手話通訳者のブログ

田舎の登録手話通訳者のブログです。

提案

2016-07-21 08:44:45 | 手話
俺は地元では変人手話通訳者と言われている。
変人と言われる理由はたくさんある(笑)

聴覚障害者と言ってもいろいろ。
先天的に聞こえない人と、病気などで聴力を失った人ではニーズが違う。
後者の場合、手話に馴染めない方も多い。
こういう方と知り合うと、
「へえ、たいしさん、手話通訳者なんですか。僕は要約筆記者のお世話にはなるけど、手話通訳者とは縁がないですねえ・・・」
なんて言われる。
こういう時、
「今度、病院行く時、俺を指名して手話通訳者派遣申込してくれへん?」
ともちかける。
相手は不思議そうな顔をする。
そりゃそうだ。
悪い言い方をすれば、これは「手話の押し売り」みたいなものだから。

俺は元要約筆記者。
だから、要約筆記の必要性は理解している。
一方、手話通訳者として、手話通訳の可能性については常に考えている。

「手話が苦手だ」とおっしゃる聴覚障害者に提案したい。
特に、持病があって、定期的に通院している方。
いつも、同じ手話通訳者に来てもらうようにすると、回数を重ねるごとに、この通訳者とのコミュニケーションはスムーズになっていく。
そして、いつの間にか、手話でのコミュニケーション力がついてくるのだ。