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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

駒留八幡神社と常盤塚

2020-09-19 00:00:00 | かみのやしろ
(東京都世田谷区上馬)
 旧馬引沢村の鎮守であったこの神社は、社伝によると徳治三年(1308)領主北条成願が八幡神(誉田別尊)の「馬が止まった場所に祀れ:駒留」という告夢により創建したとされる。また、一説には世田谷城主吉良頼康の側室常盤が、頼康の他の側室から不義の密告をされ、悲しんだ常盤は白鷺の脚に潔白をしたためた遺書を結び常盤の両親が守る奥沢城へ向け放った。その白鷺を捕まえた頼康は急ぎ常盤のもとに向かったが、常盤は身重の状態で自害していた。頼康は腹の子を若宮八幡として、常盤を弁天として祀り、自害した場所に塚を築いたとされる。その後、白鷺を捕まえた場所からは、白鷺が羽を広げたような花びらの鷺草が咲き始めたという。










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