flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

榎稲荷

2020-03-21 00:00:00 | かみのやしろ
(お萬榎 東京都渋谷区千駄ヶ谷)
 かつてこの地には榎が生え、榎坂と呼ばれた。榎の幹は二股に分かれ、付け根が女陰の形をしていたため、婦人病を持つ者に信仰されていた。ある日四谷の大工がその女陰を加工した。間もなくして大工の妻が婦人病に罹ったため、大工は祠を建て稲荷として祀ったところ、妻の病気は治ったという。その後、榎は枯死し、祠も空襲により焼失したため、現在のような祀られ方となった。




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