当塾では先々週から三者面談を実施しています。
その中で生徒の皆さんに「この1年どうだった?」と聞くようにしています。
いろいろな返事か返ってきますが、新2年生の皆さんに共通して多いのが、
「中学校の勉強やテストは、小学校と違って大変だった」
というものです。
小学校から中学校、そして高校・大学と
学ぶところが通えば、その内容も変わっていく、それはごくごく自然なことです。
その中でも、初めての大きな環境の変化が、小学校から中学校への進学なのではないかなと思います。
「どんな点が一番大きかった?」と続けて質問すると、
部活や生活面での変化をあげる人も多くいますが、その中でも、
「定期テストが大変だった」
という答えが多く返ってくるのが印象的でした。
人は成長の中で求められるものが変わってきます。
子どものときと大人のときで、求められるものは当然変わってきますが、
それは、小学生から中学生への進学でも同じです。
基本的な「学力」というカテゴリーに変化はないものの、
その中身は、小学校と中学校では違ってくるように思います。
その象徴が定期テストですね。
単元ごとにマメにテストがあった小学校時代と、
数ヶ月に一度、大きなテストがある中学校時代では、
求められるものはやはり違ってきます。
うまく表現できているかわかりませんが、
例えば、
●瞬間的な記憶ではなく、長期に定着させる
●理解するだけでなく、活用する
●解き方を覚えるだけでなく、それらを組み合わせる
ということが必要になってくると思います。
もちろん、こういった要素が小学校からもあるとは思いますが、
これらの要素がさらに進化・深化してくるのが中学校での勉強といえるのではないでしょうか。
新中1生になる当塾の生徒さんたちは、
このあたりをいま、塾での授業を通して体感し始めているように思います。
1つの答えを出すのに、10分ぐらい考えるなど、
小学校のときにはあまりない経験に、疲れた表情を見せている生徒さんもいますが、
「これが中学校の勉強なんだよ」
というと、なんだか表情が引き締まっていくのを感じます。
今日から年度も改まり、新年度も本格的に始動し始めます。
新たな環境での学びは、驚きと発見の連続だと思います。
みなさんがそれぞれの場で、大いに学んでくれることを期待しています!
※この記事中の写真は全てイメージです。