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視野を広げていくこと

この時期になると、志望校選びが本格化してきます。
サッと決まる生徒さんもいますが、なかなかどこに使用か迷うという生徒さんも多いと思います。

「どこへ行くかで人生が決まる」

なんて言われると余計迷ってしまうと思います。でも、高校3年間とはそれくらい大切な時期でもあります。人との出会い、部活での活動、学習の内容、そういったもの1つ1つが一番濃い時期が高校生の3年間ともいえると思います。

また、別な角度から見れば、高校進学とは「高い買い物」であるとも言えます。
公立高校へ行っても100万円近い費用が掛かりますし、私立高校へ行けば300万円ちかい費用が掛かります。

住宅の購入と同じで、「いやになったから買い替える」と簡単にできるものでもありません。それゆえに「大きな買い物」であると同時に、「そう簡単に買い換えられない買い物」であるとも言えます。

昔、こんな言葉を聞いたことがあります。

「迷うとは、その中に答えがないからだ」


なるほどなあ、と思いました。
もし、自分の考えにピタッと来るものがあれば、それは迷うことなく決まるはずです。
でも、迷ってしまうということは、もしかしたらその中に答えがなく「別の道」があるということを示しているのかもしれない、そう考えることもできるわけです。

今、どの高校に行くかで迷っていたら、大きな買い物でもあるわけですから、いったん深呼吸をしてみましょう。そして、視野を広げて、範囲を広げて、もう少し多くの高校を見てみるのもよいのではないかと思います。そうしたら、意外なところから、皆さんに合った高校が見つかるかもしれませんよ。

入試ファーストなどの進学相談会は、そういった高校との出会いの場だと考えています。
いろんな高校を見てまわり「あ、こんな高校もあったんだ!」と気づくことで、もしかしたら、自分にぴったりの高校が見つかるかもしれません。

そして何より、そうやっていろんな高校を見ていく中で

「自分が本当にしたいことは何なのか」

が見えてくると私は思います。

いろんな高校を見て、いろんな高校の先生の話を聞くと、それだけ迷いが増えてくるのも事実です。でも、そうやって迷うこと自体が、実は「自分で自分を発見するため」には必要なことだと思います。

決められた狭い範囲でしか生きられないなっていやでしょ?
迷うとは、その決められた狭い範囲からの脱出なのかもしれませんよ。

まだ志望校を決めるまでに時間があります。
さあ、いろんな高校を見に行きましょう。
いろんな高校を見て、いろんな話を聞いてきましょう。
そうすることで自分自身がどんな人なのかも見えてくると思います。

一度決めたら迷わないことは大切です。
でもそれまでには迷うことが大切。
迷いのない人生なんて、逆につまらないと思いませんか?

選択肢がたくさんある高校選び、
自分が3年間過ごすにふさわしい高校を見つけていきましょう!
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