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美しいことば

 昨日は7月7日、七夕でした。織姫と彦星は無事に会えたのでしょうか?

 005 その七夕ということばを聞いて思い出したのが、七夕を含めて、日本にはいろいろな季節をあらわすことばが古来からたくさんあるなぁということです。例えば夏だけでも初夏・仲夏・盛夏・晩夏など、いろいろな夏があります。日本人は元来、こういった季節の移り変わりなどにはとても敏感だったのかもしれません。

 先日、新聞である歌手の新曲の名前が目に留まりました。タイトルが「春隣」(はるどなり)というんだそうです。このことばは歳時記にも載っていて、俳句では季語としても使われるそうです。なんとなくこの言葉のイメージが頭の中によぎっていって、とても素敵な言葉だなぁと思いました。

031  こういう言葉はきっと季節感覚に敏感な日本人だからこそ生まれたものなのかも知れません。もちろん外国にも美しい言葉はたくさんあるのだと思いますが、季節に関する言葉が歳時記というような1冊の本になる、そんな国はほかにないかもしれません。

 いつだったか、たぶん金八先生のセリフだったと思いますが「美しい言葉を話すひとは心も美しくなる」、そんなセリフを聞いた気がします。日本人が昔から大切にしてきた季節感覚と美しい言葉、いま大切に見直す時かも知れない、そう思う今日この頃です。

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