先日行われた中間テストの結果が返されてきているころだと思いますが、さて、皆さん結果はどうでしたか?
今回は、先日、ある生徒さんとテスト結果について話していたときのエピソード紹介したいと思います。ちょっとの間、お付き合い下さい。
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その生徒さんは、テストに向けて一生懸命頑張っていました。ところが、ちょっとしたミスが重なってしまい、自分の思うような点数が残念ながら取れず、とても悔しがっていました。涙こそ流さなかったものの、目はうっすらと涙ぐんでいたように思います。まさに悔し涙という感じでした。
私も、その生徒さんが一生懸命頑張っていることを知っていましたので、その悔しさをぶつけられたとき、こちらもなぜか悔しくて、なかなか言葉をかけてあげることができませんでした。
以前、こんな言葉を聞いたことがあります。
『ミスをして、どうだ、悔しいだろう。それはお前がそれだけ一生懸命やった証拠なんだ。 本当に一生懸命やった人間は、たとえ1つのミスでも悔しがる。そして、その気持ちがあるから、次はミスをしなくなるんだ。
だがな、一生懸命やってないやつには、その感覚はない。ちょっとしたミスだからといって軽く受け流してしまう。そして同じミスをする。
なぁ、同じ努力をするならミスを悔しがれるほどの人間になれ。そうなるまで一生懸命にやってみろ!』
いつ・どこで聞いたのかも定かではなく、また誰が言っていたのかも定かではないため、細かいニュアンスは違っているところもあるかもしれませんが、不思議とこの言葉は耳の奥に残っていました。
今回、この生徒さんは、まさにこの言葉のとおりの努力をしたのでしょう。ゆえにきっと悔しい思いも人一倍強かったのでしょう。この気持ちは、きっとこの生徒さんをこれから大きく成長させてくれるものと思います。
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皆さんも今回のテストでケアレスミスをしてしまったところがあると思います。それを見たとき、どう思いましたか?「悔しい」と思えていなかったとしたら、それはまだまだ何かかが足りないのかも知れませんね。