手話通訳者のブログ

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手話通訳者の独り言/だから私は嫌われる

2016-10-03 08:43:15 | 手話
昨年末、地元ろう協が派遣者に対して、
「手話通訳者派遣事業実施要綱を公開して欲しい」
と要望したが、派遣者に断られた。
その後、ろう協がおとなしくしているのをいいことに、派遣者は忘れたふりをしている。

ろう協も情けないが、手話通訳者が黙っていていいのか?

手話通訳者研修の後、問題提起した。

要綱は公開して当然ではないか?
<シーン・・・>
白けた雰囲気。

「たいしさん、それは今、ろう協が交渉してますよ」
わしら手話通訳者は黙っとってええんか?
「あのねえ、たいしさん、組織で動いているんです。ろう協がやってるんだから、任せておけばいいでしょ」
手話通訳者は傍観してるだけなんかい!?
「そりゃ、ろう協から協力を要請されたら、手伝いますよ。なに熱くなってんですか(笑)」
へー、そうかい。もうええわ。


翌日の昼休み、役場に乗り込んで、担当課の職員を呼び出した。

手話通訳者派遣要綱、公開したらんかい!
「それは今、ろう協と交渉中です」
なんで公開できんのや!
「守秘義務があるからです」
あのなあ、守秘義務の意味、わかっとんのか?手話通訳者派遣に関して明文化されたルールは要綱だけやないか。
公開するのが当然や。事実、公開している地域もあるで。
「・・・・・」
公開して困ることでもあるんかい?
「あの・・・ええと・・・今、あいにく上司が外出しておりまして、お答えいたしかねます」
わかった。そんなら、あんた個人の考えを聞かせてくれ。
「えっ・・・私の意見、ということですか?」
そう。
(小さな声で)「個人的には、公開していいと思っています」
そうか。わかった。ありがとう。時間とらせてすまんかった。


わざわざ役場まで出向いて、何かの成果があったのか、と言えば、何もない。
はっきり言って、迷惑をかけただけや。
もし、これが他の手話通訳者たちやろう協に知られたら、
「自分勝手な単独行動」
「やはり、たいしはルールを守らない」
などと、批判を受けることは間違いない。


嫌われて当然だということは自覚している。

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