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東部私学の集い2018へ行ってきました②

去る4/29に行われた東部私学の集いに行ってまいりました。
このことについては、前回の記事にも記しましたが、今回はこの東部私学の集いに行ったもう1つの理由について書いていこうと思います。

東部私学の集いは毎年この地区の新年度初めの合同相談会として定着をしています。会場では個別相談と合わせてミニ説明会が行われるのですが、ここでご講演をされるのは各高校の校長先生自身がプレゼンターを務めることが多くあります。新年度になってから初めての説明会で、各高校の校長先生が今年度どんな方針で学校を運営していかれる予定なのか、それをお聞きする場としても活用させていただいています。

また会場内では個別に各高校の校長先生や入試担当の先生方ともお話をさせていただくことも多く、説明では聞けなかった細かいところや、より突っ込んだお話を聞かせていただくこともできます。この仕事をはじめて20年近くたちますが、その間に各高校の校長先生をはじめ、多くの先生方とお話ができるようになったのは、とても光栄なことと思います。

今回もたくさんの先生方とお話をさせていただきましたが、その中で特に印象に残った2つのお話を紹介させていただきたいと思います。今回は、その第1弾です。



会場についてすぐにお話をさせていただいたのは、開智未来高校の関根・前校長先生と加藤・新校長先生でした。関根先生は今春で校長職を退かれましたが、教育顧問として学校運営にも携わっているとのことでした。

その関根先生がお話しされていたのが「ICTが当たり前になる環境を作りたい」とのことでした。
今現在、ICTへの取り組みというと、各高校の特徴として宣伝にも使われていますが、それが学校の特徴ではなく「当たり前になる環境を作っていきたい」という抱負を述べられていました。最先端の教育を模索されてきた関根先生らしい発想だなあと思いながらお聞きしていました。

これから生徒さんが大人になって巣立っていく社会では、ICTは当たり前の、標準的な装備になっていくと思います。しかし学校現場はどうしてもまだそこから遅れがちな気もします。ICTをつかった教育は広がりつつありますが、新しいものに取り組むには難しいことも多く、学校現場では普及はまだまだといったところかなとも思います。そういった環境を変え、これからの子供たちの学習やビジネスツールとしてのICTを当たり前にしていくという方針を掲げられたところに、大いに共感をしました。また、そういった方針を持たれた学校はまだないように思います。

くしくも加藤校長先生は情報教育で文部科学大臣表彰を受けられたこの分野の第一人者です。前校長が青写真を描き、新校長がそれを実行に移していく、そんな様子が思い浮かびました。

そんな関根先生の想いを聞きながら、時代の先を見据えた関根先生の言葉がとても印象に残りました。今の自分の時代だけでなく、子供たちの未来を本当に考えてくださっている先生がいるということに、とても胸が熱くなりました。



今の中学生の皆さんが大人になるころには、今の世界とは全然違う世界が広がっていると思います。そんなときにどんなスキルを身につけて時代を生きていくのか、それが問われるこれからの時代に、開智未来高校が本格的に取り組んでいいることを知った一日になりました。
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