flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

備後福山

2007-08-25 00:00:24 | 街道・宿場町

(広島県福山市)
 墓参に向かう途中、福山経由の道程を選んだ。
今春に墓参した際も同じ経路で訪れたが、通り過ぎるだけで、そのまましまなみ海道を通ったが、今回はこの地で宿泊することとした。私は通常、岡山、香川まわりで愛媛今治入りするが、今治は高縄半島の突き出た部分にあり、対岸が近い福山、尾道、三原からの往来が多いという。
 三階建て高架駅の耐震工事中である福山駅を降りると、南口は中心市街地、北口はすぐ前に福山城がある。人口は46万人を要す、広島県東部の中心地であるが、広島県といえども旧備後国であり、距離的にも近い岡山文化の方が濃い。街道は、神辺で西国街道に接続する、出雲街道や尾道街道がある。
 市街地を散策した後、福山城に向かう。
続いて中世民衆の町、草戸千軒町遺跡を詳しく紹介した、広島県立歴史博物館を観覧した。
更に、北吉津町松廼尾山に鎮座する、福山八幡宮に向かった。福山城築城までは、城のある常興寺山(蝙蝠山)に鎮座したとされ、二組の社殿を持つ、別表神社である。そして八幡宮の東方、平安時代に牛頭天王社として勧請され、後に秋州津神社と改称し、福山城の丑寅の方角にあたることから、艮神社と呼ばれるようになったという、うしとら神社等、城下町故に、集中した場所に神社仏閣が多い。空襲を受けているため、中心部は古い建物は少ないが、落ち着いた風情を見せる本町界隈を歩き、旧城地であった天守の見える宿に向かって、この日の日程を終了した。
       

(関連記事:福山城 伏見城 福山平成二十一年 芦田川  仙酔島 百貫島 鞆の浦 山中鹿助首塚 ささやき橋 鞆城 まなびの館ローズコム 伏見櫓 福山平成二十五年 福山城平成二十五年 草戸千軒

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする