホッチラと登ります。
ここでは大したイベントもなく淡々と進みます。
そしてPC2セブンイレブン美深西1条店に到着
買い物を済ませ、ここでの挨拶は主担当さんにお任せしようかとも思いましたが
とりあえず6月29日にイベントで大勢使わせて頂きますと言ってみる。
すると店員さん、
「自転車なの?近頃自転車をその辺に停めて他のお客さんに迷惑かかってるんだよね。
くれぐれも他のお客さんに迷惑にならないようにしてくださいね。」
とのお返事。ちょっとばかりショックでした。
道東のブルベでの挨拶では、どこも一様に歓迎ムードで対応していただいていたので
そうゆう印象を与えてしまっている現実がショックです。
皆様、くれぐれも他者との共存の上でブルベが成り立っていることを
忘れずに、お店や他のお客さん、近隣住民に悪印象を与えないよう
行動を律していただきたいと思います。(ヤバイ、仕事的な言い回しだw)

さて、ここではそこそこの貯金ができてのリスタートです。
ちょっと進んで左折、D49号線に入ります。
ここで行く先の暗さにちょっとひるみました。
手前には若干の明りがありますが、その彼方には
町を思わせる空の明るみが全くありません。
でもまあ前に進むしかないんですが。
1時間ほど進んでふと思いました。
左折してからまだ1台も車と遭ってないんじゃね!?
ここからカウントを始めてみました。
結果、雄武町に下るまですれ違った車3台。
追い越して行った車・・・・・・・・0台でした(爆)
独りで真っ暗な山道を何時間も走ってこれは過去最少です。
所々に民家や作業場、集落もありますが人影はなし。
家に灯りは灯っていても人一人として見かけませんでした。
その代り目にしたのは、鼠、蛇、蛙、狐、狸、ニョロニョロ。
そして辺りで鳴き交わす鵺の声。
鹿は暗い夜道では見かけませんでしたが、雄武町に下る
薄明るくなった辺りから沢山見かけました。
あ、町が近づくと猫もよく見かけるようになります。
そんな中で一番印象に残ったのはあr狸君。
彼は時速30km程で走る僕の右側に突然現れて全力で並走し始めました。
と、その直後!いきなり自転車の前を横切ったのです。
思わず「おいおいおい、こらこら」と絶叫してしまいました。
狸君はそのまま左の叢へと駆け込んで消えました。
あいつに巻き込まれていたら落車して只では済まなかったでしょう。ホッ
山を下ってからも細かなアップダウンが続き空も白んできます。
焦る気持ちと裏腹に、疲労がたまり水分も尽きてきます。
途中一か所だけあった自動販売機、まさかあれ一つとは思わなかったので
補給しそびれてしまいました。
皆さん、仁宇布・トロッコ王国の看板が目印ですよ、往路左側、
キューシート№16の信号のある交差点の所です。
美深~雄武の間にはここにしか自動販売機ないですからね!!
で、やっとこさオホーツク海に辿り着いた時には

ガーン、このブルベのコンセプト「日の出岬で日の出を見よ~!!」ミッション失敗(泣)
とりあえず日の出岬キャンプ場へ向かいます。ここで異常に脚が重くなりました。
何とか辿り着くと何とも変わったモニュメント

出迎えてくれる人もなくwとりあえず自販機でジュースをがぶ飲み。
ポケットに突っこんであったパンをむさぼります。が、喉を通りません(泣)
半分ほど残しバックに突っこみ、ベンチで20分ほど仮眠。
起きると日差しは強く、脚のダメージは全然回復していません。
ヤバいと思いながらも、なにせもう時間にも余裕がなくなってきました。
少しあった貯金も仮眠で消え去りました。
若干の絶望感を感じながら帰路につきます。
山菜取りの車や人影、そして沢山の鹿を見かけます。
旨そうな鹿だなあ、などと思いながら進みますが、どんどん気温が上がります。
そして先週よりも若干キツイ登りを、ダメージたっぷりの脚で登ります。
暑さ対策で体に水をかけたり冷感スプレーをかけたりしますが
焼け石に水です。オマケに当然の事ながら補給の水が厳しくなっていきます。
ギリギリの所で何とか仁宇布の自販機に辿り着きました。
またもやジュースがぶ飲み&補給用に詰め込みます。計算上ではまだPC4には間に合います。
とりあえず先の事はPC4に到着してから考えよう!!
てなわけで先を急ぎます。が、更に気温は上がり体力を奪っていきます。
そして一度軽い脱水症状になった身体は全然復活の兆しを見せません。

1030頃R40に合流しましたが、ここで継続を断念。
目ぼしいアイスが無かったセブンには行かず、手前のセイコマに吸収されます。
軒先でガリガリ君をむさぼりながら滝川への帰り方を算段していると。
目の前に停まった車から降りてきた方が爽やかに会釈してきます。
あら、ここいらには知り合いいないけどなあ。と思いつつ会釈を返す。
「先週の留萌で一緒に走った方ですよね」と声をかけられました。
話によると雄武400の一部下見に来たらしいです。
そしたらブルベベストのオッサンがアイス喰ってるんで声をかけてくださったらしい。
後で知ったのですがこのHさん、既に何度もブルべに参加されているそうだ。
僕は独りで走ることが多いし、遅いのであまり人と絡む余裕がなく存じ上げなかった。
で、現状を話すと美深は交通の接続が悪いので名寄まで車で送ってくれるという。
かなり心を揺さぶられたのだけれども、ブルベは自力での帰還も醍醐味の一つ。
断腸の思いでお断りし、とりあえず腹ごしらえ。するとセイコマのオーナー?
らしき家から出てきた御姐さん(推定80歳)が、「自転車かい!?若さだねえ。
若いから出来るよねえ。」としきりに言うので「いや、それほど若くもないので」
と返すwこの御姐さん、なんでも若い頃はダンプの運転手で全道を走り回っていたらしい。
この後も軽自動車に乗って颯爽と出かけていきました。

話は戻って滝川への戻り方。やはりJRでしょう。
が、美深は1日2本くらいしか目的の電車がない。
しかも輪行用資材もほとんど入手できない。
そこでHさんの情報をいただき名寄へ移動。
途中のちょっとした岡が地獄でした。
内心Hさんの好意を断った自分に呪詛を吐きながら何とか乗り切り名寄に到着。
補強用の漬物袋とガムテープ、ビニールひもを買い、百均でミニバイク用カバーを仕入れる。
以前は単純にゴミ袋輪行したけど、最近は若干厳しいような話も聞いたので
中が見えないようにバイクカバーで覆うと・・・・なんということでしょう
まるで輪行バックに詰め込まれたかのような風情になりました。
そして電車に乗り込むと、次は睡魔との戦いが始まりました。
どこかの誰かさんのように電車で振り子運動はヤバいです。
何とか寝過ごすことなく美深~旭川~江部乙と辿り着き
駅で自転車を組みすぐ近くのスタート地点へ。
そして今に至るというお粗末な試走日記でした。

参加される皆様、楽しんでくださいね~

2年、いや3年振りか?!

2013年06月12日 00時23分19秒 | ブルベ
BRM609留萌300に参加しました。
今年は恒例の帯広200に参加できなかったので
これが今年最初のブルベとなりました。
ちなみに去年の初乗りが帯広200試走でレシート紛失認定なし(泣)
お次は長万部400で気力がなくなり200kmでDNF。
去年の総走行もおよそ400km程度で終了でした。
ボクハホントウニジテンシャノリナノデショウカ・・・
そして今年、職場も職務も変わり気分一新。
と思ったらなかなか自転車生活に入れず
ヤバいと思って通勤で職場一往復したのみ(約25km)で
本番当日を迎えてしまいました(笑うしかない)
しかも丸っきりの準備不足、いつものサドルバックの
アタッチメントが見つからず、苦肉の策で忘年会でゲットした
正平兄いとお揃い?!のキャラダイスのバックで準備。
やっとこさルートをマップルに入力して刷り出し
気が付くとそろそろ出発の時間、ハイ、仮眠なしでスタートですね(笑)
スタート地点で駐車場所を探すも適地なし、駅前の24Hパーキングに
突っ込みます。同じタイミングで他の参加者も到着していました。
準備を済ませまずはスタート地点へと移動。
ここでまさかのミスコース(大笑)
五天山の裏?に行ってしまい、携帯ナビに従って進むと・・・・
とても魅力的な峠を一つ越えてスタート地点にとうちゃこ。
久々の面々とあいさつを交わし同意書にサイン。
今回並々ならぬ決意を持って参加のハルさんも緊張の面持ちでした。
そしてブリーフィング、今回の主担当はK父さん。
サブスタッフとしてyyyさんとOverさん、よろしくお願いします。

僕のブルベのスタンスとして、風は追い風も向かい風も全部俺のモノ!!
というのがありますが、なにせ札幌市内は不慣れなもので、
風除けにならない距離をとりつつ金魚のフン作戦で市内を抜けます。

こんな風景を横目に見ながら、市街地を抜けたあたりでいい具合に集団からチギレます(笑)

その後石狩、厚田等々の丘陵地帯を抜けて77km地点のPC1・セイコマ浜益店にとうちゃこ@0934
暑くなる予報でしたが、僕には都合のいい涼しい気候です
まだ時間も早いので、バナナとアイス最中、補給用ドリンクと充実野菜を一気飲みしてリスタート。
こんな迫力の雄冬海岸を抜け

してないけど

その後、たいした向かい風もなく日本海沿岸を北上、なまら平穏に138km・PC2ローソン留萌駅前店にとうちゃこ@1317
蕎麦とつくねを食しリスタート。ほどなくして「どうしましょう」チームがラーメン屋に吸収されているのを目撃w
ちょっと警戒していた碧水までの登坂も大したことなく、ホッと一安心。
しかしここで異変を感じます。走りこんでいないのに何故か脚が回る。登りが軽い。
これは当社比なので、相対しちゃうと遅いんですが、これは嬉しい誤算です。
と思ったらかなりの追い風でした(爆)
そんなこんなで176km・PC3セイコマ碧水店にとうちゃこ@1513
ここいらから胃の調子が悪くなり、なんとなく水分補給が気持ち悪い。
水分取りすぎだったのかな。でも脱水症状はカンベンなので構わず飲み続けました。
この後風向きが悪くなり向かい風が強くなります。が、この風は気持ちいいいいいいいいい
上り坂はテンション下がりますが、向かい風は何故かテンションが上がります(笑)
しかし、ここからPC4までの登りの長さ、しつこさがかなりのダメージになりました。
それでもいつもなら一桁の速度になってしまいそうなところも二桁キープ。
脚が回るのは追い風のおかげばかりではなかったようです。
なんとかしつこい登りを乗り越えてyyyさんの待つPC4・223kmにとうちゃこ@時間忘れた。
ぶよに囲まれてもyyyさんはにこやかに出迎えてくださいました。
後にハルさんのブログでの名言
「出迎えてくれるスタッフの笑顔はパワーバーより効く」
まったく同感です。そして僕もそんなスタッフになりたい!!
いつも、なんか事務的になってしまうんですよね、職業病?!
ここで配給のバナナと、PC1で仕入れてずっと重しになっていたバナナの二本喰い(笑)
そして水をいただきリスタート。
初青山ダムを眺めつつ、殆ど車の通らない道をひたすら漕ぐ!!
そして順調に266km・PC5・セブン当別栄町店にとうちゃこ@2014
ここで眠気覚ましの定番、あたりめをあたりめえのように購入し、颯爽とリスタート。
と、休憩中の「どうしましょう」チームから「おいおいおい」の声掛け。
コース研究が間に合わず、コースを勘違いして覚えていたようです。
チーム「どうしましょう」の皆様、ありがとうございました。
しかし、これはこれから始まる地獄絵図の序章でしかなかったのです。
一つひとつの指定された交差点を通過する度に自転車を止め、Qシートでルート確認。
電車の高架下辺りまではそこそこスムーズに進みました。
そこからふいにルートを見失い、琴似、発寒界隈を徘徊。
携帯ナビでルートに復帰しようとしても、どうしても示されたルートが納得できない。
この時点で既に脳みそがやられちゃってます。
たっぷり1時間ほど迷った挙句、やっとこさルートに復帰。
正直迷っている最中は、これでまたDNFになったらどうしようかと泣きたい気分でした。
そしてゴール近くで何人かの走者(ゴール後)とすれ違い(笑)
なんとかゴールに辿り着くと、スタッフの御三方が待っていてくれました。
PC5からゴールまでの所要時間を見て笑われてしまいました。
それでもなんとか久々の完走、認定をいただけました。
はい、これで御終い、チャンチャンとはいかず、今度は車を停めた駐車場をロスト。
同じ道を行ったり来たり、歩道にへたりこんで携帯で検索している間に通りかかった
青年に事情を話すと、もっと下って駅の近くですよ。と親切に教えてくれました。
深夜に変なオッサンに話しかけられて怖かっただろうに(笑)
這う這うの体で駐車場に辿り着き、日付も変わってしまったので一日料金より
多く取られる覚悟をしてましたが、一日料金の千円で済みました。
やれやれと思いながら、途中眠気覚ましにアイスや炭酸飲料でしのぎながら
2時過ぎに自宅に到着、運転席でホッと目を閉じ・・・・・・・
次に目を開けた時には朝の五時でした。
新聞配達の人に寝顔を見られたかと心配しましたが、偶然にも休刊日でした。
そのままシャワーを浴び、支度して仕事へ・・・
月曜日の業務をこなし、自宅に帰り、ソファーに座ってふと目を閉じる・・・・・
次に目を開けた時には、やはり朝の五時でした(笑)
う~ん、思いのほかダメージが深かったようで。
こいつが今回の相棒です。いつもと一緒です