幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

保護者会を開催しました!その②

2018年11月24日 10時40分27秒 | 幸彩学習塾の取り組み
先日の「保護者会を開催しました!その①」の続きです。

関根先生にお聞きした話で印象に残ったお話しの2つ目に、

・子供の自立を妨げているのは、親をはじめとする大人

という言葉です。

私自身は家族には子供はいませんが、生徒さんを教えているとときどき頭をよぎるフレーズではあります。

教育の世界にも、「教えすぎはいけない」という考え方があります。
手取り足取り教えてしまうと、「分からない」と言えさえすれば教えてもらえるものだと思い、自分で考えることをやめてしまうようになるといいます。

たくさんのことを教えれば、「しっかりと教えたぞ」と教える側の満足度は高くなります。
たくさんのことを教われば、「たくさんのことを教えてもらったぞ」と教わる側の満足度も高まります。
しかし、ここには大きな落とし穴があるということです。



「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」という言葉もありますが、その通りだと思います。
分からないといえば教えてもらえるという関係は、一見はいいように見えますが、教わる側の自分で考えようとする意志を奪っていることにもなります。
私たち教える側は、必要なことを教えつつも、しっかりと自分で考えてもらい、最後は自分で立って歩むだけの力をつけてあげなくてはならない、そんなふうにも思います。

愛情が深ければ深いほど、相手の困った顔を見たくないと思うものだと思います。
アドバイスという形でレールを引いてしまったり、ある範囲に閉じ込めることで、大人の側が満足してしまったり、そんなことがあるようにも思います。
良かれと思ってやっていることではありますが、そうすることで、本来は知ることのできた外の世界や自由な思考を奪うことにもなる、そんなこともあり得るのではないかなと思います。



そうして育ってしまうと、自分の意志で選択したり、新しい世界へ飛び込むことを恐れるようになり、結果として“自立”を妨げてしまうことになると思います。

関根先生の言葉は、きっとそれぞれの保護者の皆様に、それぞれの立場で響いたのではないかなと思います。私は勉強を教えるという立場で聞きましたが、私の心の中にもとても響くお話しでした。

関根先生は常に生徒さんの自立、そしてホンモノにこだわって物事を考えていらっしゃる方だと思います。私はこれからは“個性とホンモノが求められる時代”だと個人的には思っているので、関根先生のお話しは、とても共感できるものがありました。



今回の保護者会が、これから中学生・高校生の成長を見守る保護者の皆様の参考になれば幸いです。

そして、ご講演を快くお引き受けいただいた関根先生に心から感謝申し上げます。
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