
(静岡県熱海市)
高度成長期に最盛期を迎えた熱海は、その後右肩下がりに衰退し、多くの昭和遺物を残した。前回訪れたときに残っていた東海岸町の熱海グランドホテル建物も取り壊され、隣接するホテルニュー大和跡地と共に、開発業者ゼファーによる北棟20階、南棟21階450室のホテルが計画された。然し平成20年、同社の民事再生により開発業者が破綻し計画が頓挫した。更に隣のつるやホテルがあったところは 、平成21年に10階建メディカルコンプレックス併設複合商業施設「suUhaa(スーハー)熱海」(後にaune(あうね)熱海に変更)が建てられたが、開発業者であるジョイント・コーポレーションが民事再生を申請し、事業が頓挫、建物が未開業のまま放置されている。また、和田浜地区では、バブル崩壊と共に閉館した松濤館や、老朽化した建物にシートが覆われ、更なる哀愁を漂わせている海浜ホテル等がある。
松濤本館跡
遊廓のあった渚町
ニューフジヤホテル寮
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