幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

問題を読まない子どもたち

2022年05月30日 12時06分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
ケアレスミス。
日々の学習においてもテストにおいても、これは本当に永遠のテーマ。
これがあったばかりに、
目標に届かなかった、満点を逃した、合格を逃した…などなど、
ときにみなさん自身の進路さえ変えてしまうようなこともある永遠かつ大きなテーマだと思います。

もちろん、したくてしている人なんていないと思います。
誰もが完璧にしたい、そう思いながら問題を解いていると思いますが、それでもなかなか完璧にやりきるのは難しいものですね。





ケアレスミスにはいろんな原因がありますが、
塾の先生を30年続けてきた私から見ると、最近増えてきたなあと思う理由が1つあります。

それは「問題文を最後まで読んでいない」というものです。
読みミスではなく、「最後まで読んでいない」です。

これはあくまで私の感想で、根拠になるデーターの類はないのですが、なんとなくそんな気がしています。

早とちりが増えた?
最後まで読み切れる集中力がない?
視野が狭く、見えている範囲が狭い?
そんなふうに感じることが増えて来ました。

ここから先は本当に推測なのですが、、、
それはスマホの普及と関連があるようにも思えます。

小さい画面を見続ければよく、視野の移動をしなくて良くなったので、全体を俯瞰して見ることができなくなっていることや、
ゲームなど、速いレスポンスを求められるものが増えて、長い問題などを最後まで読まずに解きはじめてミスをするなど、
昔からないわけではないのですが、最近富に増えてきている傾向のものもあると思います。





もちろん、本当に推測の域なので信憑性は定かではありませんが、
現場で見ている限り、これらが一員になっている可能性は高いかなとも思います。

読書のように視線を動かさなくても、画面をスクロールすれば読めてしまうスマホは、視線の移動が少なくなります。
それ故に、視線の移動をして全体をサッと俯瞰して読まなくてはならない紙に書かれた問題文では、
最後まで問題文が見えないまま、見えている範囲で解き始めてしまうということが多くなってきたように思います。

私は「あ、これは最後まで読んでないことが原因だな」と思ったときは、「まずはもう一回読んでみよう」から始めるようにしています。
そうすることで、注意深く読む習慣をつけて行けば、自ずと気づくようにもなっていくのではないかなと思います。




スマホが登場してから、良くも悪くも学習に関しては影響が大きくなってきたように感じますが、皆さんはどうお考えになりますか?

※この記事内の写真は、全てイメージです。




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