flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

上諏訪

2006-09-22 00:00:51 | 街道・宿場町
(長野県諏訪市 2002年9月22日)
 午前9時塩尻に到着。気温19℃
まるで欧州の気候のように至るところ灰色に覆われている。
中央東線に乗り上諏訪に到着。ここは伊那谷を下る飯田線列車の発着場でもある。
本日の当初の予定は、ここから車山方面に向かう予定であったが、天候が優れないこと、明日以降に疲れを持ち越さないことなどから、市街地を散策することとした。
諏訪湖と諏訪大社と温泉のまち上諏訪は、中山道下諏訪宿から分かれる甲州街道最初の宿場町でもある。
 先ずローカルデパート丸光百貨店の最上階にある温泉に入浴。
そして私の習性でもある水辺へ。
靄越しに見る諏訪湖は、また違った雰囲気を醸し出していた。
間欠泉の放出待ち合わせで一休みし、各ミュージアムへ。
一番盛況であったのがアール・ヌーヴォーを得意とする北澤美術館。隣接するセイコーエプソンの服部美術館は前者と比較し静寂を呈していたが、それは品格からくるものであろうか。
次に美術館かと思い入館したところが、片倉館という温泉施設。
昭和3年(1928)に完成した森山松之助設計による洋風建築は、流行に取り残されることなく人々が多く訪れるところでもある。
片倉館と同じく、シルクエンペラーと呼ばれた片倉製糸社長、片倉兼太郎が開設した諏訪市美術館(旧考古館)も観覧。こちらは、和風鉄筋造りの元祖といった建物であった。
  
(関連記事:下諏訪 岡谷 高島城
コメント
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