幸彩学習塾 オフィシャルブログ

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バランス感覚のある学校を目指す ~古河三高を訪ねて

2016年11月29日 23時07分28秒 | 受験・学校
ちょっと前のことになりますが、去る11/9に古河三高の学校説明会に参加してきました。

公立高校で塾対象の説明会を行ったのは、今年はこの古河三高だけです。また、当塾では今年8月に、バスで生徒・保護者の皆様を連れて学校訪問をさせていただきました。それゆえかどうかは分かりませんが、今年の当塾の進路希望調査では、複数の生徒さんが進学を希望しており、広く一般に向けてもしっかりと説明会を開くことの大切さを教えてくれる、そんな学校でもあるなと思います。



今回の説明会の中で一番感じたのは、古河三高は公立高校ではありますが、私立高校の良さをあわせもつ高校だということです。私立高校の良さはバランス感覚がいいことです。

公立高校では部活は顧問の先生に任せっぱなしになってしまい、夜遅くまでの練習に朝早くからの練習で、授業中に睡眠をとることになってしまうなどという、本末転倒な話を聞いたことがあります。

また、あまりにも課題が多すぎて寝る時間もない、という話を聞いたこともあります。それぞれの先生が良かれと思って出す課題ですが、教科間で調整をされていないと莫大な量になってしまい、それこそ寝る間も惜しんでやらないと終わらないという事態になってしまいます。
(もちろん全ての公立・私立がそうではないと思いますが…)

公立高校ではそういった意味で統率が取れておらず、生徒が疲弊してしまうという話を実際に聞いたことがあります。その点、私立高校では朝錬の禁止やノー部活デーの設定などをして、学習時間を確保できるようにしたり、教科間で課題の調整などをしたりして、少ないわけではないのですが、ある程度はやりこなせる課題量になっていると聞いたことがあります。

このあたりのバランス感覚が公立高校の課題なのですが、それを福島校長先生にぶつけてみたところ、
・部活の時間については、いま顧問同士で話し合わせており、最終時刻をきちんと設定する方向で調整している。
・課題量については、古河三高生の弱点教科(英語だそうです)を中心にすえ、他教科とのバランスを取るようにしている。
とのことで、校長先生がきちんとリーダーシップを取ってバランスをしっかりと取ろうとしている、このあたりが他の公立高校にはない良さだなと感じました。

学習においてもその他においても、大切なのはメリハリのつけ方です。古河三高は他の公立高校と比べても、そのバランス感覚が良いなと思いました。



一時期はかなり落ち込んだ合格実績もかなり回復してきており、在校生は240人であるにもかかわらず、毎年国公立大学を60人、私立大学延べ500人を輩出するようになってきました。この数字は、埼玉の同レベルの公立高校ではなかなか考えられないことだと思います。
それゆえに在校生の皆さんの勉強は大変だと思いますが、そのありがたさはきっと卒業をしてから気づくことになるのではないかなと思います。

そして、その合格実績がだんだんと埼玉県にも知られるようになってきて、5~6年前まではほぼゼロだった埼玉からの進学者が、今年は埼玉県内の中学校からは、10の中学校から延べ16名が進学するところまでになってきました。

当塾からも今年はもしかしたら複数の生徒が受験をするかもしれません。だんだんとその良さが広がりつつある古河三高。これからの更なる飛躍に期待していきたいと思います。

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