去る5月16日に放送された「ドラゴン桜・2」
その中で、「数の暗黙知」について描かれている場面がありました。
ドラマの中では、自転車に乗ることに例えてこの暗黙知という言葉を説明していましたが、
実は私もまったく同じ例えで生徒さんに話していたので、とてもびっくりしました。
実際に塾で生徒さんに自転車の例え話で話すときには、暗黙知という言葉は使いません。
その代わりに話すのが「復習をすることの大切さ」
これについて話をするときに、このたとえを使っています。
自転車に乗るときに、いまさら右足でこいで、左足でこいで、なんて考えないでしょ。それと同じ。意識しないでもできるように、無意識でできるように、そうなるまで復習をして欲しいよね。
そんなふうに話をしていたと思います。
「これからは詰込みよりも、考える力、思考力が大切」
そんな声も聞こえてくる時代になりました。
それはそれで間違いではないと思いますが、思考をするには、やはり前提となる知識が必要です。
知識があればあるほど、思考の範囲も広げることができます。
いろんな視点から物事を見ることができるようにもなります。
そして、何より思考に時間を割くためにも、
思考に必要な前提知識は、パッと出てくるというレベルにまでしていく必要があるのかなとも思います。
自転車も初めて乗るときは、転んだりぶつかったり、泣いてしまったりと、いろんなハプニングが起こります。
でも一度コツをつかみ乗れるようにならば、それからは上達は早かったはずです。
そして今、自転車に乗ること自体はもう無意識ですよね。
そしてこれと同じことが学習にも言えると思います。
最初のコツをつかむまでは、きっと大変だと思います。
でもコツをつかんでしまえば、そのあとの上達はきっと早いはずです。
だからこそ、塾としては皆さんには復習的宿題を出していこうと思います。
自転車に乗るように計算もできる、単語もかける、漢字もかける、
そうなるまでしっかり勉強しましょうね。
みんな、ちゃんとついてきてくださいね!
もちろん、精一杯応援しますよ!